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パンダカフェ開いた
こんばんは。
本日もam3時。咳で目が覚める毎日。マイコプラズマか??
ついこないだ、自分の夢が(ちょっとライトな感じで)叶ったので
そのときのことを書いてみる。
わたくしとパンダの出会いはもう20年以上前、2歳くらいのときに遡る。
記憶がほぼない時代に、当時まだ幼い姉が、動物園で私のためにパンダのぬいぐるみを選んでくれた。
そのぬいぐるみは、祖母に「ぱんだ坊」という名前をつけられ、
いかなるときも肌身離さず持ち歩くようになっていた。
(ぬいぐるみ界隈なので、実は未だに家にいる。かなり貫禄がでてきてます。)
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親がよく動物園に連れて行ってくれていたこともあり、みるみる動物好き・パンダ好きに育ち、将来の夢はいつも、「パンダの飼育員」か「ドッグトレーナー」と言っていた。
小学校に上がり、動物好きは変わらないまま、
今度はお菓子づくりに興味を持ち始める。
「パティシエ」という言葉を覚えた後に、「女の人はパティシエールっていうんだよ」と教えてもらって
そこから「パティシエール」の語感も気に入って、小5くらいのときの将来の夢発表会みたいなのでは、
パティシエールになるためにはどうすればいいか、調べて発表した覚えがある。
あとはそのあたりで、パンダの飼育員になるためには理系じゃないといけない、中国語が喋れないといけない、すごく優秀じゃないといけない、などいろいろ現実を知り、
なんとなくめちゃくちゃハードルが高いんだという意識で諦めていた。(諦めるの早いな)
中学に上がり、姉が入っていたので演劇部に入り、今度は将来の夢がミュージカル俳優になった。
もちろんパンダ好きもお菓子づくり好きも健在だったけど、
歌うことやお芝居をすることが好きで得意ということに中1で気づいて
そこからはどっぷりミュージカルにはまっていった。
中学の卒業式で一人一言意気込む、みたいなやつで「人を感動させるミュージカル女優になります」とデカい声で叫んだ覚えがある。
そのときから将来、芸術の分野で自分は生きていくのかなとうっすらと思い、
高校受験では歌やダンスを学べる学校に絞って志望校を決めた。
当時通わせてもらっていた無料の学習塾の先生に、あなたの成績ならこういうところも目指せるよ、と言われて出された公立の高校。
結局私の母校になり、あそこで教えてくれてなかったらと思うと本当に感謝だなと思う。ちょっとハゲてる塾長、ほんとありがとう。
パンダ好きについて書こうと思ったのに書いてるうちにいろいろ思い出して、将来の夢変遷になってしもうた。まあ楽しいからいいや。
そんでいろいろあり、高校は劇団に入るなどする。
劇団の大人たちがいつも私の将来について親身に考えてくれて、
よく覚えているのが、「好きなものをいくつか挙げて」「それを全部仕事にできる時代になるよ」と言われたこと。
私は「舞台」「パンダ」「お菓子」みたいなことを言った気がする。メルヘン。
なんやかんやあり、劇団の人に「大学には行っておけ」と言われ、
大学卒業前には「社会人は1年でもいいからやっておけ」と言われ、
気づいたら社会人3年目に突入してしまった。
別でまた書きたいけど
私の人生社会人編はいろいろあったから、
将来のことを真剣に考えられるようになるまで時間がかかったのは許して。という感じで
とにかくやっといろいろなことが落ち着いて、
生涯、私は何で食っていくのか?ということをここ最近ようやくじっくりと考えられるようになった。
んで、パンダに話は戻り。
将来の目標の一つに、海沿いでカフェを開いてのんびり暮らすというのがあり
そのカフェをパンダカフェにしたい、と思うようになった。
みなさんパンダカフェって行ったことありますか?
パンダをテーマにした(パンダのスイーツが売ってたり、店内がぱんだらけだったり)カフェって、実は全国に何ヶ所もあって
パンダ界隈で有名なお店でいうと、阿佐ヶ谷の「ぱんだ珈琲店」
名古屋の「yama coffee」など。
あとカフェって感じではないけど京都の「ぱんだの散歩」とかも、ぱんだのおだんごが売っててすごく人気です。
全国各地にそういうモデルになるようなお店がたくさんあって、
私はひたすら、パンダモチーフのスイーツを食べてインスタに載せるという活動を続けている。
それでなんとなく、自分がもしパンダカフェやるならどんなメニューを出そうかなといつも考えていて
白ベースのお菓子をつくったら、チョコでもレーズンでも、黒っぽいもので目と鼻と口を描くというのをやっていた。
そんなことをしているうち、偶然ラッキーなできごとが起こった。
姉の友達という微妙な距離の知り合いがフリーで月1回カフェ出店をしていて、
そのデザートを出すのがちょっと大変になってきたから
誰かにお願いしようかなと言っていたとのこと。
カフェは、場所をレンタルして出店する形態。
やばいやりたい。と一瞬で思って、すぐさま連絡。
人足りないって聞いたんだけど、ちょっとお手伝いさせてもらえたりしますか??
