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扉を開ける

春だ。
陽が力を強めていく。
明るい光が全てを照らす。

三寒四温というけれど、寒暖差、激し過ぎ。

そんなふうに一人ごちながら今日も仕事に向かう。

明るい。

よく晴れていて光に満ちて、透明なきれいな風が柔らかく吹いていて。

何かが始まっていくようなこの季節が私は一番好きで。

重たいコートを脱ぎ捨てて軽やかな服装で前に進む。

テレビのニュースは見てみないふり。

よくないことの連続で嫌になってしまうから。

現実を作るのはたくさんの人たちが一人一人ひたむきに生きていることの積み重ね。

そういうふうに信じたいから。

本当はみんながそれを作っているんだもの。

今のこの優しい世界は多分、見えない場所でたくさんの人たちがかんばって作ってくれているんだもの。

素敵な人や素敵なもので満たされたこの世界が明るい光に照らされて明るいままでいてくれるように祈りたい。

私にできるのは、私がまっすぐでいること。

それだけ。

ありがとうございます。 嬉しいです。 みなさまにもいいことがたくさんたくさんありますように。