見出し画像

WEBデザインスクールの選び方 - 失敗しない5つのステップ

はじめに

最近、「WEBデザイナーになりたいんですけど、どうやってスクール選びましたか?」という質問をよく受けます。現在は、会社勤務の方々ですが、自分の子どもや将来の介護のことを考えて、在宅を希望する人が増えているみたいです。

実は、私自身は個人スクール選びに失敗した苦い経験があります。当時は情報収集不足と焦りから、自分に合わないスクールを選んでしまったのです。そのため、スクールに通っても十分な成果を得られず、時間とお金を余分に費やしてしまいました。
でも、こうして記事にしたことで無駄ではなかった、と言い聞かせています!

この失敗から学んだスクール選びのポイントを知ってもらいたい!
私みたいな苦い経験しないで済むように、気をつけてほしい!
という思い出、今回は、WEBデザイン個人スクールを選ぶ際の具体的な手順を、失敗しない5つのステップで紹介します。

これからスクール選びを控えている方に、私の経験が少しでも役立てば嬉しいです。


Step0: WEBデザインスクールを選ぶ前にすること

WEBデザイン個人スクールを選ぶ前に、まず自分の目標を明確にすることが大切です。漠然と「WEBデザインを学びたい」と思うだけでは、自分に合ったスクールを選ぶことは難しいですし、挫折して自信を失うので、本当にやりたい人だけが選ぶべきだと考えています。ここが抜けている人が本当に多い。

まずは、以下のような点を具体的に考えてみてください。

WEBデザイナーとして身につけたいスキルやノウハウは何か

  • HTML/CSSなどでコーディングできるようになりたい

  • WordPressでホームページを構築したい

  • SNS運用も知りたい

将来どのような案件や仕事をしたいか

  • コーポレートサイト制作

  • ランディングページ制作

  • ECサイト構築など

どのような働き方をしたいのか

  • 会社員として会社に勤務したいのか

  • フリーランスとして働きたいのか

  • 在宅で仕事ができれば勤務体系にこだわりはないのか

将来どのような案件や仕事をしたいか、最終的には、どのような働き方をしたいのかを考える必要があると思います。
よくよく考えたら、「WEBデザイナー」にはこだわりはなく「在宅で働きたい」だったり…。

在宅で働く=WEBデザイナーと考えがちですが、会社員でも在宅勤務のところは増えていますし、オンライン秘書や経理関係のお仕事などもあるので、わざわざWEBデザイナーを目指す必要はありません。
WEBデザイナーは、好きでなくてもできますが、好きにならないと続けられない仕事だと思うので、自分が本当はどのように働きたいのか?を考えてみてください。

多分、在宅の仕事のなかでも、学習し始めから安定した案件獲得に繋がるまでを考えると、かなりコスパ悪いと思います(笑)
スキル習得に時間が必要だし、スクールにかけられる予算もかなり高額です。デザイン以外の知識もたくさん必要だし…。
安易に学習を始めて挫折した人をたくさんみてきたので、ガチで、本当に、なりたい人だけがやった方が良いです!!

Step2: WEBデザインスクールの比較検討ポイント

情報収集で見つけたスクールの中から、自分に最適なスクールを選ぶためには、各スクールを比較検討する必要があります。ここでは、スクールを比較する際の主なポイントをご紹介します。

カリキュラム内容をチェックする

カリキュラムを比較する際は、まず基礎から応用、実践までバランスよく学べるかどうかがポイントです。自分の目標達成に必要なスキルが身につくカリキュラム構成になっているかを確認しましょう。また、WEBデザインの世界では、トレンドが常に変化しています。選ぶWEBデザインスクールが、最新のデザイントレンドに対応したカリキュラムを提供しているかどうかも重要な判断材料になります。

受講形態を確認する

受講形態を確認する際は、オンラインか通学か、自分の生活スタイルに合ったスタイルかどうかを考慮しましょう。オンラインの場合、動画教材の質や生配信のサポート体制が十分かどうかがポイントです。一方、通学型のWEBデザインスクールを選ぶ際は、スクールまでの通学時間やアクセスの良さが適切かどうかを確認することが大切です。

