そのお金ってなんのため???

会社のオンライン会議のおわりに、ふと上司からチームのみんなに問いかけがあった。

「そういえば10万円、何に使う?」

特に何も考えていなかったし、特別欲しいものはなかったので即答はできなかった。周りの皆もそうだったように思う。

有り難いことに、私の会社は在宅勤務が始まっても給与は減らなかった。むしろ会社からは在宅勤務環境を整えるための給付金を頂いていた。更には外食をしていた分が自炊に代わり食費が安くなったので、特別給付金を生活費に充てる必要はなかった。

もし大学生の時に今回のコロナ騒動が起こっていれば、世の大学生同様、バイトもできず生活も大変だったことだろう。だから10万円はきっと生活のために使っていた。

これから何をしていきたいか

改めて10万円の使い道を考える。

欲しいものはある。カメラにパソコン。
それにGWに延期した旅行費に充ててもいいし、
そのまま貯金したっていい。
多分挙げたらきりがなくなるが、
やはり一番はこれ。

「友達に直接会って話したい。」

コロナ騒動の中で、各種オンライン利用が積極的に行われ、特に会議や飲み会はオンラインでの利用が生活に馴染んできたと思う。

そこにはリアルタイムで繋がれたあたかも側にいるような感覚があって、より物理的な距離を感じることは以前より少なくなってきたように感じる。

stay home での寂しさは、こうした"画面越し"で紛らわすことはできるし、辛さも共感することはできる。

ただやっぱり、現実で会うことに替えは利かないと改めて感じてもいる。
人の暖かさとか実際何を考えてるとか、
直接会うことの方が圧倒的に分かりやすい。

目には目を歯には歯を

自粛中会えなかった人達に会いたいのはそうだけど、10万円はその中でも特にコロナ自粛で生活的に辛い思いをしてる人に使いたいって思う。

「大学時代のバイト先が休業してるけど皆大丈夫かな?」
「あいつのお店も休業だよな。」
「地元の観光地は人来なくて大変だよな。」

知り合いの中でも今回の騒動で大変な思いをしている人がいる。こういう状況だからこそオンラインではなく"会いに行く"、共感だけではなく"行動"をしたいと思った。

バイト先に行って皆に会って、お金を使う。
友達のお店でたらふく飲み食いする。
地元の観光地にプチ旅行しに行く。

目には目を。歯には歯を。
コロナでの損失にはコロナによる給付金を。

きっとそのための10万円だと思ったから。

おわりに

このお金はなんのためか、ということをあまり深く考えてこなかった。

今回のことをきっかけに、飲食業界のために使おうかとか、積極的に旅行に行こうかとか、社会のために使うという意識がはっきりしていることに社会との繋がりを感じる。 

もちろん今も自分のため使いたいし、義務感でしたくないことにお金を使うつもりは毛頭ないが、このお金ってなんためだろう?ということに対して自分なりの理解を持つ良いきっかけになった気がする。

***

結局は自分がただ会いたい人に会いに行く口実を作っているなぁってことに半分気づいていながらも、
相手にとっても悪いことではない(と思いたい)ので、win-winで良いよねって納得したところで終りにしたいと思う。

っと、その前に給付金申請せな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?