マンションの競売物件ってどう?!
個人の方でも、競売で、不動産を取得するケースもあります。
ただ、安く購入できる可能性はあるものの、通常の売買と比べると、
ハードルが高い
と言えます。
そのハードルとは、
手間とコスト面
です。
順にみていきましょう。
占有者の立ち退き
競売物件には、もともとの所有者がそのまま居住している場合が、多いです。
というのも、住宅ローンの未払いで競売にいたる物件が多いからです。
その場合、競売物件を落札した購入者(新らしい所有者)が、
その占有者と立ち退き交渉
を行うことになります。
その場合、実情は、引っ越し代などをお渡しするなどして、立ち退いてもらうことになります。
もっとも、法的には、
強制執行
するという選択肢もありますが、それはそれで、経費が発生します。
ちなみに、過去には、
競売物件の立ち退き絡みで、陰惨な事件
もありました。
※練馬一家5人殺害事件
現在は、上記にも記載したように、強制執行ができるようになっていますが、経費面や手間を考えると、できるだけ穏便に進めたほうが良いと言えます。
いすれにしても、手間をコストはかかります。
マンション場合の管理費、修繕積立金の滞納
マンションの競売物件の場合、
管理費、修繕積立金の滞納
がかなりの金額になっている場合が、見受けられます。
その物件を競売で落とした後は、新しい所有者は、
その管理費、修繕積立金の滞納の支払い義務
が発生します。
ですので、そのことも踏まえて、
売却基準価額が低い金額で設定
されている場合もあります。
売却基準価額が極端に低い金額の場合は、必ず、その物件の滞納額をチェックしましょう。
滞納期間が長いと、金額もかなりの数字になります。
いずれにしても、安い価格で購入できたとしても、管理費、修繕積立金の滞納があれば、その支払いが発生しますので、注意しましょう。
物件のリフォーム、残置物の処分費用
競売物件は、結構、
室内が荒れているケース
が多いです。
ですので、購入後のリフォームや、物件によっては、残置物の処分で、結構な金額が必要になってきます。
物件の情報は、下記のような競売の情報サイトでも、資料内の写真である程度、確認することができます。
https://www.bit.courts.go.jp/app/top/pt001/h01
まとめ
競売物件は、物件を相場より安く購入できる可能性もありますが、上記にも記載しましたように、
手間とコスト
が発生する場合が多いですので、その点を考慮して検討されることが必要となります。
簡単ですが、競売に関する注意点でした。
その他、参考サイト ▼