7月21日 おとな保健室〜セクシュアリティについて考える〜

こんにちは!北海道大学5年の久世瑞穂です。
7/21 に「おとな保健室〜セクシュアリティについて考える〜」を開催しました。

今回は現在日本で話題となっているジェンダー、同性婚、性教育などを語る下地となる「セクシュアリティー(一人一人の性のあり方)」について学び、語る企画を行いました。

今回の企画で扱ったのは以下の2点です。

①「4つの性の見方」
一人一人の性は以下の4つの見方で捉えることができます
1, 体の性:生まれた時の性器の形をもとに決められる性。
2, 心の性:自分が思う自分の性別。
3, 好きになる性:自分が好きになる相手の性別(恋愛感情を持たない場合も含みます)
4, 表現の性:服装、髪型などで外に向けて表現される性別。必ずしも心の性とは一致しない。

これら4つの性も男女に別れるわけではなく、男女の間で揺れ動き、また、どの位置に自分が来るかは人によって違います。定義したくない、という方もいるかもしれません。
この4つの見方を通して一人一人の性のあり方が違っていてバリエーションに富んでいることがわかるのではないかと思います。

②LGBTsとSOGI
最近よく聞くLGBTsという言葉はセクシュアルマイノリティーの方の総称として使われています。この言葉が有名になり、セクシュアルマイノリティーに関する認識が広まった一方でマイノリティーとマジョリティーの分断を招くかもしれないことがわかってきました。そこで新しい概念として「SOGI」が誕生しました。SOGIはSexcial orientation(性指向) & Gender Identity (性自認)の略称で、誰もが持っている自分の性のあり方を表す言葉です。このSOGIに対するハラスメント「SOGIハラ」への対策がが今年の6月から大企業に義務付けられるなど社会的な取り組みも始まっているものの、まだまだSOGIを知らない人も多いです。社会的な対策が行われると同時にSOGIの認知度が上がっていくことを願うばかりです。

今回は性の話という普段話しづらいテーマを扱ってみました。性の話は知りたいと思ったりみんなの意見を聞きたいと思ってもその場を見つけることが難しいのではないかなと思います。今後も楽し樹の中で性について語る場所を作っていけたらと思っています。

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