大好きな歌のこと
矢野顕子さんの歌が好きです。
とっても温かくて、やさしくて、力強くて、柔らかくて・・
なによりも、矢野さんがちゃんとそこにいる。
存在感のある歌です。
体温を感じられる歌です。
だから矢野さんの歌が好きです。
私は矢野さんの『PianoNightly』というアルバム中の『想い出の散歩道』という曲がたまらなく好きで、結婚する前に一人暮らしをして働いていた頃、毎日聴いていました。
その歌はその頃の私の心細い気持ちに寄り添って温めてくれていた、大切な歌です。
『PianoNightly』は矢野さんが弾かれているピアノをたっぷりと味わうことのできる素晴らしいアルバムです。
聴いているだけで心がとても豊かになって満たされていきます。
何回繰り返して聴いても決して飽きることがありません。
というよりも繰り返して聴けば聴くほど引き込まれてしまって、エンドレスで何回も何回も聴いてしまう、そんな魅力のある演奏がたっぷり詰まっています。
そのアルバムを聴くまでの私の中の矢野さんのイメージは、大ヒットした『春先小紅』という曲の感じで、ポップな音楽を作っている人というものでした。
音楽に全く詳しくない私は矢野さんの作品をその曲しか知らなかったからです。
『PiannoNightly』というアルバムに出会えたことは私にとって、とても幸せなことでした。
本当に素晴らしいアルバムなのでもし興味を持たれた方は、機会があったらどうかぜひ聞いてみてください。 きっと満足していただけると思います。
そういえば何年か前にNHKのBS放送の番組で矢野さんの『JAPANEESEGIRL』というアルバムの特集を見た時に、矢野さんの曲作りの素晴らしさに触れてとても感動したことを思い出しました。
矢野さんがとても自由な気持ちで曲を作って演奏されていたことがその番組を見てとてもよくわかりました。
自信があるとかないとか、誰かにどう思われるとか思われないとか、そんなこととは全然関係なく、自由に曲を作って演奏されていたことがわかって、矢野さんの強い気持ちに感動し、尊敬しました。
自分の中から出てくるものに忠実に作品を作られていることに胸が打たれたことと、自分の中から湧き出してくるアイデアに忠実に作品を作られている姿が素晴らしいと思ったのです。
矢野さんは心から音楽が大好きで大切だからこそ、それができるのだと思いました。
今の場所で暮らすようになってから一度だけ矢野さんのコンサートに連れて行ってもらったことがあります。
矢野さんがステージに出てこられた時、ものすごくドキドキしました。
実際に見た矢野さんは内側から輝いているように見えました。
矢野さんの演奏は素晴らしいものでした。
夢のような時間を過ごすことができて本当に嬉しかったです。
連れて行ってくれた人とあの場所で演奏してくださった矢野さんに感謝しています。
このnoteを書き終えて少し休んだら久しぶりに矢野さんのCDを聴いてみようと思います。
あの柔らかい歌声にふれたら、トゲトゲとしている心も少しはまるくなってくれるはずです。
ありがとうございます。 嬉しいです。 みなさまにもいいことがたくさんたくさんありますように。