推しの祝うグッズを作りたい。

きっかけは推しているVtuberが活動一周年記念のグッズを買わなかった事でした。

その時は同じグループでも再販している人もいるし、今買わなくてもそのうちに誕生日にでも再販してくれるだろうと思ってしまいました。彼女がいつも頭につけていた手裏剣と言われている十字星を模した天使の輪のネックレス。今思うと、この時はまだアニメやアイドル、YouTuber、Vtuberのファンであることや好きだと公言するような行動、いわゆる推し事(おしごと)に抵抗があった気がします。

そして、推しのVの誕生日。

1年以上推してきていたけれど、心のどこかで抵抗があり本気になっていなかった僕は、この時には1月の1周年記念グッズを買わなかった事に本気で後悔していました。

推しのVが定期的に開いていた歌枠を持病による不調から二人いるボイストレーナーからしばらくは歌枠を控えるよう話された為、最後の定期歌枠になると告げて最後を惜しむように全力で美しい歌声で次々と見事な歌を披露した事にまるで行ったこともないライブの様に熱中。配信が終わり切る前にすすり泣く音が聞こえた事に胸打たれた事。

難易度の高いゲームで視聴者がコメントで止めているにも関わらずゲームをし続けるのを呆れながらも見て何かのきっかけでクリアできそうなのに出来ないことを歯痒く感じた事。何故、ゲームを一旦やめないのかと言う質問に、どうせ上手くなく勝てないなら練習しても無駄じゃないかと過去の配信で言われて悔しくてやり続けて努力が無駄じゃない事を証明したいんだと言った事に羨ましさと素晴らしさを感じた事。

さまざまな理由と、とあるきっかけで自分に正直になる事が出来た事から推し事に抵抗が無くなり、本心から好きというものを叫びたくなり、本当に買いたかったグッズを買わなかったことを後悔していました。

そのためか誕生日での3D配信は同じ事務所。いわゆる箱の先輩後輩とのセッションはとても楽しくて美しくて白熱している事ができました。

ですが、再販を期待していた僕の期待は良くも悪くも打ち砕かれました。推しVは誕生日記念グッズは何にしたなら良いかと配信で相談しておりそこでのリスナーからの意見を踏まえてアクリルスタンド(正式名称を思い出せないけれどもしかしてアクリルブロック?)とマグカップ、メッセージカードという事になり、そこで再販については今のところは難しいと言う話もしていました。

再販が難しい理由は語られてなかったとは思いますが、おそらく僕個人の考えでは星のネックレスは多くのファンが買えるようにとかなり利益率を削り安い値段設定となっていたのでおそらく同じ値段で売れないからなのかと思い、別の理由があろうと仕方ない事だし最終決定は推しVと運営で決める事だからしょうがないという思いが溢れて非常に残念に思い過去の自分を恨みました。

もともとマグカップは100均で買ったものはやめて新調したかったし、アクリルスタンドは一度は買って現物を見てみたかったというのもあり、決してハズレでないグッズです。けれど、僕の心はずっと星型のネックレスに囚われたままでした。

推しVのグッズという事もあるのですが、個人的な趣味に合致するデザインで日常生活に違和感なく溶け込められ推しを感じられるという点がとても好印象だったのです。推しのイラストが印刷されたグッズも良いとは思うのですが、やはりまだ自分自身抵抗があるほか、公共の場でそれをつけている事を嫌う人もいますし、そのせいで推しの印象が悪くなる事は避けたいと思っていました。

なので、再販されないのであれば、いっそ自分好みのアレンジを加えて公式品と差別化した上でオーダーメイドして作るかと考えていました。

けれど、僕の中ではそれはファンとしてはどうなのか。言葉にできない違和感が少しあり、ツイッターでその事を呟き感想を求めたところ、本当に推し事活動するならば自作する事も感謝を伝える手段の一つであるとの返信が返ってきました。

そういう形の表現もあるかと思った半面、確かにそういう表現もあるのだなと率直に感じました。ファンメイドのグッズ。この場合は販売する物の言い方になるのかわかりませんが、確かにさまざまな熱意あるファンの方を見てみるとグッズを購入するだけでなく、ライブで応援するためにうちわを自作する人やキットベースで推しイメージのプラモデルやフィギュアを作ったり、小物を作ったり、イラストを描いて自分が感じていた思いの日記のように残したりなんらかの形にして推しへ伝えるようとする情熱が感じられました。

なので、一度銀粘土を使ったアクセサリー作りも体験して見たいと思っていた為、僕は上手くできないけれど自作をしてみようかと思いやってみる事にしました。ただ、最悪の場合は僕自身の時間の都合や才能のなさに鬱になったら、お、オーダーメイドしてしまうかもしれません。

いや、そういうのはなるべく避けたい。

まずは段々とステップアップしていこう。と思い、まずは推しの100万人記念としてマグネットシートをへデザインを印刷して切り出した手裏剣マグネットシートを作る事にしました。

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パソコンのフリー製図ソフトを使い、ペイントで着色して家庭用レーザープリンターに対応したマグネットシートへ印刷。そこから切り出し。イラスト自体不恰好なものになってしまいましたが、工程が少なかったからか上手くできました。

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あまりに上手くできたせいでテンション上がって休みの日には目印として車は貼り付けて出かけています。

マグネットシートが中々に上手くできたのならばステップアップいけるのではないかと考え、昔小学生の時に良く作ったプラ板を焼いて小さくしてキーホルダーを作る事をやってみようと思った僕は早速100均へ走りプラ板と色付け用ににマニキュアを買ってきてドッグタグ型キーホルダーを試作しました。

しかし、僕は造形のゾの字も知らないど素人である。

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はっきり言うと小学生の自由研究だ作ったプラ板キーホルダーレベルでした。パッケージには1/5に縮むと書いててあったのですが、思っていたよりも縮まなかった上に覚ます際に歪んでしまいました

せっかくこのためだけにケーズデンキでオーブントースターを買ってきたの。

いや、これは元々ピザやトースト、グラタンなどを焼いて食べるつもりでもあったし問題はなし。

本当はうまくいけば型を取りドッグタグのベースを量産する予定でした。そこからのデザインも一応考えていました。

先走ってAmazonや楽天で銀粘土のキット、uvレジンキットを買いましたが、まだ使えていません。造形力のない僕にはあの星型のネックレスを作るのは難しく長い道のりです。

けれど、推しが諦めずに前に進むのならば僕もそれを見習い前に進むことが感謝と推しの努力に報いることだと思うので頑張っていこうと思います。

ぬたのこれからの挑戦にご期待ください。



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