見出し画像

ダービー馬の宿命


今回はダービー馬について

前から書きたかった

タヌ吉ダービー馬理論

遂に文書化!!!

ダービーが3頭も参戦する2019年のジャパンカップに

どうにか間にあいました。


まぁ、これも合理的根拠がないアノマリーなのですが

なぜかこうなるという事象です。

これに気がついている若い子は少ないと思うし

キャリア十分のオッちゃん連中も意外と気がついていない

そんな客観的事実を元にした理論を展開しています。


今後の馬券人生にも影響がある!

知れば買うべき券種が見えててくる!

馬券のシェイプアップに成功

浮いたお金でお洒落してモテモテ!!

泣いて、笑って、心温まる

そんな内容に仕上がっている記事です(大嘘)

まぁ、新しい観点は手に入るのは間違いないかな?

是非、ご高覧くださませ。

突然ですがクイズです

トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラス

最強世代と言われたこの世代のダービー馬は誰でしょうか?


答えはクライムカイザー

なんと天馬トウショウボーイでも

貴公子テンポイントでもなく

三強にも数えられない

誰やねんクライムカイザーなんですね。

ここがポイント

リアルタイムで見てない人にとって

後に「誰やねん」という馬が

ダービー馬に輝いていることが

多々あるということなんです。

話は変わりますが

私の競馬キャリアは32年

この中で

ダービー馬に輝き

3歳時を一冠で終えた馬が

後の古馬G1を制したケースは

わずかに3件のみ

スペシャルウィーク、エイシンフラッシュ、そしてレイデオロ

この3頭のみのはず


ー2022年3月追記ー

新パターン出ました(笑)

2021年ダービー1冠のシャフリヤールが

海外ドバイG1をなんと制覇

更に研究が必要ですね

ーーーーーーーーーー

ー2022年10月追記ー

シャフリヤールは秋の天皇賞で人気を

集めるもやはり馬券外の結果

JCでも人気者になりそうだが

軽視の予定(笑)

ーーーーーーーーーーー


スペシャルウィークは言わずと知れた名馬中の名馬

エイシンフラッシュも百花繚乱の世代のダービー馬で

この年の皐月賞からは後のドバイワールドカップ馬の

ヴィクトワールピサをはじめ、後のG1ホースがなんと5頭

イメージより遥かに名馬である

レイデオロはまだ現役でなんとも言えない(笑)


因みにここ30年で出現した三冠馬もちょうど3頭

つまり頻度としては

三冠馬の出現頻度に匹敵するということ!!

10年に1度ぐらいのレアなケースで

三冠馬にも負けないぐらいの名馬とも言えるかも?

例外と考えたほうが良さそう


さらに3頭が勝ったレースも調べてみましょう。


スペシャルウィークが

天皇賞・春秋にジャパンカップ

エイシンフラッシュ、レイデオロが天皇賞・秋


これをまとめると


レースを天皇賞・秋に限定すると

10年に一度ぐらいのペースで

ダービー1冠馬が後のG1を勝つこともある

しかし

天皇賞・春の場合は30年に1度ぐらい

ジャパンカップの場合も30年に1度ぐらいと

その出現頻度は低下する

その他の古馬戦線では

ここ30年、出現していない


まぁ、こんな感じになります。

ダービー1冠馬がその後も

その強さを維持し輝き続けることが

いかに困難かがわかりますね。


話を冒頭のクライムカイザーに戻しますが

クライムカイザーはダービー後は

G1どころか重賞も勝てず

ただの善戦ホースという

存在になってしまいます。

私はダービー馬は

ダービー勝つためにだけに生まれた馬

それがこの世での役割の馬だと

そう思っています。

宿る命と書いて「宿命」という言葉がありますが

まさにソレだと思うのです。


お役目ご免とばかりに

急激に力をなくすダービー馬

怪我に泣き早々とターフを去るダービー馬

そんなダービー馬がほとんどなのです。

令和、最初のダービー馬

ロジャーバローズ

2019ダービーjpg

この馬もそうだったのでしょう。

チャーチルは

「ダービー馬のオーナーになることは

一国の宰相になることより難しい」

と言ったとか、言わなかったとか

※後世の創作であることが確認されているらしい


まぁダービーに勝つと言うのは

これぐらいの偉業なわけですが

人間という奴は欲張りで

宿命を果たしきった馬を

労うどころか

更なる強さを

更なる輝きを

もとめてしまうものなのです。


アイネスフウジン

ウイニングチケット

フサイチコンコルド

キズナ

みんな強く、猛々しく

思い出深い素敵なダービー馬でした


ずっと健康でいて欲しい

ずっと輝いていて欲しい。

ファンはこれを望み馬券を買います。


しかし現実は


ダービー1冠馬が

後のG1を勝つことは

極めて困難である

こう言わざるを得ないのです

とにかくロジユニヴァースやマカヒキのように

下手に現役を続けることで

その価値を失墜させるような

ことは避けてほしいと願います。


ダービー馬とは

競走馬が健康を維持し現役でいられることの

難しさを身をもって僕らに教えてくれる

これと同時

強さを

そして輝きを

維持することの難しさを

僕らに教えてくれる

そんな存在なのかもしれませんね。


いかがでしたか?

まぁ、馬券購入者という観点では

ダービー1冠馬が頭の馬券はリスクが高い

これだけは頭の隅にでも置いていただければと思います。


【あとがき】

この記事を書いているのは

2019年のジャパンカップの前日

今年は3頭のダービーがジャパンカップに参戦

1番人気は昨年のダービー馬ワグネリアン

2番人気が一昨年のダービー馬レイデオロ

さて、どういう結果になるのか楽しみ

レイデオロが勝つようなら30年に一度の馬に

そんな観点でレースを楽しんでいます


令和元年・11月23日 タヌ吉


いいなと思ったら応援しよう!

批判殺到タヌ吉くん
サポートしていただいお金は100%僕の私利私欲のために使用することを誓います(笑)ありがとうございます