男を描きたい
男を描きたい。
男を描ける側の人生でありたい。
しかし私はそうではない。
なぜ男を描けないのか？
ちゃんと男を描いたことがないからだ。
私はこれまで男を描かずに暮らしてきた。
これからの人生のため、男を描くことと向き合いたい。
これは定期ゲ・乙 Advent Calendar 2021 17日目の記事。
男が描けると、どうなるのか
男が描けると、男性キャラを作ることができるようになる。
私がゲームに出したキャラクターはどれも女性ばかりなのだが、それは性的嗜好も含むがそれ以上に「男が描けない」という理由が一番強い。
あと、男が描けるとR-18の分野についてものすごく強い。
（男の顔が描けないからこういうことになる）
正直今回向き合う理由の8割はこれである。男女のまぐわいを描写するにあたって片方が欠けるのは痛い。
男を描いてみる
俺が男を描くにあたって知っている知識は、
・眉毛と目の間は狭くする
・首が太い
・割と豪快に耳を大きく描いていい
ぐらいのものである。
そういうやつがいきなり男を描くことに挑戦するとどうなるか。
ちょっとヤバい。気絶しそうになった。
大和アレクサンダーは、初手で行くキャラではなかったのかもしれない。
まず顔の輪郭線の処理がわからない。
男性キャラクターというのは輪郭線がものすごく多様だ。
頬と頬骨の線をそのままつなげる顎もあれば、その間に地面と平行な線がある顎もある。
こいつは後者なのだが、そんな線は引いたことがない。助けてくれ。
十王院カケルも描いてみた。こっちの方がまだいくらかマシだ。
ちょっと等身がおかしい気もするが。
顎が線分2つで構成されているならある程度わかる。
ハッピーケイオス。どんなキャラなんだろうと思ったら意外と強くてムカついている。なんだその5K>6K>HSループは。黄RCしかないのか俺には。
美男子系は割と描きやすいというか、女を描くときのノウハウが多少使えるからそれなりに描けるところあるかもな。
ゲージのないケイオスにはそのまま何もさせず勝てるんですけど。そう、レオならね。
ヒゲが盛大に生えてると輪郭線に困らなくていいな。
ちょっとオッサン感が足りない気もする。
そういえばシワという概念も男性キャラ特有のもんだな。産まれてこの方描いたこと無いよそんなもの！
でも描けるようになりたいノ……
あと目にハイライトを入れるかどうかの判断がムズすぎる。
これは入れない方が良かった気もする。
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残念ながら次が最後だ。最後に描くのは決まっている。
ジョジョだ。
私は常々「ジョジョのキャラを自分の絵柄に落とし込んで描けたら一人前」だと思っている。なんの一人前なのかは知らないが。荒木飛呂彦先生の絵をデフォルメして描けたら相当なものだ。
私はジョジョの中でも五部が好きなので、主人公ジョルノを描いてみよう。
その結果がこれだ。
誰だ。
いや、でもジョルノ・ジョバァーナだ。髪型が意味不明だから。
敗因はわかる。眉間周辺の黒ベタがないのだ。それ入れると荒木飛呂彦すぎるなと思って、意図的に描いていない。
でもジョルノのジョルノたる所以ってこの黒ベタだったんだな……って描いてみて初めて気づいた。
そういえば描いてる途中ものすごくジョナサン・ジョースターに似ている瞬間があった。
ベタを足したらちょっと似た。
男を描いてみて
思ったよりいけそうな雰囲気はあった。清書してないので本当に雰囲気だけだけど。
来年には俺の作るキャラ全員男になってるかもしれません。
（おわり）