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寒いけどオランダ走ってきた

みなさんこんにちは。
普段からKEIMASA CYCLEをご覧いただきありがとうございます。

10月に行われたミュンスターでのレースを最後にこちらではシーズンオフに入りました。

幸いにも先月の11月にとても暖かかった日があったのでかなりの不幸があった中で復帰してくれたKEIMASAと一緒に走る事ができましたが基本的にはこの時期は互いに完全に冬眠期間に入ります。
その際の動画も載せておきます。

12月は一気に気温が下がるのでこの時期に走る事はほぼ不可能です。
例年では私はこの時期はメインのサッカーに打ち込みます…が仕事が忙しすぎて全く練習に行けないので困っていた所、偶然走れそうな日があったので走ってきました。
今回はそれを書きます。
例に漏れず写真はほぼないです。
お時間あれば最後までお付き合いください。


今回のコース

今回のルートはガーミン太郎に丸投げです。
ガーミンでルート作成をする際に『距離』と『方向』を入力した後に出発地点の自宅を選ぶと勝手に選んでくれるので『走りたいけどコース何も考えていない』場合は大いに役立ってくれます。
今回は西側へ100km走るコースを選びました。

私の住んでいる街からは30km程西へ走るとすぐにオランダへ入ります。
ですので往復100kmを選択すると確実にオランダを走るルートが検索されます。

今回も例に漏れずオランダへ入るルートになりました。

冬場のライドって前日に計画していた場合は前もって準備をすることができますが当日に思い付きで計画した場合は即座に行動を起こさないと30分後には部屋から抜け出せなくなり外に走りに行くよりも先に布団へ突っ込む事になるのでルートが決まってからはすぐに行動へ移しました。

冬装備

みなさんは冬場のライドはどのような衣服で走りますか?
冬場でもおしゃれな格好をして走っている人をSNSで見かけますが『あんな格好で寒くないのか😰』と思うことが多々あります。
私は思いっきり厚着をして走ります。

昔KEIMASA CYCLEの動画で自転車屋さんのアウトレットへ行った際に『冬装備を揃えるのが(その趣味の)沼にハマる1番の近道』と言った覚えがあります。

本来冬場に無理して自転車に乗る必要はありませんからね。
それでも走りたいのであればそれ相応の対策をしなければなりません。

ただでさえお金がかかる自転車に対して更にお金をかける訳ですから冬に走る人達は完全に自転車沼にハマっている人達ですね。

私の冬装備は主に下記の衣服を使用します。

現在は別のモデルが販売されている
秋から冬場にかけて使用
通勤時にも使用している
5℃までならこれで耐えることが出来る
カバー先の上部ににホッカイロを入れる事で0℃以下でも活躍してくれる

下半身に関しては履けるレーパンを履いてその上からサッカーの練習時に使用するジャージを履きます。
1人で走るのでファッションなんかガン無視です。

パパッと着替えたらすぐに出発します。


ドイツ内での走行はそこまで辛くありませんでしたがオランダに入った途端に一気に寒くなり指先がもげそうでした。

と言うのもオランダって平地のオンパレードなので風はそこまで強くなくても常に吹きっさらしの中走る事になるんですよ。

ですので気温はドイツと全く変わらなくてもわずかな風が手と足の指先の体温をゴリゴリ削ってきます。

手袋は秋冬用なので冷えるのは覚悟の上でしたが0℃対応と表記されていたシューズカバーが全く役に立たないとは思いもしませんでした。

上記の写真の捕捉欄に書きましたがシューズカバーの先端にホッカイロを入れる場所があります。
おそらくそれを入れて初めて0℃対応なのでしょう。
ない場合はせいぜい5℃が限界です。

この日の気温は0.2℃から2℃の間でした。
そりゃ役に立たんわ。

平坦コースに入ると約20kmこの風景が続く
補給ポイントや休憩ポイントはもちろんない

ドイツも休憩できる場所は少ないなとは思いますがオランダは更に少ないです。
上記の写真の場所に入ってからは20km永遠とこの光景でした。
風避けの場所もないので指先は完全におかしくなっていました。

更に70kmを走った時点で突然太腿に力が入らなくなり時速30kmペースで走っていましたが25kmに落とす事になってしまいました。
それでも無事に帰るのが命題なので気にせず走ります。
最近ハンドルの位置を1段下げたのでおそらくそれが原因でしょう。

小さな町に入りしばらくした頃。
『そろそろドイツに入っている頃かな?』と思いながら走っていましたがずっとオランダです。
と言うか、どこを走っているのかすらわかっていません。
90kmを超えた頃にお腹が減ったのでそこらへんの施設の駐輪場スペースに座っておやつを食べながらナビを見ていました。
その時私はフィールリングスベークという超小さな村にいました。

そこはどこかって?私もわかりません(笑)

最初に書きましたがルートはガーミン太郎に丸投げなので走り終わるまでどこを走っているのか毎回わからない状態で走り続けます。
唯一わかる事と言えばその日に何km走るかって事くらいです。

地図を確認したら…全くドイツには触れてすらいない距離にいました。
「90km走ってなんでまだオランダやねん」
思わず口から出てしまいました。
おかしいぞ?今回は100kmのはずなのにとサイコンを確認したところ、今回のコースは150km設定になっていました。

実は最初の設定の段階で距離設定を豪快に間違えていたそうです。
何度か行ったことのあるフェンロまでは30km程の距離ですが太腿が思った以上に動かなくなっていたのですぐには着けないなと判断しました。
この時点で14時です。

フェンロに着いたのが15時半頃でその時の距離が125km。
この日の日没は16時半なのでどう考えても日没までに帰宅は無理です。

幸いな事に昔KEIMASAからローリング駄々こねして譲ってもらったOLIGHT ALLTY 2000を付けていたので問題なく走れましたが日が沈むと街灯も何もないヨーロッパは簡単に暗黒世界になります。

前が何も見えません。

地面には落ち葉や枯れ木、更には木に突き上げられて変形した地面や土が散乱しているので反応が遅れると吹っ飛びます。
よって速度を上げて走ることができません。
この様な中で走行する際には最低でも500ルーメンのライトが必要です。

そしていつの間にかドイツに入っていました。

この日最後の通過地点であるケンペンという小さいけどとても綺麗な町に入った時点で17時。
その距離は150kmでした。
この町は仕事でたまに来ますが職場から車で時速70km出して20分かかる距離にあります。
『150kmで終わるって話はどこいった』
もう諦めてチンタラ走ります。

最終的に帰宅した際には162kmでした。

まさかガーミン太郎に騙されましたね。
100km走ると言う程で走ったので本当に疲れました。
何はともあれ無事帰宅です。


12月に入り仕事が忙しくなって来たのでおそらくこれが今年最後のライドです。

昨年末はなぜか気温が上がり大晦日に走る事ができましたが例年通りであればそれも無理でしょう。
天気が良ければ少しだけ走るつもりではいます。

今年度もかなり充実した自転車ライフを堪能できたと思っています。

来年は富士ヒルクライムに出る予定なのでもし会ってくださる方がいればそこで会いましょう。

では、少し早いですが良いお年を。

来年はまた200kmを超えるライドがしたい

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