きちんと食べよう。

　どこにも行けないのですが、だからこそ、きちんとご飯を食べようと思いました。

　今家にあるもので、できる限りしっかりと。

　それなので、大きなしっかりとしたレンコンを剥いて、包丁を入れて、甘辛く味付けをして食べてみました。

　しっかりと美味しかったです。

　食べないと動けなくなってしまうし、食べるものを工夫しないと健康は壊れてしまいます。そうして、野菜を食べないと元気でいられないことにも気がついて、ちゃんと食べることができていた頃は本当に恵まれていたんだなぁ、と思いました。

　この先の人生のイメージが浮かんでこなくて、どうしたらいいのかわからなくなってしまっているけれど、きっといい方向に進んでいくことができることを信じて、諦めないで前向きでいようと思いました。

　そうして、思いもしないことを考えている人がいることにも大きなショックを受けてはいますが、必要なことだったんだと考えるようにして、自分を大切にしてあげようと思いました。

　そんなことよりも、きちんと食べて体の元気を取り戻さなければ。
　そう思うのです。

　体がしっかりとしていないと、心もしっかりとはしてくれません。
　だから、まず、きちんとしたものをしっかりと食べなくちゃ！と考えました。そうして先に進んでいかないといけないと思いました。

　勇気を出して前に進んでいかないといけないと思いました。

　それにはまず、からだがっしっかりとしていて、心もしっかりとしていないと駄目だと感じました。

　世間知らずでなんにもわかっていないけど、それでもちゃんと前に向かって行けるのか、本当はすごく不安です。

　それでも、闇雲にではありましたが、進み続けては来ました。

　　あまりにも無鉄砲な感じで、自分でも怖くてたまらなくなってしまうのですが、それででもです。

　今、ものすごい勢いで雨が降っていて、町中がきれいに雨で洗われています。そして、木々も草もみんな沢山の雨を受けて暑かった日々の疲れをいやしてもらっているはずです。

　俳句を勉強し始めて『秋早』という季語を知り、その後に『野分』が来ることで乾いた地面が潤わされることも知りました。

　ただ今の台風は勢力が強いものが多いので、台風が来るという天気予報を見る度にとても辛い気持ちになってしまいます。

　どこかで誰かが苦しんでいる。
　その事実は、できることなら知らずにいたいし、できることなら起きないでいて欲しいことなのです。

　みんなが平和で痛みもなくしあわせでいて欲しいなんて、きれいごとなのかも知れないけれど、傷つく人を見ることに今の私は耐えられません。

　

　台風、何事もなく過ぎていってくれると嬉しいのですが。

　八岐大蛇が暴れずにいてくれるように心からお祈りしています。
（八岐大蛇退治は、暴れる川の治水工事だったという説もあるらしいです）

　

　普通のご飯をしっかり食べて、健康に暮らしたいです。
　そうしてそこから力をもらって、勇気を出して前に進んでゆきたいです。