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自分を守る生き方[INTJ]



僕はMBTI診断(16Personalities)においてINTJ(建築家タイプ)に分類されている。

内向的な性格であり人に対しての興味がかなり薄い。
あまり人と関わりたくない。
自分が気を許せる人だけ関わっていられるのならどれだけ楽だろうなどと考える。

しかし生きている限りそうもいかない。
学校であれ職場であれ、社会に出ていれば必ず人と接することになる。

それが社会生活における(個人的な)大きな問題であった。

そんな中でいかにストレスを感じずに人と関わっていくかを模索してきた。


そしてひとつの着地点を見つけた。


自分の周りに見えない膜を張るのだ。

空気でできた薄い膜。自分はその中心にいる。
その膜は広げることもできるし縮めることもできる。

境界線を引くのである。他者と自分との間に。

しかしこの境界線は壁であってはならない。完全に隔離された空間に自分を置いてしまうのは僕の本意ではない。

なぜなら閉じこもるのは息が詰まるからだ。

他者に干渉されたくないが故に壁をこしらえて自分が息苦しくなってしまえば、それは他者に干渉されていることになる。

だから見えない膜がいいというわけである。

心の壁やガードも心理的なものでしかないから実像があるわけでもないが、表現として「見えない膜」と言おう。


人と関わることの何がそんなにイヤなのかというと、距離が近いのだ。物理的にも心理的にも。

「どうして話す時そんなに近づく必要がある?」
「なぜ自分のことを話さなければならないのだ?」

こう感じてしまうのである。

みんな距離が近すぎる。はじめから。
まだこちらは慣れていないというのに接近してこないでいただきたい。

僕はそこでモヤモヤした感情を持つ。
INTJは感情を表に出すことは少ないと言われるが、だからといって感情がないということはない。
喜怒哀楽の心を持っている。

そしてこの「感情を乱される」のが僕にとってはつらいのだ。
感情を乱されることは、人に自分を支配されているように感じる。
本来平穏であるはずの心が、外部からの刺激によって揺さぶられるのが耐えがたい。

だから先も述べたように「見えない膜」を張って自分を守るのだ。

心理的な効果しかないが、膜があるという安心感が僕を落ち着かせてくれる。

膜の中は自分だけの領域で、誰にも侵されない。


こうして心理的に境界線を引いて自分にとってちょうどいい距離感で人と関わるようになった。

相手が急に近づいてきたらしれっと距離を取る。
自分の領域には踏み込ませない。
もしも誰かに心無い言葉を投げつけられても膜が弾き返してくれる。



自分は守られている。



そう思うとなんだか生きやすくなった。




では、また明日。



僕がMBTI診断をした時の話を置いておきます。
ぜひ読んでみてください。

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