ちょっくらオランダ
普段からKEIMASA CYCLEをご覧のみなさんこんにちは。
初めて私のブログをご覧になった方で「KEIMASA CYCLEってなに?」と思う方がいましたらリンクを貼っておくのでそちらをご覧ください。
ヨーロッパは日本より夏の始まりと終わりが早いので今がまさにピークです。
毎晩夜は22時を過ぎても外が明るいので休みの前日は盛大にドンチャンします。
さてさて、今回のお話ですが久々にオランダ方面へ走ってきました。
今回はそれを書きます。
お時間あれば最後まで読んでください。
オランダは近所
今回私が行った街はフェンロと言う名の街です。
有名な街ではありませんが、サッカーで有名な本田圭佑さん、現日本代表の吉田麻也さん、現在は現役を引退して房総ローヴァーズ木更津FCにてチームオーナーを務めているカレンロバートさんや大津祐樹さんなどの日本人プレーヤーがプレーをしたことのあるVVVフェンロというチームがあります。
今回は軽く走ると言うことでこの街まで走りました。
私の住んでいるクレーフェルトからはフェンロまで1時間しない距離で行けます。
本来ならオランダに入る際には『ここからオランダ』と言う看板がありますが毎回『いつの間にかオランダに入っている』と言う現象が起きます。
今回も気がついたらオランダにいました。
オランダに来る度に驚かされることが『自転車専用道』が『自転車及び原付専用道』になることです(ここでは長いので自転車道で表記します)
オランダに入っている事を忘れて走っているといつの間にか原付に乗った人に後ろにビタ付けされていて精神的に追い詰められる事になります。
わざと背後に張り付いてくる人もいるのでそういう場合は抜かれたあとに逆に張り付き返します。
すると見事に逆ギレされます。
オランダの街中を走っている原付ですが基本的にヘルメットはしません。
更に2人乗りも特に違法ではないので『ノーヘル2人乗り』をよく街中で見かけます。
聞いた話によると、オランダの自転車に乗っている人達は基本ほぼ全速力で走り続けているらしいです。
と言うのも原付が常に迫ってくるからでしょう。それか国民性なのか。いずれ聞いて見るとしましょう。
それと街中ではほぼ全ての道が『自転車道』と『歩行車道』で分かれています。
国土が九州と同じくらいにもかかわらずここまで完璧な区分けができると言うことは日本もやろうと思えばできるのでしょうね。
区分けがされているのは良い事ではありますが、歩行者が横断歩道を渡る際には一瞬だけ自転車道を横断しなければなりません。
足を踏み入れたと同時に原付に跳ね飛ばされると言うのも結構あるそうです。
跳ね飛ばされた人は吹っ飛んで原付のナンバーを見ている余裕はないし跳ね飛ばした原付の人は何事もなかったかのように走り去っていきます。
『その現場を見た他の人が通報する』と言うのが適切かもしれませんがこの国で走っている原付はどれも同じ形をしています。
私がバイクに詳しくないのでそう見えるだけなのかもしれませんが冗談なしに同じようなバイクにばかり乗っています。
ですので判断材料は車体の色だけです。
と言うのも原付の他に多くの自転車が常に走っているのでナンバーを確認する前に他の自転車等に隠れてしまい全く見ることができなくなります。
原付の後ろを走っている自転車がナンバーを見たり通報してくれれば良いのですが面倒ごとには首を突っ込みたくない人が多いので自転車もそのまま走り去ってしまいます。
この国では歩行者は命懸けです。
本当はダメなんですけどね。
それとオランダはドイツ同様に自転車道と車道が一体化している場所が多々あります。
ドイツの場合は車が避ける分のスペースがある道ばかりですがこの国にそのようなスペースはありません。
一応線で区分けれされていますが車道でもあるので車が通常通りに走ると普通に轢かれます。
そのような道で背後から車が来るとかなりの恐怖です。
もちろん車は待ってくれるんですけどね。
今回の走行ルート
前述した通りにフェンロを走りましたがルートに関してはガーミンさんに丸投げなのでオランダ走行時にはどこを走っているのか全くわからない状態で走っていました。
折り返し後にフェンロの中央駅を通ったので「あぁ、やっぱりフェンロを走っていたんだな」なんて馬鹿なこと呟きながら走っていました。
今回のルートは静かな通りが多かった事もあってか終始車に怯える事なく走ることができました。
ちなみに私が好きな道は『大量のトラックが停車しドライバー達がそこで生活している道』と『人が多く住んでいるはずなのに全く人の気配がしない住宅街』です。
それと『舗装された静かな森の中を走る』ルートも好きです。
みなさんの好きなルートはどこでしょう?
