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アンパンマン卒業してプリキュアにハマる4歳の娘。欲しくなるおもちゃ。

アンパンマン沼を抜けるとプリキュアが待っていた。テレビがピンク、ブルー、イエローとカラフルに染まり、4歳の娘はおもちゃを欲しがった。

▲ダンボールにしまわれたアンパンマンと仲間達

娘はアンパンマンにぞっこんだった。

おもちゃの9割はアンパンマンだったし、毎日HULUで2話見ていた。服も靴も鞄もアンパンマンで揃えていて、行きたい所を聞けば必ず横浜のアンパンマンミュージアムと言っていた。

アンパンマンミュージアムでは、でかいイヤリングを付けた攻撃力高そうなママの間違ったアンパンマン用語の説明に割り込んで、ドヤ顔で指摘するなど気まずいことをやらかしていた。僕はあやまった。怖かった。

ついこの前までアンパン一色だったのだ。それなのに、プリキュアをちょっと見ると、またたくまに娘の脳内から丸い顔とバイキンマンの返り血で赤く染まった身体のアンパンマンはいなくなった。

世間で言われてる通りに物事が進むことってあるんですね。

アンパンマン卒業はいきなり来ると聞いていたけれど、本当だった。びっくりした。

その代わりに台頭したのがプリキュアだ。

プリキュアのアマチュア愛好家である僕にとってはニッコリなのだけど、問題がひとつだけあって、おもちゃがちょっと買いにくい値段なんですよね。

アンパンマンの場合、ぬいぐるみが1000円くらいだったし、なんなら中古のおもちゃもたくさんありました。ピアノみたいなデカいおもちゃは1万くらいしますが、基本的には1000円〜3000円で揃うものが多かったので、ほいほい買うことができました。

でも、プリキュアは違う。メインのおもちゃであるマスコットのぬいぐるみが5000円近くする。2022年放映のプリキュアは3人いるのでコンプリートしようと思ったら15000円だ。夏に仲間が増えるので、その分も買ったら2万円だ。

困ったもんだ。買うのであれば、僕としてはコンプリートしたい。でもさすがに2万円はキツイ。中古で買おうと思っても古いシリーズのおもちゃしかない。

ちなみに、主人公のマスコットは、「コメコメ」という名前なのだけど、「こめっ〜」と鳴きながらハンバーガーを食べるなど、愛嬌抜群でとてもかわいい。

コメコメのぬいぐるみには、「にぎにぎ変身!!」というキャッチコピーが頭につけられている。

現金や欲望をニギニギして、キラキラなものに変えてるというメッセージが込められているのだろう。すばらしい。コメコメを作った人は闇金ウシジマくんのファンだと思う。よくニギニギって言葉が出てきますからね、あの漫画。

このプリキュアのダンス動画もすごかった。プリキュアはEDでダンスが流れる。そのダンスを詳しく解説してくれる動画だ。

娘もすっかりダンスの虜になっているので、大喜びでこの動画を見たのだけど、15分の動画のうち、10分がダンス、5分が商品の宣伝だった。

ダンスが終わると、「にぎにぎ変身!!おしゃべりコメコメ」のぬいぐるみを筆頭に、コスメグッズなどがどんどん流れていった。全部揃えると5万円くらいかかるりそうだ。

ダンスの後というアッパーなテンションのシチュエーションで宣伝がくると、娘は買う気になるし、僕も欲しくなってくる。物欲トラップのレベルが高い。

いや〜、デリシャス!パーティプリキュア恐るべし。彼女らのデリシャスパーティの足元にどれだけの屍が転がっているのか想像するとゾッとすると思った。

屍の山に咲いたきらびやかな花、それがプリキュアの姿なんでしょうね。


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