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第13回耽楽的楽曲紹介 Chaos×ksk(8th wonder)「o`clock」(『A CONNEXION OF BLOOD[S]』(2020))
第27回後半_北鎌倉の怪_2024.7.28|耽楽的音声記録より。勝手ながら故人の追悼として曲を関連付けるのも憚られる気もしますが、先生の墓参りを行った当時から先生の死、短歌に傾倒されていた姿、知ってるようで誰も知らずに去っていった寂寥などから、ksk氏の詩的なリリックが生死や輪廻的なものをぼんやりと覆った「o`clock」は雰囲気の合った曲ではないかと思っております。
Chaos×ksk(8th wonder)「o`clock」
o'clock | chaos × ksk | UTOPIAN SOCIETY[S] (bandcamp.com)
自分後の世界 天動説 天の河 墓の中にあるのはダカーポかな
静かな小皿に月が載る 閉店後のガラスケース
止まるという運動を繰り返してる
発言の花瓶に生けた破れた写真 壊れた車輪 頼っているサイン 零 コンセントレーション
出来るだけ長いクラクションを空に投げた 本当に過去なのか
どの七日も青の木の葉 一日として落ち葉はなく アロハ
ようこそサヨナラへ あいさつはパノラマさ
死とはゼロのあだ名
数えると見つからず ふるえるものを口から吸う 生き魂
雪柄の数珠 好きだからつづく
無地の花は後ろから むくろ話 次の私の貴方に土をかけたい
…一つ 二つ 三つ 四つ 五つ 六つ 七つ 八つ…
ビニール傘 はねる小雨 半濁音 泣くの ?
上から見る交差点 いっぱいの傘車
また来るから あの世雪舟 和洋折衷
宇宙の刻は零時 静止した聖域 しょせん科学者も少数点に居る
無いを聞いて 泣いていいって 零
真ん中に海を持つ女からはじまって
ここに居るという昼の先には 夜みたいな滝があるね
アジアの涙 阿弥陀 ありがとうは去る者への首飾りだ
空の心 山の心 湖の心 沼の心 川の心 海の心 港の心
魚と子供
謝る子 甘える子 離れる子 みな何秒かを失うと0に血が通う
肉でもなく 骨でもなく そこだけ時を止めてある 懐中時計
最終の駅 回想録 水槽を見てる最初の僕 最小と億 サイコロ
偶然の反対は奇跡 蛙飛び込む第一声 巻き戻し不可能な再生機器
はじまりはいつも誰 泣きながら失語 ハレー彗星…
死する… シースルー… 自分… 人物… 銀映る真空… 神仏…
因数分解…
今度こそ はい と いいえ あいこの利き手 最後と言って
右襟を上にする十二単衣 零時をさす針が十二時と聞こえる
…一つ 二つ 三つ 四つ 五つ 六つ 七つ 八つ…
...五時 六時 七時 八時 九時 十時 十一時...
※歌詞はA CONNEXION OF BLOOD[S] | UTOPIAN SOCIETY[S] (bandcamp.com)より引用。