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劇団乱れ桜「デリヘル裁判」について

まず、今回、大阪市立芸術創造館にて行われる「大大阪舞台博覧会 2022」で披露する「デリヘル裁判」は、ぼくが思う

「劇団乱れ桜史上一番面白い作品」

です。これはただの個人的見解なので異論は大いに認めます。

ロジック、バカバカしさ、緩急、キャラクターetc…

「面白い」の要素が簡潔に、しかも濃密に詰め込まれていると思います。

この作品は初演が2018年で今回で3回目の披露になります。
初演の時はぼくはこの演目に出ていなかったのですが、あまりに面白いので「これは絶対にもう一回やりたい!ほんで、ぼくを出してくれ!」と脚本のnapomidoriに懇願しました。

なので、色んな人に観て欲しいです!めちゃくちゃ!

ではここで、劇団乱れ桜について少しだけ。

劇団乱れ桜は2012年旗揚げなので、もう丸10年が経ちました。ぼくが座長として旗揚げしたきっかけは至ってシンプルで、

「napomidoriの書く脚本が面白いから」

です。


あ、BLではありません。ご期待に添えず申し訳ございません。

napoは大学の同級生で演劇部の同期です。

大学入学当時18歳のぼくは、新入生歓迎会の勧誘で綺麗なお姉さんから「お菓子の家があるからおいでよ♡」と言われ、ほいほい着いていきました。

「これが大学かぁ、ええなぁ。この綺麗なお姉さんと、どんな楽しい事が待ってるんやろう。」

とワクワクしていました。でも、そのお姉さんはボロアパートみたいなところにぼくを連れていった瞬間、

「じゃ、私バイトあるから帰るな。バイバイ。」

と帰って行きました。
これが、大学最初の失恋です。時間にして5分ぐらいでしょうか。

その「お菓子の家」と言って連れてこられたボロアパートが、演劇部の部室でした。なので、ぼくが大学の演劇部に入ったきっかけは、

「拉致」

です。
結局そこでたまたまいろんな面白い人に出会えたので良かったのですが、新入生の皆さんは拉致に気を付けてけくださいね。


ぼくたちの大学の演劇部は演劇部出身の人が10%もいない団体でした。

そこに、

「ぼくnapo!!演劇やりたい!!」

と、まるでアニメの主人公の様に入ってきたのがnapomidoriです。

普通の演劇部なら当たり前なのかもしれませんが、ぼくたちの団体では異質な存在でした。

その後ぼくとnapoは同期として入部するのですが、半年経たないうちに才能を皆に認められるようになります。学生演劇祭では脚本賞をとります。さすが、

「ぼくnapo!!演劇やりたい!!」

と言っただけありました。

大学卒業してnapoは社会人に、ぼくは社会不適合芸人になったわけですが、「また一緒にやらへん?」と言ってから10年が経ちました。

そんな節目にふさわしい(タイトルだけふさわしくない)作品となってます。

よろしければ、ぜひ。

1/15(土)
「大大阪舞台博覧会 2022」
@大阪市立芸術創造館
劇団乱れ桜「デリヘル裁判」
(Bブロック 15:30~出演)

🎫チケット🎫
1500円

ご購入はコチラ⬇️⬇️

最後までお読み頂きありがとうございます! 気に入れば、気になれば、私をお救いくださいませ。。