講師の質を見極る

講師の質を見極める際は、現役のWebデザイナーや経験豊富な講師陣が揃っているかどうかが重要なポイントです。実際の制作現場で活躍しているプロフェッショナルから直接指導を受けられるWEBデザインスクールは、より実践的なスキルを身につけられる可能性が高いでしょう。また、講師一人あたりの生徒数が少なく、きめ細やかな指導が期待できるかどうかも、スクールを選ぶ際の判断材料になります。

料金体系とコストパフォーマンスを比較する

料金体系とコストパフォーマンスを比較する上で、受講料金が自分の予算内に収まっているかを確認するのは当然ですが、分割払いや奨学金制度など、支払い方法に柔軟性があるかどうかも重要なポイントです。また、カリキュラム内容や講師の質に見合った料金設定になっているかどうかを見極めることが、WEBデザインスクールを選ぶ際の判断材料となります。

就職・案件獲得サポートを評価する

就職・案件獲得サポートを評価する際は、個別のキャリア相談や面接対策など、手厚いサポートがあるかどうかを確認しましょう。また、業界との連携による案件紹介や実践的な制作演習があるかどうかも、WEBデザインスクールを選ぶ上で重要な判断基準になります。

卒業後のサポート体制をリサーチする

卒業後のサポート体制をリサーチする上で、卒業後もコミュニティに参加でき、継続的に学べる環境があるかどうかは大切なポイントです。また、技術的な質問や相談ができる窓口やメンターがいるかどうかも確認しておきたい点です。さらに、スクールのネームバリューやOB・OGネットワークを活用できるかどうかも、WEBデザインスクールを選ぶ際の判断材料の一つと言えるでしょう。


以上の6つのポイントを中心に、各スクールを比較検討してみてください。自分の目標や優先順位に合わせて、特に重視するポイントに注目しながら、総合的に判断することが大切です。

Step3: 直接話して、WEBデザインスクールの雰囲気を確かめる

WEBデザインスクールを選ぶ際、カリキュラムや講師陣、サポート体制など、判断すべき情報は多岐にわたります。しかし、スクールの公式サイトや資料だけでは、実際の雰囲気や学習環境をイメージするのは難しいかもしれません。

そこで、WEBデザインスクールを選ぶ際は、面談や相談の機会を積極的に活用することをおすすめします。直接スクールの担当者と話をすることで、より具体的な情報を得られるだけでなく、スクールの雰囲気を肌で感じることができます。

面談や相談では、以下のような点を確認・質問してみましょう。

カリキュラムの詳細と進め方

  • カリキュラムの各段階で身につく具体的なスキル

  • 課題の提出方法やフィードバックの頻度

  • 授業の進め方(講義形式、演習中心など)

在校生の様子や卒業生の活躍

  • 在校生の学習状況や雰囲気

  • 卒業生の就職先や案件獲得状況

  • 卒業生のポートフォリオや制作実績

学習環境と設備

  • 教室の雰囲気や設備の充実度

  • 使用するソフトウェアやハードウェア

  • オンライン学習の場合のシステムや通信環境

入会の条件と手続き

  • 必要な基礎知識やスキル

  • 選考方法(面接、課題提出など)

  • 入会手続きの流れと必要書類

WEBデザインスクールの選び方において、面談や相談は非常に重要です。担当者と話すことで、スクールの雰囲気を感じることができます。さらに、自分の目標や不安点を伝え、それに対するスクール側の回答を得ることで、自分に合ったWEBデザインスクールを見極めることができます!

私が実際に質問した内容は、「担当者の方は、今どのような案件に携わっていますか?」「途中でサポートを受けられない状況になった場合、休会などの制度はありますか?」などです。時間いっぱい使って、疑問点を全部解消しました!

