7月19日 伊藤玲哉先生〜トラベルドクター〜

皆さんこんにちは!
京大医学部6年の松本一希と申します。
今回は、楽し樹で開催された企画を紹介させていただきたいと思います。

7月19日は、伊藤 玲哉先生にご講演いただきまして、「トラベルドクター」〜旅行医としてめざす、医療のかたち〜 と題する企画が開催されました!

伊藤 玲哉先生は、旅行医として、医師の作る旅行サポート会社の設立を目指し、現在「諦めてきた旅行を叶えるプロジェクト」を実施されている方です。

企画では、医療現場に課題を見つけ、新たな医療のカタチを追求する先生の想いやご活動に皆さん興味津々で、多くの質問をぶつけられてました。
ここでは、ご講演で得られた学びを1つ紹介したいと思います。

〜学生・研修医が持つ、患者さんの目線を大切に〜
医師として勤務し始めると、時間が経つにつれ知識やスキルがついてきます。しかし、経験を積むほど患者さんの目線に合わせられるか、と言われたら決してそうではないと思います。時間とともに視点も変わってきてしまうのです。
そこで、伊藤先生が大切だとおっしゃっていたのは、学生や研修医の時に、現場を見て思った違和感や課題など、感じたことをメモしておくと良い、ということです。
具体的には、
「身体抑制は、本当に患者さんのためになっているのか?ただ自分たち医療従事者の都合によるものではないのか?という疑問」
「患者さんにバーコードを当てる様子が、まるで商品を扱うかのようであること」
など、いくつか例を挙げられていました。
現在当たり前になっていることばかりで、大いに共感するものもあれば、ハッとさせられることもありました。

「患者さんのため」とセリフを繰り返す医療者の方は多いですが、本当にその行いが患者さんのためになっているのか、常に自問自答する必要があると思いました。
フレッシュな視点を持ち合わせている最初のうちに感じたことを大切にしていきたいと思います。

学んだ内容の一部を軽く紹介させていただきました、楽し樹では、このように多様な視点を得るための企画が数多く行われています。
興味のある方はぜひお気軽に参加してみてください!

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