フラッシュバルブ~忘れられない体験はありますか?~ビジ単【#52】
フラッシュバルブとは?
フラッシュバルブとは電球記憶ともいわれるもので、感情を強く揺さぶる体験は、ニュートラルな体験よりも鮮明に記憶するというものです。
たとえば、東日本大震災などの衝撃的な出来事が起きた日、自分がなにをしていたかということを10年たった今でも覚えている人は多いと思います。
なのに、テレビのリモコンはどこに置いたかすぐに忘れてしまいます。忘れないようにと思っていたアプリへのログインパスワードですら忘れてしまいます。
1年前の恋人の誕生日を祝ったディナーは覚えているのに、1週間前の夜ご飯は覚えていません。
これは、フラッシュバルブであるかないかによって決まります。
記憶に刻むには
フラッシュバルブを起こすには、衝撃的な体験が必要です。具体的に言うと、脳にドーパミンを分泌させるような体験です。
これは、他人に何かを伝えるときにも言えることです。相手の記憶に自分のはなしをしっかり刻むには、なにかを体験させることが必要です。
例えば、中学校のころの理科の実験なんかはいまでも覚えている人がいるのではないでしょうか。それは、普段は座学で受けている授業の中で、実験という普通じゃない体験がフラッシュバルブを引き起こしたわけですね。
相手に忘れてほしくないときはフラッシュバルブを起こさせろ!ということです。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。フラッシュバルブ、あなたにはどんな体験がありますか?
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