※「星のカービィWiiデラックス」ほか、カービィシリーズにおけるマホロア関係のネタバレがガッツリ含まれているのでお気を付けください。
あらすじ
こんにちは。星のカービィ探索隊の筆者、桜餅ごめ子です。
星のカービィWii発売日が近づいてきた秋の某日、私は推しであるマホロアの誕生日記念絵を描こうと思いました。しかし、絵の構図が思い浮かびません。
なので、絵の代わりに「マホロアの口調傾向調査をまとめたnote記事」を誕生日記念に書こうと思いました。
台詞の調査をしていたとき、私はふと「誕生日前に見たい人もいるかな?」と思いました。そこで、参考のためTwitterにてアンケートをしました。
アンケート結果を見るに、そこそこ需要がありそうだったので、誕生日前に公開できるよう調査を進めていました。
……しかし……
マホロアの台詞量が多すぎて、誕生日前どころか誕生日にも間に合わない……!!
とはいえ誕生日前に上げると言った以上、何かしら公開しておきたいと思いました。なのでせめてもの悪あがきとして、現時点までに調べられたぶんを書き留めておきます。
今回は前編記事として、カタカナの混じり具合や語尾などの「口調」、どのような言葉を使うかといった「言葉選び」、ゲーム内、ウェブサイト、Twitter広報などの「媒体ごとの違い」の3つの視点から分析していきます。
何か思ったこと、気付いたことがありましたらコメントかマシュマロにお願いします。
口調
同じ単語の表記揺れ
はっきりとした規則性はなく、同じ単語でもカタカナの時とひらがなの時がありました。カタカナ・ひらがな・漢字が続かないようにバランスを取っていると思われます。まあそりゃそうといえばそう。
「コノ」「この」
例:
「ット」「っト」
例:
「マダ」「まだ」
例:
「じつは」「ジツは」
例:
「マデ」「まで」
例:
「ケド」「けど」
例:
語尾
カタカナの語尾です。マホロアの口調の中でも特に目立つ特徴です。
基本的には以下に挙げる語尾が使われていますが、ひらがなの時もたまにあります。
「**ヨ」
例:
「**ヨォ」
例:
「**ヨォ~」
例:
「**ヨネ」
例:
「**ヨネッ」
例:
「**ヨネェ」
例:
「**ネ」
例:
「**ネッ」
例:
「**ネェ」
例:
「**ネェ~」
例:
「**ダヨ」
例:
「**ダヨォ」
例:
「**ダヨネ」
例:
「**ダヨネェ」
例:
「**ダナァ」
例:
「**デショ?」
例:
「**ンダ」
例:
「**ンダ~。」
例:
「**ンダヨ」
例:
「**ンダイ?」
例:
「**ナ」
例:
「**ナァ」
例:
「**カィ?」「**のカィ?」
例:
「**カナ?」
例:
「**カナァ?」
例:
「**ジャン」
例:
「**ゾ」
例:
ひらがなの語尾
例:
間延び
「ゼーンブ」「な~んて」など、音を伸ばした言葉づかいを多用します。「ー」「~」両方使いますが、「~」の方が比較的多めです。
「ー(伸ばし棒)」
例:
「~(伸ばし棒)」
例:
「ホント」の表記違い
間延び表現のなかでも特にバリエーションの多かった言葉です。
「ホントー」
例:
「ホーント」
例:
「ホ~ント」
例:
「ホント」
例:
笑い声
表現に違いはありますが、原作では「クッククク」系の笑い声のみです。
「クッククク!」
例:
「クックック…!」「クックック…」
例:
「クックックッ!」
例:
「クックク、」「クックク!」
例:
「クククッ!」
例:
言葉選び
一人称、二人称、三人称
一人称は「ボク」、二人称は「キミ」で固定です。
スフィアローパーやランディアなど、敵キャラに対しては「ヤツ」「アイツ」と、やや乱暴な言い方です。
「ボク」
例:
「キミ」
例:
「ヤツ」
例:
「アイツ」
例:
「かれら」
例:
あいさつ
これといって変わったところはないのですが、参考にピックアップしました。
「ありがトウ」「アリガトウ」
例:
「オカエリ」
例:
「ヤッタヨ」
例:
「ヨロシクネ」「ヨロシクダヨォ!」「ヨロシクだヨォ!」
例:
「ヤァ」「ヤァヤァ」
例:
基本の言葉選び
ある程度特徴はありそうなのですが、調べきれませんでした。後半記事に回します。
「ウチ(家)」
例:
雑な物言い、暴言系
マホロアは普段は穏当な話し方をしますが、時々乱暴な言葉選びをします。
Wii本編ではストーリーを進めるにつれてだんだん化けの皮がはがれていく演出に、それ以降の店主やTwitterではふてぶてしさの表現として用いられているのではないかと思われます。
「やっつけちゃう」「やっつける」系
例:
「コッテンパン」「ボッコボコ」
例:
「サッサと」
例:
「おひとよ…」
例:
「ハヤトチリ」
「耳の穴カッポジッテ」
例:
「ウハウハ」
例:
「ヒマ」「ヒマ人」
例:
ぶりっこ・かわいい・おべっか系
どこかわざとらしい、あざといような言葉選びです。
Wiiでも裏切り者とバレたあと、ウェブ上で広報をするようになった店主が特に多用しています。
「ステキ」「やさしい」
例:
「チョー(超)」
例:
「ブルブル」
例:
「かよわい」「いじめないで」
例:
感嘆詞
これといって変わったところはないのですが、参考にピックアップしました。
「ワォ!」
例:
「あぁ」
例:
「オォ」
例:
「じゃ」「じゃあ」
例:
その他
「おソラ」
例:
※「お」がついてない時
例:
ことわざ
例:
媒体ごとの違い
Wii、WiiDX、マホロアランドなどのゲーム本編
全体的に漢字が少ないです。ウェブ媒体では漢字表記になっている言葉が、ゲーム本編ではひらがな・カタカナで書かれていることが多いです。
例:「こきょう」「故郷」
マホロアエピローグ
他モード、他媒体ではあまり見られないカタカナの混ざり方になっています。
例:「なッちゃった」「なっちゃった」
例:「やらレ」「ヤラレ」
店主マホロア
裏切り者なのがすでにバレているせいか、恩着せがましさ、ふてぶてしさ、あざとさが強く出ています。
特に、カビハンZの公式サイトやTwitter広報などのウェブ媒体では特にその傾向が強いです。
例:
次回予告
というわけで、前編記事は以上です。
後編記事では「カタカナの混ざり方」などもっと深く掘り下げていきます。
え、「そこが一番知りたかったのに肝心なところは後回しなの?」って?
それはその……ごもっともなのですが、本当に作業量が多すぎて……
台詞の文章をワードごとに分けて、それをひとつずつ分類するのを……8894個分やるという作業が……本当に……
調査用Notionのページを公開しておきますので、入力作業終わってなくてもいいからデータを見たい!という方はこちらをご覧ください。
何か思ったこと、気付いたことがありましたらコメントかマシュマロにお願いします。
それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。
後編記事は今しばらくお待ちくださいませ。
台詞のソースはこちらにまとめています。