花を植え替えよう、たねをまこう。
次々と花をつけてくれたパンジーたちが、そろそろおしまいになってきた。暑さに強い花に植え替える時期がきた。花が終わったらまめに花殻をつんできたので、本当によく咲いてくれた。ありがとう。次はペチュニアかな。
ネットワーク接続が不調で、近隣のお店にLANケーブルを買いにいったら、保育園で一緒だった新一年生とその家族に会った。新一年生、学校楽しく通学しているだろうか。保育園で上履きをはいたり、お昼寝をしないで過ごして練習したことが、役にたっているだろうか。ちょっとはにかみながら、またねー、と言ったあとに、ささっと近づいてきて、先生、ハイタッチ、とかわいいてのひらをかかげてきた。
このご時世では、ハイタッチはしなくなっちゃったのよ。
とわたしが言った。
??
そんな顔で見つめ返された。
ハイタッチ、素直にすればよかった。なんでわたしあんなつまんないこといっちゃったんだろう。でも、やっぱり買い物の最中だったし、ハイタッチだめだよね。でも、ハイタッチしてもよかった。どうしてできなかったんだろう。何度も何度もそのあと考えた。こどもはどううけとめたんだろう。学校でもハイタッチはなし、って言われてるのだろうか。マスクしてたなあ。家族でみなお手製のそれぞれのキャラが見え隠れするマスクしていた。ハイタッチ・・・。
行き詰ったときは、たねをまこう、ということを書いていらっしゃる人がいた。誰だったか忘れた。たねは芽をだす。冬にたくさん食べた水俣の甘夏のたねを埋めておいたのが、どんどんピカピカの新芽をだしてくる。これ、どこに移植しようか。
始めて苗を買ってベランダで育ててみたイチゴは、ほんの数個だけだったが、完熟のおいしい実がついた。途中からでてきたランナーが気に入って、摘花も摘果もしなかったし、ランナーも伸ばし放題にしていたので、結果、実はすくなかったわけだ。ランナーから株を育てることもできる。実がもっと欲しかったなあ。暑さにはこれからどう耐えるのかなあ。
花も、野菜の苗も、ちょっと手入れを怠ると一気に弱る。ちょっとした虫がついたのも、その日に気付けは阻止できる。でも数日たつともうだめ。水やりも同じ。ちょっとだけの手間なんだけど、そのちょっとを怠ると、育たない。
保育園の園児がみなすくすくと育っていくような、見守りがしたい。
思春期で少しくらいつまづいても、保育園のころのようなまっすぐなまなざしで、社会の難しさに負けないでしなやかに成長していってほしい。大人は見守ることをしながら、社会を暮らしやすいところにしていかなくてはなるまい。