ただ走るだけだと退屈なので『休憩地点でキンキンに冷えたコーラを飲もう』と決めていました。
しかし私、オランダ語話せないんですよね。
英語もかなり怪しいです。
これじゃあコーラすら買えません。
仕方がないので道の途中にあった露店で久々にアイスを買って食べることにしました。
アイスを買う際にはバリバリ日本語で「チョコとマンゴーをください」と伝えて何事もなく通じていました。
きっと店主のおじさんは日本語がわかるのでしょう。
しかしその日のオランダの最高気温は35℃だったこともあってか手に取ったアイスがとんでもない勢いで溶けていきます。
のんびり食べたかったのに大急ぎで食べることになってしまいました。
私より後に来たバイカー3人も同じことをしていました。
国籍が違っていてもやる事は皆同じですね。
折り返し地点を過ぎ街中へ入ります。
街中に入るとドイツ以上にしっかりとした道路を走るの事になるのですが毎回困ることがあります。
オランダは場所によっては歩行者用信号押しボタンと自転車用信号押しボタンが完全に別で更に歩行者用信号は赤なのに自転車用信号は青だから一斉に歩行者以外が動き出すと言う場面に多々出くわします。
当たり前の話ではあるのですがこれが結構困惑します。
余談ですがオランダの自転車用信号押しボタンを押し、走行可能になると押しボタンからサバゲーで使っていそうなマシンガンのような音が鳴ります。
毎回これに驚きます。
数々の信号に苦戦しつつオランダからドイツに戻るのですが、国が変わる直前の信号に関しては押しボタンは1つしかありませでした。
それを押すとカウントダウンが始まり0になると自転車の走行が可能だそうです。
しかし信号は1つでその信号は赤なので本当に渡って良いのか不安になります。
『これはどうすれば良いのだろうか?』と考えていると対向車線の車の人が「行かないの?」と聞いてきます。
走って良いそうです。
なんだかんだで約1時間程のオランダ観光兼ライドは無事に終了しました。
言葉がわかるって安心
ドイツに入ると当たり前ですが道路の表記がドイツ語になります。
これがとても安心します。
オランダからドイツに入ってからも通る道は基本的に田舎道ばかりです。
いくつかの村を通りますが本当に僅かです。
家があるクレーフェルトに入る直前にケンペンという街を通ります。
大して有名でもなく観光地でもないのですが、今年の3月末に帰国した小野くんと2月末に走った際に彼のタイヤが見事にあんぎゃーして歩く事になりました。
その時の終着地点にした街でもあります。
(急に個人名を出してしまいましたが、もしご存じでない方は小野くんとの出来事を書いたブログのリンクを貼っておきますのでよければご覧ください)
その街は少し特殊な作りをしていて大通りが左回りの一方通行となっています。
ケンペンの左から入ってしまった私は大きく回って右に出なければなりません。
これがなかなか面倒なんですよ。
しかし最後の最後でガーミンさんが『中央突破』を選択してきました。
★1以下(パリ-ルーベ基準)の石畳をずっと走行する事になるのですが、街のど真ん中の商店街がある通路をスピードを出して走るわけにもいかずアホみたいにうるさいラチェット音を鳴らしながら通り抜けます。
当然その音が何かわからない人達からはジロジロ見られます。
「ごめんねー」なんて謝りながら通り抜けました。
音がうるさいので皆避けてくれるのは爆音ラチェットの良い機能なのかもしれません。
普通に迷惑ですね(笑)
今回も色々な事がありましたが無事に走り切る事ができました。
今回のまとめ
久々にオランダを走りましたが相変わらず平坦ばかりなのでスピードを出すにはうってつけの国です。
国民の殆どが英語を話す事ができるので観光しやすい国でもあります。
ドイツの国境に近い方達はドイツ語を話す事ができるのでドイツからオランダ方面へちょろっと走る人にとっても安心できる国です。
ヨーロッパへ自転車を持って旅行に来るのであれば自転車に対しての絶大な支持があるのでぜひおすすめです。
みなさんもぜひ1度来てみてください。
最後に2年前にKEIMASA CYCLEでオランダを走った際の動画を載せておきます。
日本は例年より早くに梅雨が明けたそうですね。
既に猛暑の場所が多々あるそうですがくれぐれもお気をつけください。
休憩は大事。
暑い時の休憩時に食べるアイス、最高ですよ🍦
それではまた。
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