木地師の日常 第22話 夫が「モジ男化」する件。
輪島市にある四代続く椀木地屋の妻です。
椀木地職人の夫が一人で木地制作を行い、妻の私がその手伝いをしています。
このカッコ
他人には見せられません。
さて、若干の『問題作』となる今回のお話。
家中木くずだらけになるため、
仕事中の休憩は作業着を脱いで家の中に入る夫。
そんな夫ですが、
実は普段から夫の作業着の下はモジモジくん状態です。
「モジモジくん」ご存知でしょぅか？
「とんねるずのみなさんのおかげです」という番組内のコントで
とんねるずのお二人がされてた格好、キャラクターです。
昭和生まれの方はわかると思いますが、
平成、令和の生まれの方は知らないかも‥？
木地師の夫は
手拭いを取ったら頭はスーパーサイヤ人（黒髪バージョン）で、
首から下は実はモジ男です。
もちろん全身タイツではないです。
黒いゴルフ用のウェアや、運動用のスパッツなどを履いています。
工場は夏は暑く、冬は寒いのですが、
この格好だと
夏は汗で作業着が肌に張り付くことを防げ、
冬は防寒になるのです。
ちゃんと意味がある。
そう、ちゃんとその格好の意味があるのに
なんて変な格好w w
いつも心の中で爆笑しています。
この一見全身タイツの上にハーフパンツを履いたり、
Tシャツを着たりと、一応家族への配慮はある時もあるのですが、
おおかた面倒くさくなるようで、
ほぼ毎日モジ男が
家の中を徘徊したり、ご飯を食べたり、寝そべったりしています。
（主にモジ男を観測できるのは昼休憩時です）
ここに突然のお客様が訪れると‥
ご想像にお任せしますが、
それは悲劇の始まり。
大パニックの始まりとなるのです。
今後もモジ男を観察していきたいと思います。
‥‥
「木地」ってなに？「椀木地職人」って何を作る人？
「椀木地について知ってから4コマまんがを読みたい!」という方は、
辻椀木地木工芸のオフィシャルサイトで連載中の、椀木地屋について説明したまんが「木地師のまさたか君と私」の第1話を読んでみてください。
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