【勉強】ポロ ラルフローレンについて(POLO)
ファッションアイテムで、よくラルフローレンの商品を手にすることが多い。シャツなどはサイズ感がちょうどよく、しかも丈夫で長持ちするので、よく好んで購入する。
が、そもそもPOLOってなんだ?ポロシャツのポロ のことを指しているのか、ブランド名なのか。
またラルフローレンにもさまざまなラインがあるのは知っていたが、詳細については知らなかったので調べてみた。
「ポロ ラルフローレン」とは
「ポロ」とはラルフローレン氏が1967年にネクタイのブランドとして立ち上げたことが始まりのブランド名称。
翌年ブランド名称をメンズブランド「ポロラルフローレン」として、ビジネスを拡大。東海岸のアイビーリーグのカジュアルスタイルと、上品な英国流のスタイルの双方を融合させたコレクションが特徴。ポニーロゴがアイコンのポロシャツを筆頭に、アメリカン・トラディショナル・スタイルを象徴するブランドとして知られるようになった。
ラルフ・ローレン氏について
本名ラルフ・ルーベン・リフシッツ。1939年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。子供時代は貧しい生活を強いられた。
ファッション学校には行かず、セールスマンとしてブルックス・ブラザーズで働く。しかしその後独学でファッションについて学び、1967年、「ポロ」のブランドネームでネクタイを売り出す。
翌年、スーツやドレスシャツといったメンズのフル・コレクションを発表。イギリスとアメリカの上流階級のファッションをミックスしたスタイルが瞬く間にヒットを飛ばし、アメリカを代表するライフスタイルブランドに成長させた。デザイン監修のみならず、マーケティングやブランディングなどビジネス面での才能も発揮。ブランドは定番の「ポロ ラルフ ローレン」のほかにも、イタリア製のメンズ最上級ライン「ラルフ ローレン パープル レーベル」、ウィメンズ最上級ライン「ラルフ ローレン コレクション」など幅広く展開している。
現代語で言う「カリスマ」デザイナーのラルフ・ローレン氏だが、本人は「私はデザイナーではなく、ライフコーディネーターだ。」という言葉を残していると言われている。
その証拠に、「ラルフ・ローレンホーム」といった家具や日用品を展開するラインも立ち上げている。
世界的なデザイナーとして活躍した彼だが、直接デッサンを行ったり、衣類の縫製を行うことは無いと言われている。(ここらへんは彼のバックグラウンドが絡んでいるのかと)
彼自身が世界中を旅して、その旅の中でインスパイアされたものを写真に収め、その写真をもとにデザインチームがデザインを起こしているという。デザインチームのデザインを彼自身が一つ一つチェックを行っている。
その他のラルフローレンラインについて
上記記載の通り、ラルフローレンには「ポロ」以外にも複数のラインがあるようだ。
【ラルフローレン パープルレーベル】
ラルフローレンパープルレーベルはイタリア製メンズ最上級ラインでスーツなどがメインのブランド。ポロラルフローレンとラルフローレンパープルレーベルは同じ会社の中でコンセプトと価格帯が違うものになる。布タグは紫色。
例:
・ポロのポロシャツ ¥16,000
・パープルレーベルのポロシャツ ¥60,000
パープルレーベルのメインアイテムともいえる、テーラードジャケットやスーツ、タキシードは、熟練した職人の手による作業が、ふんだんに盛り込まれている。
【RRL (ダブル アール エル)】
通称:ダブルアール。POLO COUNTRYの後継ラインとして登場した。
ヴィンテージ感を追求したライン。
ヴィンテージマニアとしても有名なラルフ・ローレンが、リーバイスのヴィンテージを買おうとしたが、日本人バイヤーによって買い占められていた為、残念に思ったラルフ・ローレンは自分自身でヴィンテージスタイルを作ろうと考え、RRLラインをスタートした。
多くのファンを獲得して大流行となるが、ラルフ・ローレンが考えていたコンセプトとは大きくかけ離れ、服の作りが大きかったことや、価格帯も低かった為に、アメリカでも日本でもオーバーサイズのストリートファッションとして着られていた。ラルフ・ローレンはこれが気に入らず、1998年秋より生産中止にした。
しかし、ヨーロッパと日本の強い要望にがあり、それに応える形で2001年に復活をした。
復活後のRRLは小さいサイズ感となり、価格も高価格帯に設定された。しかしながら復活前の第一期RRLの方が、布タグの両脇に星が3つずつ並んでいるため「三ツ星タグ」と呼ばれ、古着業界では価値が高かったりもする。
【LAUREN (ローレン)】
ローレン ラルフ ローレン(LAUREN RALPH LAUREN)
1971年に登場した、洗練されたラグジュアリーなラルフ ローレンのウィメンズウェアを、手頃な価格帯で手に入れられるライン。
豊富なサイズのアパレル展開で、ハンドバッグ、ベルト、スカーフ等のアクセサリーも充実。
時代を問わないスタイルにオリジナルな作りかつ上品なシルエット。
【RALPH LAUREN COLLECTION (ラルフ ローレン コレクション)】
ウィメンズの最上級ライン。メンズでいうPurple Labelのウィメンズラインに当たり、同じく全て「イタリア製」で布タグの色も紫色になっている。
一部ラインなどは記載をしていないが、それでもこれだけの種類があるらしい。
ブランドの歴史やデザイナーの思考などを知るとその商品・ブランドに対して更に愛着を持てるようになるのではないだろうか。
今回調べてみて、ラルフローレン氏が「デザイナー」ではなく、「コンセプター」という立ち位置であることは興味深く面白いなと思った。