近所のおじさんの自伝が読みたい
おはようございます。のらりです。
皆さんは読書は好きですか?
ぼくは読書が大好きです。なんでも読みます。小説や実用書、哲学や歴史についての本、フィクション、ノンフィクションに限らず、手あたり次第毎日時間の許す限り読んでいます。
中でも自伝が特に好きです。偉人の自伝は読者に彼らの人生を追体験させてくれる。もちろん、彼らの主観が入っているので、真実ではない可能性はありますが、それを差し引いてもとても良いジャンルだと思います。
先日はマルコムXの伝記を読み終えました。激動の人生と彼の不屈の精神に心を躍らされ、とても充実した時間を過ごせました。
そして、ふと思いました。
「近所のおじさんの自伝が読んでみたい」
■おじさんやおばさんは偉大である。
名字は知っているけれど名前は知らない。会ったら挨拶をする程度の関係。そんなご近所に住んでいるおじさん。きっと誰でも思い浮かぶ人物が一人や二人いると思います。そんなおじさんの人生を一冊の本として読んでみたい。
人生とは千差万別です。だれひとりとして同じものはありません。本人が「ありきたりな人生を歩んできた」と思っていても、他人からすると、そこには森があり荒野があり未知の体験があるはずです。
どんな経験をし、どんな感情を覚えて、どうやってここにたどり着いたのか。非常に興味があります。
モラトリアムを終え、自分でお金を稼ぎ始めると、生きることの難しさがわかってきます。日々の暮らしだけでも大変なのに、家庭を作り、社会と関わり、特に罪を犯すこともなく年を経て、おじさんやおばさんになる。これはとんでもない偉業であることがわかるようになります。
そうです。彼らは偉人なのです。
そんな彼らの人生を綴った自伝が面白くないはずがない。そしてそれは、今後の人生を送るためにとても役に立つ教科書となるはずです。
ぼくらにとって最も参考になるのは、偉人の経験よりも、同じ地域に住む彼らのようなおじさんやおばさんの経験なのではないでしょうか?
彼らも彼らの人生の主役です。何十年も生き、物語が詰まっているのです。本にすれば、一冊には収まらないくらいの分量になるはずです。それを読むことができたのなら、ぼくは何を感じ、何を思い、彼らをどのような目で見るようになるのだろう。とてもワクワクします。
SNSやブログの普及に伴い、誰かの人生の断片について読むことはそう難しくはありません。
ですが、幼少期から現在に至る人生をつづった自伝は少ないはず。そんな自伝をぜひ読んでみたいなあと思うのです。
だれか書いてもらえないですかねえ。