阪神大震災当日の記憶
あの阪神大震災から今日で25年
5時に目が覚めたので
今年も黙とうをささげることができた
あの日、僕は8時間ぐらいかけて
当時、住んでいた大阪市東成区から
実家の西宮に帰ったのだが
当日の記憶が不思議と鮮明ではない
家族の安否で頭の中がいっぱいだったからかな?
お昼に環状線が動きだし大阪までいけた
大阪からはバスを2本乗り継ぎ
とにかく阪神尼崎にたどりついた
しかし、そこからが進まない
救援物資を背負っていたし
ここから徒歩は無理がある
日が沈み、冷え込んできた
寒さに震えながら途方にくれていた時
救いの神・尼崎の市バスがやってきた
しかも、武庫川いきだ
よし、これで武庫川までいける!!
尼崎の市バスにむちゃくちゃ
感謝したことは覚えている
ここからは徒歩で帰ったが
あまり記憶がない
鳴りやまないサイレン
ガスの臭い
僕は二次災害に巻き込まれないように
武庫川の歩道を北上したような。。。
寒かったこと
救援物資が重かったこと
橋を渡ることに恐怖したこと
感覚としての記憶はある
疲弊した心身をひきずりとにかく歩いた
ようやく家族が住んでいる
市営住宅群の一部が見えてきた
どうやら無時に建っている
僕はものすごく安堵し
歩行というよりは小走りになった
その後の記憶は鮮明
家族は全員無事だし
ライフラインは電気がいきている
その夜はモータープールの車の中で
肩を寄せ合い家族で朝まで過ごした
久しぶりの一家団欒となった
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