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学校の「登校主義」を考え直しませんか?
ざまたかです。遅ればせながらあけましておめでとうございます。
なんと、年始早々息子が発熱しまして、バタバタとしていました。それと合わせてあれこれ書きます。
2日の朝「なんか体調悪い」と起きてきた息子。どれどれ?と検温すると37度8分。発熱以外ではお腹が痛いと言う。我が家で一番人との接触が少ない生活をしているし、呼吸器系の症状もない。とりあえず様子をみるか、と思っていたのですが、その日1日熱は下がらず。3日の朝一で休日医療の担当病院に電話で相談、受診しました。問診で「発熱」というと、ほぼすぐにPCR検査になり、結果は陽性なら翌日中に電話があるとのことでした。もっと詳しいこと、例えば家族の行動についてなどを聞きたかったのですが「保健所からの指示で」とピシャリと言われて終了。病院も余裕がないのだなあと感じました。翌日、私は出勤日だったのですが「家族がPCR検査になった場合は自粛」ということになっているので、そのまま休むことにしました。結果的には陰性だったのですが、この騒動で改めて考えたことがあります。
今回の緊急事態宣言、休校にはしないって言ってるけど、受験生の兄弟含む家族はかなり恐怖なのではなかろうか?
検査が陰性だったので、私は実質1日の休暇で済んだものの、これが陽性だったら私たちもPCR検査だし、場合によっては2週間なりの自宅療養とかホテル泊になるわけですよね?家族の誰かが発熱したらこんな感じだとしたら、今のシーズンは受験生を抱えてる家庭は、兄弟を含めて学校を休ませたくなっても無理はないと思います。実際、私も外出が今は少し怖いです。でも、学校が「出席していること」を最重要としている限り、「心配なので休みたい」という主張は結局のところ「わがまま」と捉えられかねないです。(文科省は配慮する、とは書いていますがあくまで配慮、なので判断は現場に任されているのです。)
新型インフルエンザが流行して以来の、インフルエンザに対する学校のピリピリ感(臨時休校にると授業が遅れる!休みの日に授業を!席が隣のあいつがかかったから迷惑!)にも感じているのですが、
人って病気になるものだよね?
いや、もちろん予防は必要なのですが、なんだか風邪もひけない、発熱もできない世の中ってどうなの?と思うのです。私は学校の中で公衆衛生的な仕事をしているわけなので、矛盾するところではあるのですが、なんというのか、発熱の自由みたいなものはないわけ?などと考えてしまう。(なので、今の仕事は辞めたいw)
ちょっと横道にそれました。東京以外のそもそも住民の数が少ない地域では感染者も全くいない、というところもあるのかもしれません。だから今回一斉休校しない、というのはわからないでもない。でも、冬に感染者が増えることはおそらく予想がついたはずです。6月からの半年でもっとやれることはあったのではないでしょうか。登校すれば、寒寒とした廊下の、水しか出ない水道で手を洗い、換気するために窓が開いた教室で授業をし、マスクを外して40人で給食を食べる生活なのです。
そろそろみんな同じように登校し、同じだけの授業数をこなすことが前提の教育を、見直す時期にきていませんか?