自分らしさの再構築はアジカンと共に
こんばんは。ざまたかです。
書くのやめようかな、と思ったんだけど、
書かずにいられないので。
アジカンのライブに行ったんです。
25周年なんですって。
もう考えられないようなラッキーなご縁があって、
自分では想像もできなかった良いお席で観せていただいたんです。
幸せ。
めっちゃ幸せ。
一緒に行った方たちも楽しんでくださったし、
会場にいたみんなが同じ気持ちだったのが伝わる時間。
現実にはみんないろんな山を登ってるんだろうし、
不安がいっぱいの毎日かもしれないのだけど、
あの時間、あの場所にいたみんなはきっと幸せだったと思う。
結婚して、子どももできて。
引っ越した家はそんなに広くないし、
断捨離も流行ったりしてたから。
自分の好きなものは手放して、家族のものを置くようにした。
子どもがいたら自分の好きな音楽なんて聴く余裕はなかったし、
ライブなんてもう金輪際いけないんじゃないかと思った。
教え子のお芝居の講演とか、
師匠のライブとかは夫に遠慮しながらいったけど、
それでも贅沢だと思ってた。
仕事と保育園と家と公園をぐるぐるする毎日。
家に帰って子供番組を観ながらご飯食べて家事をして、
明日のために寝ることも仕事のうち。
そのうち自分の好きなものが何なのかもわからなくなってた。
どの音楽を聴いてもピンとこない。
そんなとき、ものは試しでジャケ買いしたのが「ソルファ」だった。
最初の2曲で震えた。
「なんじゃこりゃー!」って。
欲しいところに音がくる。
言葉がどんどん響いてくる。
これだよ、アタシが好きだったのはこの世界だよ!
ちなみに3曲目で泣いた。
揺らいでいたっていいんだって思った。
世界に、色彩が戻った
それからしばらくは「もうお母さんなんだからCDだけ聞いて楽しもう」って思ってた。実際それなりに楽しかったし。
雑誌の「ぴあ」を買わなくなって久しくて、
情報なんてどこで取るもんだかもわからなくなってた。
(当時まだあったのかな、ぴあ。とっくにネットになってただろうか?)
でもね、Twitter経由だったかで武道館のライブがあることを知った。
武道館といえば、私たちの世代にとってはバンドの最高峰じゃないですか。
「万障繰り合わせて行く!」って思って、初めてヤフオクでチケットを落とした。
(ちなみに、そういえばあれ以来ヤフオク使ってないです)
お母ちゃんだからさ、
「若いお嬢さんたちばっかりだったら場違いかしら?」とか思ったのだけど
遠慮しないで行ってよかった。
誰のファンかと言われたらゴッチのファンなのですが、潔君のドラムが好きで、PHONO TONES
のライブにも行ったなあ。
NANO-MUGEN CIRCUT にも行って
フェスってものを初体験したし、
「50になっても60になってもライブに行ける体力を維持するぜ!」と思った。コンピアルバムも初めて買った。うちにいた留学生君と2DAYSのライブに1日ずつ行った。
ゴッチの言葉が、
バンドの音が、リズムが
自分らしさを思い出させてくれた。
扉を開いてくれた。
だからずっと、彼らの音楽とは一緒にいたいです。
これからも、ずっと。
10代の頃は、これをいんぐりもんぐりがしてくれたんですね。
永ちゃんのページ貼っときます。
https://nagashima-hiroyuki.jimdofree.com/ingry-s-info/
ライブの楽しさは彼らに教えてもらいました。
武道館の楽しみ方も。
思えばどっちも横浜のバンドだなあ。
ああ、だめだ。
アジカンの良さを全然書ききれない。
ポップなのに時代を描いていることとか、
音と言葉に湿度を感じるところとか、
季節で聞きたい曲があるとか。
業界のこれからを考えている姿勢とか。
好きな曲のこととか。
これは書くより語りたい。しゃべるのあんまりうまくないけど。
これからもずっと聞き続けます。
鳴らし続けてくれて、ありがとう。
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