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探究生徒オリジナル授業「環境問題編」

こんにちは!探究学舎のホッシーです!

今回の記事では、探究学舎の中高生クラスの生徒たちが制作したオリジナル授業についてご紹介します!

テーマは「環境問題編」。現実世界で起きている環境問題について興味を持ってもらい、何か行動を起こすきっかけを作りたいという想いで、授業を制作してくれました。

スライドも全てオリジナル!

授業制作以外にも、イベントの企画、事前の集客、当日のイベント運営、イベントレポート作りにもチャレンジした生徒たち。彼らの挑戦の記録をご覧ください!

イベントレポート

こんにちは!

普段中高生クラスで授業を受けている私達が初めて授業作成&発表に挑戦した「環境問題編」。MFもGFもすべて中高生だけで行いました!

このnoteで「環境問題編」の内容と授業を皆さんにお伝えします!

実施メンバー

まずMF(授業をする人)の自己紹介!

じん(手前左)
受験真っ只中の中学3年生!陸上部に在籍していてライバルのタイムを抜かすことを目標にしている。最近鎌倉に行き、日本刀を買ってしまった(環境問題オタク?)

ももか(手前右) 
今年9月からカナダの高校に進学予定の15歳。環境問題&K-popヲタク。

GF(授業をサポートする人)の紹介!(2列目左から)

ふうが 中学2年生 めっちゃフレンドリー&ギャグ線高め??
たける 高校1年生 いろんなことに興味津々な熱い男
けんと 中学2年生 中2と思えない大人っぽさと安心感
にじ       高校1年生 頼りになるカリスマお兄さん
しいな 高校2年生 ピアノが得意(ギターも弾けちゃう)

今回は20人もの方々に参加していただきました!応募開始してからすぐに定員に達したので、じんもももかもめちゃくちゃプレッシャーを感じました笑

授業ではまず最初に「環境問題とは何か?」という問いから始めました。

小学生が多い今回の授業では「地球温暖化」というワードは出ると思っていましたが、いきなり「生分解性プラスチック」という超ハイレベルなワードが出たのには驚きました!

授業中の様子

みんなの中で環境問題に対して少し考えが深まったところで、「環境問題クイズ」を実施。私たちが今どんな状況下に置かれているかを知ってもらうために複数の問題を用意しました。

今回出題したのは①「80年後の東京の2月の平均気温は何℃?」②「私達が1年間に食べているプラスチックの量は?」など。

みなさんは正解がわかりますか??正解はこちら!!

(答え ①26.0℃  ②ヘルメット1個分!)

意外な事実に参加者のみんなも大盛りあがりでした!

なんとなく「環境問題」の実態がわかったところで、自分たちに身近なものを例に挙げてもう少し深掘りしました。

身の回りはプラスチックであふれている!

例えば、スタバのプラスチックストローが紙ストローに変化にしたという話などは、多くの人にとって馴染みのある話ですよね。

そして、身近なプラスチックの製品を探す「プラスチック探しチャレンジ」をしてもらいました。これは、自分が日々どれだけのプラスチックを使っているかを実感してもらうためのゲームです!ルールは簡単。

探究にあるプラスチックが使われているものをできるだけ多く見つけたチームの勝ち!みんな積極的で、ペンを全色カウントするというすごく賢い?ことをしている子もいました笑

みんなが「環境問題」についてしっかり理解した後は、とんとん拍子に授業は進みます。「プラスチックが環境に与える影響はどんなものがある?」と問いを投げかけました。

プラスチックの中には海洋プラスチック・マイクロプラスチックになったり、二酸化炭素・温室効果ガスを排出し環境が悪化してしまう原因になるものがあることを学びます。

その後ついに、「地球温暖化」が進むとどうなってしまうのか、具体的な例を紹介し、ちょっとどころではすまない現実を紹介しました。景観が損なわれたり、お寿司が食べられなくなったり、桜の花が咲かなくなったり!

私達が生きる未来がどのようなものか何となく想像がついたとかな〜思います。十分に「環境問題」が深刻な状況になっているかがわかったところで、こう問いかけました。

「みんなが環境問題を少しでも解決するためになにができる?」

ここでは結構みんな悩んでましたね。ももかとじんもすごく悩んできた問いの一つです。

ただそれを考えようとすることが、まず環境問題に取り組む最初の第一歩だと思います。実際、その第一歩がめちゃくちゃ難しいんだから…

具体的なシチュエーション(カフェに行くとき、旅行に行くときなど)の中で何ができるかをグループごとに考えてもらいました。

最終的にとてもいい意見がたくさん出てきていたので、みんなの生活にも変化が現れるといいな思います。

生分解性プラスチック

そして最後に、『生分解性プラスチック』というものを紹介して終わりました。科学技術も進歩していて、環境問題の解決は可能だということがわかってもらえたと思います。

ここで授業は終わり!たくさんの方々の協力のおかげで、私達の授業は大成功でした!

参加者のみなさんとパシャリ

この記事を読んでくれた皆さんへ

私は環境問題以外にも、皆さんに様々なことに対して興味を持って欲しいと思っています。なぜかというと、私は本が好きで、たまたま環境問題の本を手に取ったからこそ今ここに私がいる、そう考えるからです。

なにが言いたいかというと、なんでも「きっかけ」が大事と言いたいのです。これをどう捉えるかはわかりませんが、人生は一度きりです。悔いなく生きることを大切にしていってほしいです。(じん)

環境問題というのはとてもスケールの大きく、複雑な問題です。「めんどくさい」「難しい」「自分にできることはない」そういう印象を持つと思います。私達でこの印象を変えよう!と授業を作りました。めちゃくちゃ悩みました笑

今後の皆さんの生活に変化があれば嬉しいです。また、授業にご参加されなかった方々にもぜひ「環境問題を本気で解決しようとする中高生がいる」ことだけでも覚えていただけたらなと思っています。(ももか)

あとがき

イベント自体は大成功だったにも関わらず、終了後に長時間の振り返りをしていた生徒たち。

観点も大人顔負けで、もし次回イベントをするならどのような場にしたら良いか。自分たちの動き方はどうだったのかなど、ひとりひとり詳細に振り返っていました。

ふりかえり中の生徒たち

さらに、自分たちの課題意識を多くの人に届けたいとの想いで、上記のような素敵なイベントレポートまで作成してくれました。

授業を受ける側から、提供者側になることで得られる学びは非常に価値あるもので、本当に素晴らしい経験をしているなと思います。

自分なりの問いを持ち、自分なりの解決策を導き出して行動すること。それすなわち探究であると僕たちは考えていますし、生徒たちはそれを体現していました。

そんな姿を見て、中高生自身が主体的に作り上げていく場、機会をもっと増やしていきたいなと改めて思わされました。

以上、探究生徒オリジナル授業「環境問題編」レポでした!

(ライター:ホッシー)

お知らせ

記事に登場した生徒たちも参加した中高生キャンプが、この夏進化して開催予定!100名規模のフェス形式で、中高生自身が自分たちで創り、運営していくスタイルとなっており、さながら文化祭のような学びの祭典です。

「環境問題編」を自ら企画・運営した生徒たちのように、自ら創り出す経験を、多くの中高生に経験してほしいという想いで実施するイベントです。

これまで探究学舎のイベントに参加したことのある方でも、そうでない方でも大歓迎!詳細はこちらからご覧ください!


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探究学舎
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