私とパンクファッション
私は大の洋服好き。
洋服好きと言っても、どんな洋服が好きかと
問いて見ても返答は難しい。
何か特定のスタイルがに憧れてはいるが、結局いつもその場その場で適当に選んでしまい自分でもよくわかりません。
買っては売ったり人にあげたり捨てたり貰ったり、よくわからないがとりあえずなんでも袖を通す。
なんでも良いといいながら色々こだわります。
愛情を注いで大事にしていた服もありますが、いわゆるタンスの肥やしは作らず、シーズン毎にグルグルと新陳代謝させていくのが、
ここ数年のライフスタイル。
冒頭から何が言いたいのかわからないが、
何を書いているのかもよくわからないまま
この記事は続く。
私の20代はパンクロックをこよなく愛していました。セディショナリーズやラバーソール、アンダーカバー、Roenをコレクションしていました、
果ては自分で服やシルバージュエリーを自作するようになり、ネットで販売してる間に、アトリエ兼、店舗を構えて販売などもしていたくらいパンクロックにどっぷりでした。
私が30代頃に、神経質なまでにこだわっていた服が窮屈で窮屈たまらない時期が来てしまい、私はパンク服を脱ぎ捨てて、クローゼットを空にし、店も何もかも畳んで
全てを始末した私は燃え尽き症候群になり、服に全力を費やした20代はなんの肥やしになることも無く、自分で自分の青春に幕を閉じました。
それ以来何に熱をあげるでも無く、
漂うように適当に普通の社会に順応出来るか試すように生きていく事になる30代を過ごす。
38歳の頃、レトロなオートバイを手に入れて、服装に再び気を使うようになり、服の買い物も沢山増えたりしました。
もう一度人生に熱意が帰ってくるのかも知れないと思い、メルカリなどでパンクなアイテムもそれなりに買い戻したりした時期もありましたが、、結局、過ぎ去った時間は帰ってくるわけはございませんでした。
ウェブでカートに入れてクリックをするところまではエモーショナルであって。
商品の到着の頃には、「アレが届くのか〜面倒だな」なんて気持ちが過ぎり、
「懐かしいな嬉しいな」と言う顔を作り、
開封して2回ぐらい着てみて、すぐにメルカリに出品するハメになっていたのでした。
今でも服は好きで、ブティックには入るし、それなりに買い物はしていますが、暮らしがミニマルになっているので、服は10着程度あるか無いかです。フランス人は10着しか服を持たないって聞いたことがありますが、ホントにそうなのかはわかりません。私は服が大好きですが持ち物は僅かです。
しかしパンクロックに夢中だった頃が人生が一番楽しい時期だったと思うけれど、それはとても狭い世界に住んでいた事は充分に承知しているが、Tシャツのグラフィックにワクワクしたり、スタッズの打ち方数mmに拘ったり、、夜な夜なシルバーアクセのワックスモデリングに集中してた頃が、本当に幸せだったと思う。
その当時で大変な事や辛いことに、未熟な事は沢山あったけど、ある歌のフレーズで、思い出はいつもキレイだけど、それだけじゃお腹が空くのもわかってるけど
パンクロックは私の思い出。
何度も取り返そうとしたけど、もう身体が動かないんだ。
幸せだったとハッキリ言ってしまえる大事な物なのに
私が未来に持っていく物ではないのかもしれない。
まさにNO FUTURE。
パンクロックは素敵なカルチャーです、私が動かなくても世界はパンクを未来に連れて行くだろう
から、
おそらくもう、それは私の役目では無いのでしょうと。
だだ、私個人にただよう10年以上モヤモヤとした空虚な物事への取り組みは、まだまだ続くのかと思うと、、しんどい。
なんでもいいから何かにハマっていたいと思いもするが、この醒めた感じはますます私を蝕んでいる。