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「実践!ストーカー対策!!」

ストーカー対策法 「自分本位」に要注意/情報・想像・実行力を
2008年6月10日(火)18:00

 女性を脅かすストーカー被害が後を絶たない。5月末には、裁判所職員の女性に匿名メールをしつこく送った地裁判事がストーカー規制法違反容疑で逮捕された。最近は面識のない人物に狙われるケースも多い。ストーカー被害に遭わないためにはどうしたらよいのか。2人の専門家に聞いた。【山寺香】

 ◇「自分本位」に要注意--ハラスメントカウンセラー・小早川明子さん

 00年以降、年間約70~80人のストーカー被害者の相談を受け、問題解決のためそのうちの約8割の加害者とも会ってきました。今回逮捕された地裁判事のように、司法関係者、警察官、医師、教師、公務員など社会的地位の高い人が加害者になるケースは決して珍しくはありません。

 付き合っていた人がストーカーになる場合も多くあります。その場合は、どうすればいいのか。ストーカーになりやすい男性のタイプには、(1)自意識が強く常に称賛を求めている(2)相手よりも優位に立ち支配したがる(3)知り合って間もないのに相手の関心を引くため「自分史」を語りたがる、などの特徴がある。自分に自信がないためブランド品や学歴で飾り立てる傾向もあります。

 一見格好良く魅力的に見えますが、冷静に見つめると、自分本位な部分が出てきます。いじめられたり監視され、つらいと思ったら、「私が悪いのかも」とか「私が彼を立ち直らせたい」などと考えず、すぐに別れを決断すべきです。

 まずは、別れる「準備」から始めます。物の貸し借りをやめ、債権・債務を清算する。お金だけでなく、ペットなど共同で所有するものはすべてです。それから、相手の家に置いている荷物を徐々に引き揚げ、肉体関係も徐々に減らして絶つ。「病気で体調が悪い」などとうそをつくことも時には必要です。

 自分から別れを切り出さなくても相手から別れてくれるよう、相手が長い髪が好きならば短く切る、化粧をしないなど、自分の魅力を減らす努力をします。そして、早期に「あなたといることがつらくなったのでお別れしたい」と伝えることです。「あなたがとんでもない人だから別れたい」とは絶対に言っては駄目。相手を傷つけ、怒らせることになります。その上で、上司や親、カウンセラーなどの第三者に介入してもらい、それでも駄目なら警察に。これらの「準備」がきちんとできていなければ、警察は被害者と認めてはくれないからです。

 ストーカー的人間と一度付き合ってしまったら、別れるのに多大な労力がいります。このタイプの男性は、突然ストーカーになるのではありません。一見の格好良さにあこがれず、付き合う前によく見極めることが肝心なのです。

 ◇情報・想像・実行力を--安全生活アドバイザー・佐伯幸子さん

 面識のない女性につきまとう「都市型ストーカー」が最近目立ちます。タイプは大きくわけて三つ。(1)有名人や街ですれ違った人にあこがれや恋愛感情を抱く「ファンタジー型」(2)路上でぶつかったのに謝罪しないなどささいなことが発端となる「リベンジ型」(3)ゲーム感覚でターゲットを物色し相手が苦しむ様子に快感を覚える「ゲーム型」です。

 面識のないストーカーからの被害を防ぐには、帰宅途中の電車の中から対策が必要です。電車では、後をつければ自宅が分かるので、ストーカーにとってはターゲット物色の格好の場。居眠りしたり、足を開いて座って音楽を聴くなどもってのほか。周囲に注意を払い、警戒していることを示すだけでも効果的です。

 最寄り駅から自宅まで歩く際、携帯電話で話をしたりメールを打ちながら歩く人をよく見かけますが、それは非常に危険。人が近づいても気づかないし、周囲の人に個人情報をまき散らしているようなものです。背筋を伸ばし、いつでも発信できるよう110番をダイヤルした携帯電話や、防犯ホイッスルを握って歩くとよいでしょう。

 1人暮らしの場合、コンビニに寄る人が多いですよね。でも、ストーカーにとっては電車内と同じく対象を物色しやすい場。2人分のドリンクを買う、はしを2ぜんもらうなど1人暮らしと気づかれない工夫が必要です。

 江東区で起きた女性不明事件では、面識のない2軒隣の住人が逮捕されるなど、オートロックのマンションでも安心はできません。歩く時には、ハイヒールのコツコツという足音がしないようつま先立ちで歩く、通路のドア側は歩かないなどの対策が有効です。部屋に入ったら、荷物を置いたり靴を脱ぐ前にまず鍵をかけてください。

 ある事件の被害者の自宅を見に行ったところ、カーテンがピンク色だったことがありました。カーテンの色や柄は女性の家かどうか見分ける重要な情報となります。遮光性の物をお勧めします。

 私は、女性が身を守るための三つの力として(1)情報力(2)想像力(3)実行力、を提唱しています。インターネットやテレビなどで情報を収集、自分の身に起こりうる被害を想像し、必要な対策を具体的に実行してみましょう。

 ◇07年被害認知件数、1万3463件--前年比7.7%増

 警察庁の統計によると、07年のストーカー事案の認知件数は1万3463件。前年に比べ7.7%増え、増加傾向にある。被害者の約9割は女性、1割が男性。被害者の年齢は20代、30代が7割近くを占める。一方、加害者の年齢は、20~40代が7割以上で、50代も14.2%に上る。

 加害者と被害者の関係は、交際相手(元を含む)が約半数、配偶者(同)が1割。面識のない人物は5.6%、行為者不明は12.2%。動機は、「好意の感情」(67.9%)と「好意が満たされずえん恨の感情」(29.9%)がほとんどを占める。

これはいい記事だ!

ほとんど現在出来うる対策が記載されてるぞ!

付け加えるならストーカーは自宅の様子を良く観察する・・・

表札を出さない、郵便物はポストにキチンと鍵をかける、

さらに洗濯物を外に干す時は、異性のモノを混ぜて干す・・・

これぐらいやると尚いいだろうな。

もう現在被害にあってるなら、

防犯カメラの設置を勧める!

部屋の外の物干しに設置して威嚇するもよし、

部屋の中から逆に盗撮し、証拠撮りに使うもよし、

価格も3~5万も出せば、モーションセンサー(動きに反応する)

録画機能つきの最新機種が買える・・・。

だが、設置する場所にはくれぐれも注意しろ!!

2008/6/11
探偵業務日誌

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