と聞いたところ、「是非!」とすぐにお返事をくれた。やったー!!!
彼女もまた本当に面白くて大好きな人なんだけど、
オンラインで打ち合わせをしたときに、
「可能性探ってこ!」
からスタートしてくれて
なにその素敵な言葉。と思ってさっそく真似するなどした(笑)
そしてあっという間に出店日も決まり、
1日限定ではあるけれど、パンダスイーツの販売ができるようになった!
そうと決まればもうちゃんと作ろう。売り上げも出そう。と意気込み。
せっかく手作りのお菓子を出すなら、オリジナリティがあって、体に優しいものを出したいなと思って、いろいろ考えて
・米粉のレーズンバターサンド
・米粉のキャロットケーキ
の二つを販売することに決めた。
良いものを作りたかったから、基本の材料は米粉、米油、きび砂糖を使った。
それで、バターサンドはクッキーでサンドするから、
そのクッキーをパンダにできないかな?と考えた。
友達で家に3Dプリンターがある子がいて、その子に連絡。
やっぱり有識者に聞くと違うよね・・すぐいろいろと教えてくれて、
私が描いたイラストを3Dプリンターのデータに変えて、
それを食品販売に適した素材で発注してくれるとのこと。
普通の素材のクッキー型でクッキーつくって販売はできないらしい!そういうのも知らなかったからありがたい。
それでイラストを描いて、発注をお願いして、無事クッキー型をゲットすることができた!
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頭のなかでなんとなく、こんなことできるのかな?と思ったことを
ちゃんと形にすることができたのが嬉しかったな。
そして無事に出店日を迎えた。
初めてのカフェ出店。今まで飲食店でバイトしたことはあったけど、
自分でメニュー考えて、材料を仕入れて、開店前に仕込みして、在庫考えながら開店後も追加で焼いて、ホールもレジもやって、って0から10まで自分でやるのって本当に初めての経験すぎた。
たまたまその日は、お客さんが想定よりも多く来店して
仕込みのときに作った在庫があっという間になくなってしまいそうになって、めちゃくちゃ焦った。
開店後は、提供も含めて常に次にやることが何個もあって、
気持ち的に次、次、ってやってたら本当に休むの忘れててずっと作業していた。
12時くらいに差し入れでおにぎりをいただいたんだけど、
16時くらいになってようやく、一回休憩しな!おにぎり食べな!と言われてハッとして、手を止めておにぎり食べた。むちゃうまかった。
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なんか本当に我を忘れるくらい没頭してしまった。
これで頑張りすぎて、次の日から見事に体調崩したけど(笑)その名残の咳で今眠れません。
それで無事に在庫はすべて売り尽くし、食べてもらいたかった家族や友達の分もしっかり取り置きできて
ちゃんと売り上げも出た。
もちろんすごく大きな金額ではないんだけど
自分で1から商売するってこういうことなんだな。って勉強になったし
なにより夢だったパンダカフェを、1日限定ながらも開くことができて
幼い頃のパティシエールになるという夢も、ほんの1mmくらい叶えられたのが本当に嬉しかった。
そして言うまでもなくずっと楽しかった。
劇団の先輩たちに言われた、「好きなものを全部仕事にする」っていう言葉の意味が少しずつわかってきたような気がする。
こういう、お店を持たずにカフェ出店をするのでも立派な仕事だし
自分の好きなものを掛け合わせると、むしろオリジナリティのある仕事ができるんだなと思った。
複数のやりたいことを、必ずしもそれぞれで独立してやらなきゃいけないということはないなと思った。
なんか思ったよりたくさん書いちゃったけど、
自分のやりたかったことをしっかり実現していく。夢の叶え方を教えられるようになる。っていうのが最近の自分の目標でもあるので
こういう活動は何かしら形に残しておきたいなと思った次第です。
やばい、もう5:00になりそうや・・・・汗汗汗
明日も仕事だから、咳に負けずに横になります。
おやすみなさーい。