WING SCHOOLの卒業式
3月14日(日)3回目のWING SCHOOL卒業式終了ー!
今回感じたことは、、、
・アドリブスピーチが心に響く
・在校生がまじで悲しんでいる!
・フリースタイルだけど一体感がある
この3つです。
<アドリブスピーチが心に響く>
卒業生は卒業証書授与の後、一人一人が思い思いのスピーチをします。ほぼ、その場の雰囲気の中でのアドリブです。語る内容に事前のチェックなどありません。1年目の卒業式の際は、来賓控室での挨拶の際こう言いました。
「卒業生のスピーチは、それぞれが思い思いに話します。事前の指導も何もしていません。中には、何も話さない子や、場に不適切な発言等もあるかもしれませんが、それも彼らの成長のプロセスとして温かい目で見ていただけるとありがたいです。」
卒業生の一人一人の言葉は、全く飾っていなくて胸にじ〜んと響いてきます。この3年間で聞いてきたスピーチが蘇ってきます。
「私が入校してくれて本当に良かった!と善さんが言ってくれた」
「WING SCHOOLの先生達は私たちを照らしてくれる太陽でした。私も、周りを照らせる存在になりたい」
「教職免許をとってWING SCHOOLに戻ってきます!」
3回目の卒業式は、初めて全員が出席し、全員がスピーチをした卒業式でした。この3年間での子ども達の成長がとても嬉しかったです。
保護者さんのスピーチもアドリブです。4人の保護者さんが、その場で思い思いにスピーチしてくださいました。
「WING SCHOOLに通わせて本当に良かった。毎日とても楽しんでいました」
「私たち親が知らない息子の姿を見せていただけました」
用意された代表スピーチと違い、心からの胸に響くお言葉をいただけて、スタッフもとても感動しました。
<在校生がまじで悲しんでいる!>
在校生のスピーチもアドリブです。代表スピーチではなく、「卒業生に何か言いたい人は出てきてください」というアナウンスで言いたい人がゾロゾロと出てきて即興スピーチをします。
「こんなに卒業式が悲しく感じたのは初めてです」
「卒業したら地球に優しい活動ができる人になってください」
「昨日の夜、悲しくて泣いて眠れませんでした」
心に浮かんだままに語ってくれる彼らのスピーチは、これまでの日々の繋がり、そして卒業生との別れを心から悲しんでいる様子が伝わってきます。
WING SCHOOLには「先輩」「後輩」という概念がありません。みんなニックネームで呼び合い、とてもフラットな関係性です。クラスも2〜3学年一緒のクラスですし、学年関係なく遊びます。昼休みも、小学生1年生〜中学3年生まで一緒になって鬼ごっこをしたりします。全校ドッチボールでは、ボールを投げたくてめっちゃボールを追いかけていく小学生低学年や、小さい子を肩車して上から投げさせるお父さん?みたいな中学生や、笑いの絶えないドッジボールとなりました。小学低学年がお別れ遠足を企画したり、中学生がクイズウォークラリーを企画してみんなを楽しませたり、とにかく縦のつながりが強いです。そんな日々を過ごしての卒業式。お客さんからも「こんなに学年を超えて悲しんでいる様子を初めて見ました。本当に素晴らしいです」と驚きの声をいただきました。
<フリースタイルだけど一体感がある>
WING SCHOOLには日頃から服装規定はありません。みんな思い思いの服装できます。(よく川で泳ぐので着替えは必須です 笑)
卒業式も、何のドレスコードもありません。しかし、1年目から女の子達は綺麗な和装で来る子が多かったです。そのうち男子も袴で来たり、かっこいいスーツで来たり、思い思いの服装をしてくるようになりました。3回目の今年も、和装・洋装、それぞれ自分にあった服装で自由に集まってくれました。式の練習も特にありませんが、在校生は当日大きな歌詞カードを書いて、卒業生に見えるように気の利いた数人でサッと掲示してくれたり、子ども達がアイディアを出し合って作成した動画を流してくれたり、その内容や空気感がフリースタイルなのにとても「WINGらしさ」であふれています。
小学1年生達も、日常はあんなに大きな笑い声・叫び声が響き渡っているのに、卒業式の時は(本当に1年生いる?)と思えるほど静かにしてくれています。何も強制していないけど、ハートの一体感で自然とそんな行動が取れるところもWING SCHOOLらしさだと感じました。
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