見出し画像

沖縄タクシー

以前から行きたいと思っていたオリオンビールの工場に行ってきた。

北谷からバスで二時間弱。結構遠い。
しかし大好きなオリオンビールを、それも工場直で飲めるのだから行かないわけにはいかないではないか。

工場見学のあと、飲食ブースでたらふくオリオンビールを堪能したあと、オリジナルロゴプリントのグロウラーを購入しお持ち帰りまでししましたよ。
これで明日も新鮮オリオンビール三昧。
ほろ酔い状態で ( 泥酔い ? ) 帰るにバスはちと辛い。
と言うことでタクシーをオリオンハッピーパークの方に呼んでもらう。
何から何までお世話になりました。

沖縄のタクシーはかなりの確率で人生経験豊富 ( そうな ) パイセンにお願いすることが多い。 ( 当社比 )
運転手さんは寡黙な人は少なく、歴史について教えてくれる人、観光案内をしてくれる人 ( 観光ライセンスを持っていると言われること多し ) などおしゃべりさんが多い印象だ。

そして到着したタクシーもご多分に漏れず車体、運転手さん共々年季が入った貫禄を感じさせる。

「北谷までお願いします」。
シートは昔懐かしレースのカバー、運転席にはじゃらじゃらいう木製の球が連なった敷物だ、長く運転するんだもの健康に対する気配りは大切だものね。
「北谷のどちら ? 」
「アメリカンビレッジ入り口のスタバまで」

この運転手さんはなかなか希少な寡黙種だったけれど、結構飛ばす。
緩いサスペンションが路面を拾ってゴツゴツと車体を揺らす。
まあ、早く着く分には良いか。
ちょっと怖いけど。シートベルトをきっちりと締めないとな。

順調にガタゴト走っていたけれど運転手パイセンが突然、
「お客さん、わたしもう直ぐ勤務時間を超えてしまうんで、他のドライバーに代わってもらいますね」。

へっ ?
どゆこと ?

しばし状況がよく理解できずに聞くところ、パイセンの言うには一日の勤務時間が決められていて、それ以上働いてはいけないって会社で決められているんだって。
働き方改革。良いことではないか。ご年配だし ( 木製ビーズを愛用してるし ) ゆっくり休養してほしい。

・・・ってわたしはどうなるの ?
置き去り ?
まだ北谷までは半分くらいしか来てないし、ここからヒッチハイク ? !

疑問が解ける間も無くクルマは道路沿いの大きなパチンコホールの駐車場に入ってゆく。促されるままパチンコホールへ。
「代わりのタクシーを手配したんで、ここで待っててくださいね」。
要するに別のタクシーが来るのでそれに乗り換えてくれとのことだった。

もしも~し、それ、行き先をお伝えした時から分かっていたのではないでしょうか ?

結構な時間を不安を抱えながら待って、
これ、来なかったら置き去り ? と思いつつ待つ。

来た。
良かった。

これってうちなータイムの洗礼だったのかしら。
まだまだ慣れないな。

頑張らねば !





いいなと思ったら応援しよう!