僕が”ライター”を辞める瞬間(とき)
-2019年3月22日。僕は都内にある私立大学を卒業した。そして4月より夢に見てきた金融機関での新しい一歩を踏み出す予定だ。同時に、今までやってきた”ライター”という仕事から第一線を退くつもりである。
ライターを辞める本当の理由
僕がライターを辞めてしまう理由、それは「社内規則」である。内定先の企業は社内規則で副業が認められていない。仮に副業が解禁されたとしたら、戻ってくることもあるかもしれないが、可能性は低いだろう。
ライターを辞める本当の理由というのは別にある。それは「リアルを大事にしたいから」だ。今までライター活動を通じ、多くの人たちと触れ合い共有し、成長してきたと自負している。しかし、大半は”バーチャル”な部分が大きかった。ランサーズ×新生銀行プロジェクトでは、実際にライター活動やデザイナー活動などをしている人と交流を深め、「世の中には色々なことをしている人が居る」と多くのことを学んだ。社会に出る前の大学4年生の夏の出来事である。
別にバーチャルの世界だけで交流を持ち、知識を広げ、共有する。こういう世界観も大事だと思う。ただ、就職活動をしていてふと感じたことがある。「バーチャル世界はリアル世界を堪能したあとでも戻ってこれるのではないか」と。だからこそ、今は新しい世界に踏み出す前にすべてを精算したい。そういう思いが強いのである。
すべてを精算する、たった1行前にいったことだが、それは嘘である。今まで築き上げてきた財産をすべて捨てる気は殊更ない。人とのつながりはもちろん、仕事という形で得た実績は捨てない。捨てるのは「ライターとしてのプライド」だけである。
まずは、金融業界という荒波で色々な経験をして楽しみたいと思っている。そしていつか、また”ライター”という仕事を出来る余裕ができたころに戻ってきたい。そう考えているのだ。
期限まであと1週間で僕に何ができるのか
2019年3月31日まであと1週間ちょっとである。この日は、僕がライターとしてのプライドを捨て、新たな一歩を踏み出す前日にあたる。では、この1週間をどのように過ごしていくべきなのだろうか。
答えは決まっている。「今まで通り過ごす」、これに尽きるだろう。ありがたいことに、僕には複数のクライアントさんがお仕事を定期的に発注してくださる。ゆえに、新規営業をせずとも毎月決まった仕事をいただけているのだ。この1週間という短い時間ではあるが、何か恩返しができないかを考えた。答えは「この人に仕事を任せて良かった」と思われる原稿を最後の日まで納め続けることである。
本当にライターを辞めるのかどうか僕は就職活動を通じ大いに悩み一つの結論を出した。それが”ライター”の卒業なのである。
最後に・・・
駆け出しライターの頃からお世話になったサグーワークス運営事務局様、そしてメインプラットフォームとして利用させていただいたLancers(ランサーズ)様をはじめ、多くのクライアント様にご迷惑をおかけしつつも、良い経験をさせていただきありがとうございました。
また、ライターアカウントとして運用を始めたTwitterのフォロワー様も色々ありがとうございました。ライターとして復帰する際には今まで通り仲良くしていただけると幸いです。
※本来であれば、一人ひとりにご挨拶させていただきたいのですが時間の制約等もありますので、本noteに代えさせていただきたいと思います。
2019年3月23日
たぬぽん