お金目当てのバイトが割に合わない経済学的な理由
こんにちは。このnoteは、東大経済学部の新3年が経済学のなんか楽しくなる話を語っていくnoteです。よろしくおねがいします。
今日のテーマは「お金目当てのバイトが割に合わない経済学的な理由」です。
お金目当てでバイトをすることがどういうことなのかを経済原論的視点から説明してゆきます。
資本家はどのように利益を得るのか
バイトのことを経済原論の視点から語るにあたって、ポイントとなるのは、「資本家がどのように利益を得るのか」ということです。まずはその利益の取得構造を説明してゆきます。
資本家は自身の持っているお金を「価値増殖過程」と呼ばれるものに投下し、そこでお金を殖やすことで利益を得ます。
ただ、まあ「価値増殖過程」とか言われても曖昧で意味わかんないと思うので、具体例を。
例えば、工場です。
資本家は工場にお金を投下して、それによってお金を殖やし、回収します。
(図の中だと2万円投下して3万円回収するので1万円得したぞーという感じですね)
この「工場にお金を投下する」「回収する」という行為がどういうことなのか詳しくみてみましょう。
資本家は投下する2万円のうち、1万円を原料(りんご)に使って、農家さんからりんごを買い取って工場に投下します。
そして、
残りの1万円で労働者から労働力を買い、その労働力を工場に投下します。
(つまり、労働者に工場で労働してもらいます。)
そして工場で労働者にりんごを潰してもらい、りんごジュースを作ります。
できあがったりんごジュースは、
市場でりんごジュースを欲している人に届けられます。
そしてその対価として、
3万円を資本家は手に入れるわけです。
つまり、
りんごを労働力を使って砕くことによって、りんごジュースが出来上がっている訳です。
しかし、これ何か少しおかしいと思いませんか?
なぜなら、りんごは1万円を支払い農家さんから購入し、労働力は1万円で労働者から購入しているわけです。合計2万円です。
それなのに、なぜりんごジュースは3万円で売れるのでしょう??
この疑問に対する一般的な答えとして、
「りんごに労働力を加えることによって付加価値がつくから、りんごジュースの価値は高まる」
というものがあると思いますが、そもそも一体付加価値ってなんなんでしょう?
付加価値という言葉で僕らは何かを理解した気になっていますが、その付加価値の正体について思いを馳せることはあまりありません。
ここからは、2万円の価値のものを3万円の価値に引き上げる付加価値というものの正体について語っていきます。
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これについて書いて!とかこれどうなの?とかリクエストがあれば、反映されるかもしれないかもしれないかもしれないです