観られてほんとによかったです。

　『365日の献立日記スペシャル「沢村貞子さんと私のお正月」』という番組をさっき見終えました。

　いつもの放送も大好きで、見ることが出来る日は必ず見ているんですが、今回はいつもよりも更に深い内容でした。

365日の献立日記

　この番組を拝見して沢村さんの美しさをあらためて強く感じてとても感動しました。
　その美しさは沢村さんの毎日の生き方や暮らし方、考え方の積み重ねなどから作り上げられているもので、ご自分のつよいご意志からきているもののように感じられ、なんてかっこいい人なんだろう？と思って憧れる気持ちもつよく持ちました。

　お仕事をされながら毎日の食事の支度をこんなに丁寧にされておられたことに感動し、女性としてとても優れた方だったんだとも感じ、尊敬に当たる方だと心から思いました。

　飯島奈美さんの作られる沢村さんの献立を再現したお料理の美味しそうなことったら！もう！　毎回魅了されてしまうのですが、今回のお節料理、どれもみんな艶やかで新鮮で香りや風味が画面からあふれ出してきそうで、絶対に食べたいと感じるものばかりでした。

　黒豆を煮ている時のぐつぐつという快い音、キンカンの中味をくり抜いている時果汁と共に弾けだす柑橘の香り、艶やかないくら、だいこんと一信念を緒にお醤油に漬け込んだカズお正月をノコのコリコリとした歯ごたえと昆布の風味、煮物に添えられたきぬさやの鮮やかな緑。手毬麩の可愛さ、人参で作られた花。

　どれもこれもみんなあたらしい年を迎えたことを慶び合うための食べもので、それを用意できることをきっととても誇らしく思われながらご準備されていたことが感じられて、見ているだけでも嬉しくなってしまいました。

　本当にドキドキするような、魅力的なお料理ばかりです。

　細かなレシピがないこの献立を再現される飯島奈美さんのご努力は、大変なものなのだそうです。

　毎回この番組を拝見する度に再現されるお料理の魅力にこころをギュッとつかまれて自分ではきっと作ることのできないだろうことに絶望し、こころを大きく動かして夢中になってしまいます。

　どれもこれも本当にリアルでその食感や風味まで感じ取れそうに思えてしまうお料理に魅了され続けています。

　本当に見ることが出来てよかった。
　そう思える番組でした。