面談や相談の際は、事前に聞きたいことをリストアップしておくと効果的です。また、複数のスクールと面談することで、比較検討がしやすくなります。WEBデザインスクールを選ぶプロセスでは、面談・相談を上手に活用し、自分に最適な学びの場を見つけましょう。

Step4: 体験談や口コミでリアルな評判を知る

WEBデザインスクールを選ぶ際、カリキュラムや講師、サポート体制など、スクール側から提供される情報を確認することは非常に重要です。しかし、それだけでは、スクールの実態を十分に把握できないかもしれません。

そこで、WEBデザインスクールの選び方において、在校生や卒業生の体験談・口コミを参考にすることをおすすめします。実際にスクールで学んだ人々の生の声は、スクールの特徴や学習効果、課題点などを知る上で貴重な情報源となります。

体験談・口コミを探す方法はいくつかあります。

卒業生のブログやSNSをチェックする

  • 卒業生が運営するブログやSNSアカウントを探し、その内容を確認する

  • 学習の様子や成果、就職・転職活動の経緯などを知ることができる

口コミサイトやレビューを検索する

  • 「WEBデザインスクール 口コミ」などのキーワードで検索する

  • 複数のサイトやレビューを比較し、総合的な評価を把握する

知人やSNSのつながりに相談する

  • WEBデザイナーとして活躍する知人がいれば、その人の経験や意見を聞く

  • SNSで関連コミュニティに参加し、先輩デザイナーにアドバイスを求める

スクール側に体験談や事例の提供を求める

  • 説明会や面談の際に、在校生・卒業生の体験談や作品事例を教えてもらう

  • スクールの実績や教育効果を具体的に理解する材料にする


ただし、体験談・口コミを参考にする際は、以下の点に注意が必要です。

  • 個人の主観に基づく意見であり、万人に当てはまるとは限らない

  • 一部の極端な評価(高評価や低評価)に惑わされない

  • 自分の目標や基準に照らして、情報を取捨選択する

WEBデザインスクールの選び方において、体験談・口コミは重要な判断材料の一つですが、鵜呑みにするのではなく、あくまでも参考情報として活用しましょう。

私もある人の体験談を見て、入会を決めたことがあります。しかしながら、その人と卒業後に話してみると、求めていたものが違ったようで、あまりメリットを感じていなかったそうです・・・。私は学びたい分野が学べたのでその点は良かったと感じていたので、人の意見は「参考程度」と考えておくと良いかもしれません。

Step5:  納得してからWEBデザインスクールに入学を決める

WEBデザインスクールを選ぶ過程で、目標設定、情報収集、スクール比較、面談・相談、体験談・口コミのチェックを経て、自分に合ったスクールが見つかったら、いよいよ入学の決断となります。しかし、契約を交わす前に、もう一度重要なポイントを確認し、納得した上で入学を決めることが大切です。

契約前の最終確認では、以下の点をチェックしましょう。

受講規約の確認

  • 受講規約をよく読み、理解できない点や不明点は質問する

  • 中途解約や返金に関する条件を把握しておく

支払いスケジュールと方法の再確認

  • 支払いの時期や金額、方法(一括、分割、ローンなど)を再度確認する

  • 初回の支払い日や手続き方法を把握しておく

必要な機材やソフトウェアの準備

  • スクールで必要となるPC、タブレット、ソフトウェアなどを確認する

  • 必要な機材の購入やインストールを事前に済ませておく

学習計画の作成

  • スクール期間中の学習スケジュールを立てる

  • 仕事や私生活との両立を考え、無理のない計画を立案する

メンタルケアの方法を考えておく

  • 学習に行き詰まったときや挫折しそうになったときの対処法を考える

  • 家族や友人、スクールのメンターなど、サポートを求められる相手を確認する

入会を決めたら最後ではありません!そこからスタートです!
覚悟を持って最終確認していきましょう。

私もスクールを入り直すと決意したとき、前回の失敗を繰り返さないように契約書を何度も読んで、お金を払うのだから、仕事として成り立たせなければ!!!と気合を入れました(笑)

これだけは言っておきたい

契約書、お金、大事!!
何度も言います!
契約書、お金、大事!!

スクールに入ってからの時間は、本当に一瞬です。
そして、限られた時間に習得しなければならないスキルが山ほどあります。初心者なら尚さら。
怒涛の日々を乗り切る覚悟と時間をしっかり確保してください。

心も身体も健康が一番!

いいなと思ったら応援しよう!