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サドルの沼に片足を突っ込みかけた

みなさんこんにちは。
10月末に長くて短かったサマータイムが終わりました。
そしてこれからやってくる暗黒週間恐怖怯えているKです。

今回は題名の通りサドル沼に片足を突っ込みかけた話を書きます。
既に同じ経験をした方、これから私と同じように楽しくサドル沼にハマる方もお時間あればご覧ください。


今回の話の経緯

いきなりですが、サドルが壊れてしまいました

7月末に参加したイベント中に自転車のフレームからバキバキと変な音が鳴るようになってしまったのです。
当初はボトムブラケット(ペダルを回す根本)から鳴っているのではないか?と思っていました。
(フレームからの異音の問題は大抵ここからくる)

ボトムブラケット
普段は外部からは見えない
ペダルを回す根本にぶち込まれている
これの性能によってペダルを回す際の楽さが全然違う(らしい)

そんな事を思いながら特に考えもせずオーストリアのレースに参加しました。
その際に音の原因はサドルからという事が判明しました。

レース後に普段お世話になっている自転車屋へ行き相談したところ「お前、サドルのこの部分に座ってるだろ」と指摘されました。

ロードバイク用のサドル
ネットにあった写真を貼り付けただけだが、このサドルの価格は5万円くらいする

本来ならサドルの🟨部分にお尻を乗せます。
走行中に多少の前後はしますがほぼこの位置です。
しかし私はほぼずっと🟥部分にお尻を乗せていました。
それが原因でサドルの中心部の金具が悲鳴をあげてしまったそうです。

原因はなんなのか?

5月にフランクフルトにて参加したレースの際に前半で足が動かなくなるという問題が発生しました。
偶然私の後ろを走っていたKEIMASAの動画を確認した所、ペダリングが明らかに悪いと言うことが判明。
その問題をなんとかすべく何も考えずにとりあえずサドルの前後位置を少しだけ後ろにずらしました。

当たり前の話ですが、それが原因でハンドルに手が若干届かなくなっていたようで…ハンドルをしっかり握るために無意識にお尻の位置を前方にずらしてしまっていたようです。
その結果、本来負担がかかり続けては駄目な部分に集中的に負担がかかってしまいサドルがあんぎゃーしてしまったようです。

言われてみれば…最近ハンドル付近のバーテープの一部分が破けていました。
身体の前後位置が少し後ろになった事でブラケット(ハンドル部分)より少し前側を握ってしまっていた事が原因でした。

ブラケット(ハンドル)
本来なら窪みがある🟡部分を握らないといけないのに位置が変わった事で無意識に🔴部分を握っていた

当人はその事実を言われるまで全くその事に気が付きませんでした。

じゃあサドル買うか

色(ROSE  X–Lite 06)をお迎えした際に付いていたサドルが使えなくなってしまったので新しいサドルを用意せねばなりません(何度も書いていますが自転車には最近名前をつけました)
試しに以前、KEIMASAから譲ってもらったフィジークのサドルを付けてみましたがなぜか合わなくなってしまっていました(前のお供であるオルベアを使用している時は合っていた)

フィジーク
イタリア産のハイブランドメーカー
サドルの他にもシューズや小物を扱っている
日本ではこのメーカーのファンが超多い
KEIMASAから譲ってもらったAntares
座り心地は意外と良い

みなさんご存知かとは思いますが、サドルってとっても高価ですよね…
1つ最低価格1万円からなんて当たり前、物によっては5万円の物もあり簡単に手が出せません。
ましてや買ったサドルが合わなかったなんて事になった場合は単純にお金をドブに捨てるようなもの…
怖すぎて迂闊に買えません。

困ってしまいました😰

悩んでいた所、お店の方が「じゃあ店にあるサドル貸すから試しに1ヶ月くらい使ってみなよ」と言ってくれたのでお言葉に甘えて借りてみることにしました。
借りたサドルのメーカーはセライタリアです。

MODEL X スーパーフロー
お尻を乗せる部分が丸みを帯びていて座るとピッタリフィットする

最近流行りのショートサドルです(通常のサドルより先端が短い)
聞いた事はありましたが見るのは初めてです。
(わかりやすくショートサドルと書いていますが実際の所、よくわかっていません)

サドルの選び方はこちらを参考にしてください。

早速使ってみました。
お尻がしっかりフィットするのでサドルからお尻が前後に動く事なくとても良いです。
更に先端が短いのでペダルを回す際に腿に何かが当たるというのも無くとても快適でした。

しかし60km走ると問題が。

お尻が猛烈に痛いです

こんなに痛いのは久々というくらい痛いです。
体重があるのでちょっと長い距離を走るとサドルに全体重が乗ってしまいお尻がとってもあんぎゃーな状態になってしまいました。

「いや、もしかしたらもっと乗り込めば慣れてくるかも」

という事で10月にミュンスターにて行われたレースの際にも使用しました。

超痛かったです。

レース終盤は何と戦っているのか?と思うくらいお尻が痛かったです。

「まだ決めつけるには早いかもしれない。次のイベントでも使ってみよう」

という事でその週末に参加したイタリアでのイベント時にもそのサドルを使用しました。

やっぱりだめでした。

「うん、これは…だめだな🤤」

という事でこのサドルは泣く泣く断念することになってしまいました。

案外簡単に見つかったサドル

お店に再び出向きサドルが合わなかった事を伝えました。
その際にお尻を乗せる部分が幅広、先端が短め、平たい形のサドルが欲しいと要望を伝えました。
お尻が痛かったのはおそらくサドルのお尻を乗せる部分が丸みを帯びていたからでしょう。
長時間乗った事で一点に体重が集中してしまい痛くなってしまったと予想しました。

先端が短いのはかなり気に入っていたので短めを、そしてお尻が大きいので幅広の物をお願いしました。

「ちょっと(値段が)高いけどこれがあるよ」と言われて渡されたのはまたセライタリアのサドルでした。
そしてパッと見て私の要望に全部当てはまった物がそのまま来ました。

SLR BOOST Ti316 スーパーフロー

お値段たったの€180(¥28,000)

高いです🫠

しかし普段お店にはとてもお世話になっているのでこのサドルにしました。
ということで早速60km程走ってきました。

とても良いです

前回のサドルも同じくらいの距離までは安定していたのでまだ安心できません。
しかし乗っていて分かったのは思った以上にお尻にフィットしているのと痛みらしい痛みが全く出ていないことでした。

前回のサドルは60kmまでは…と書いていますが実際50kmあたりからなんとなく違和感を感じていました。
それが今回は全くありません。

今回は天気の関係上60kmまでしか走行する事ができませんでしたが次回はもう少し長い距離を走ってまた確認したいです。
(サマータイムが終わったため日中はほぼ曇り、そして天候がすぐに荒れるため快適に乗れる時間がなかなか取れなくなる)

次回が楽しみです


終わりに

ここまで読んでくださり誠にありがとうございます。

恥ずかしながらロードバイクを乗り始めて8年程になりますが実は自転車の事は未だに全くわかりません。
機材の話をされても『?』の状態です。
今回の様な問題に直面した時、今の私では全く歯が立ちません。
ですのでもう少しだけ自転車の事も勉強するとします。
皆さんも是非楽しくサドル沼にハマってみてください。

ではでは🖐️

サドルの確認を兼ねて練習をしていた際に偶然見かけたぼっちざろっくの痛車
ここまでのクオリティの痛車をドイツで見かけるとは思わなかった
この持ち主とは仲良くなれそう

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