PS2ではじめてインターネットをした時の話。
僕が初めてインターネットに触れたのは、プレイステーション2でした。
みなさんは知っていましたか? プレイステーション2に接続することでインターネットができるモデムがあるということを。
よく行くゲームショップでそのモデムを見つけた時は、本当にテンションがりました。「この世には、こんなものがあったのか!」と。
モニターはテレビです。マウスなんてありませんでしたから、操作はゲームコントローラーで行います。十字キーでカーソルを動かし〇ボタンで決定。
キーボードはテレビ画面に表示されるスクリーンキーボードでポチポチと入力。URLを打ち込んで、ホームページに移動します。
初めてのインターネットだったので気にしてませんでしたが、ダイヤルアップ接続なのでとにかく遅い。
jpg画像を開くのにも手間取る始末。
それでも自分には未知の技術です。コントローラーを構えながら、じっと画像が展開されるまで待ちました。開ききった時はガッツポーズです。
しかし、ハードディスクが存在しないので保存はできません。プレイステーション2専用のハードディスクなるものが存在するようなのですが、当時の僕は知りませんでした。
なので、テレビ番組を録画する要領で動画として残しました。しかも、VHS。今でも、そのビデオテープは残っています。
以来、インターネットに夢中でした。掲示板を見て書き込みをしたり、画像を開いて録画をしたりと家に帰ってきたらずっとインターネットをしていました。
翌月、請求書が届くまでは。
そうです。ダイヤルアップ接続は、使えば使うほど料金がかかるのです。スマホのようにデータ量ではありません。経過時間に応じてです。
それを見た、両親の顔。そして、家族会議。
その日、我が家でインターネットが禁止されてしまったことは言うまでもありません。
その後、バイトをしてパソコンを買い、ADSLを導入するまではインターネットに触れることはありませんでした。
苦い思い出ですが、あの体験がなかったら、バイトをしてまでパソコンを買おうなんて思わなかったでしょうし、今みたいにパソコンを自作したりプログラムを組んだりすることなかったでしょう。
初めてインターネットに触れ、ワクワクした時のことは今でも思い出せます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。