これからの会社員の教科書 ~田端流できる新入社員になるには?学生と社会人の違いは?~ぼくの教科書【#9】
今日の教訓
「予備知識が最強の1年目を作り出す」
こんな人におすすめ度☆☆☆☆☆
・数年先に社会人になる予定の人
・社会人になって3年目以内の人
・新入社員の上司として働いている人
どんな本?
学生と社会人、たった数年しか年齢が違わない2つの立場には、数年の違いとは思えないほどの壁があります。
そんな中に、なにも知識や意識がない状態でつっこんでも、大けがをするだけでしょう。そんな社会人1年目にならないために、この本があります。
学生から社会人になるための意識改善の手助けとなるでしょう。
少しだけ内容を紹介させていただきます。
新入社員と休み
社会人になっても、体調不良などの原因で、会社を休まなければならないときがあると思います。ただ、「無事これ名馬」という言葉があるように、休みなく、仕事に穴をあけないことが大前提ですが。
どうしても休む必要ができたときは、どうするのが正解でしょうか。
上司に休む理由を報告するだけでは、できる新入社員ではありません。どうしても休むときは、「仕事の状況報告と今後の対応策」を考え、伝えましょう。
じぶんが休む理由は、会社にとってなにもプラスにはなりません。会社に不利益を産まないことを考えましょう。
新入社員とスキル
会社でのスキルは、経験によって身につくものが多いです。その会社なりのやりかたもあると思うので、なおさらです。そんな中、自分の会社での経験は関係のない、でも、会社に役に立つスキルはあります。それは、「違う業界のあたりまえを知っている」ことです。
自分の勤める先の知識はもちろん必要ですが、関係のない業界の知識を出に入れるチャンスがあれば、積極的に取り入れていきましょう。その知識は、自分の会社では自分しかもっていない、唯一無二の知識かもしれません。
ただ、重複しますが、自分の業界のことは誰よりも詳しくなりましょう。会社のことではなく、業界のことです。目安としては、自分の業界のことについて書かれている新聞やサイトの記事の間違っている個所を指摘できるくらいになりましょう。
新入社員と学生との違い
新入社員と学生ではなにが違うのでしょうか。
まずは、「正しいことなら賛同してもらえる」かどうかです。学生のころは、正しいことを言えばそれに賛同してもらえました。それは、自分たちのリスクと責任が少ないからです。
でも、会社に入れば、その責任もリスクも、コストも時間までも会社に負担が行きます。さまざまな要因が絡む会社では、正しいことがすべてまかり通るとは限りません。
また、学生はテストの答えを聞きに行くことはできません。自分で勉強して、自分で答えを導くしかありません。けれども、会社員になると、「テストの答えを聞きに行くこと」ができます。わからないことは知っているひとに聞きに行くことができ、できないことは得意な人にお願いすることができます。
”教科書”にはもっと役に立つことがたくさん!
いままであげたことは、この本の30分の1くらいでしかありません。みなさんも「これからの会社員の教科書」をてにいれて、最強の新入社員になりましょう!
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。学生の方は、ぜひ今のうちに読んでみてくださいね!
これからの会社員の教科書
田端信太郎
SB Creative