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警察署で増えている、とある件数

こんばんは、たのです。書き溜めた中途半端な記事解放です。
以前の消防署のnoteが意外と好評(?)だったようで、官庁繋がりで警察署について。

街の安全を守っていただいてる皆様に日頃から感謝申し上げております。
不愉快に申し訳ありません。

119番(消防署)は、最初に「火事ですか?救急ですか?」と聞かれます。
110番(警察署)は、最初になんて聞かれるんだろうと、気になりました。

答えは、事件ですか?事故ですか?

えっと、一瞬戸惑いますよね。事件とはなんぞやと。
消防署の時と同じ、落ち着かせるための会話術のため、聞いてることはわかります。

とりあえず、わかりやすい「事故」の件数を見ていきます。

警察が扱う「事故」って、いろんな種類があるようですが、一番身近な交通事故を、内閣府から出ている交通安全白書で見ていきます。

内閣府 交通安全白書R4より

近年、ググーっと下がっており、もう65年前と同程度なんですよ。
それぐらい事故・負傷者・死者数って減ってる。
ちなみに、65年前の写真が以下です。

福井県立図書館(大名町交差点ロータリー)

ワクワクする写真であり、車少なそうですね。

数字的には、
事故発生件数 令和3年=昭和34年 同程度
負傷者 令和3年=昭和38年 同程度
死者数  令和3年度=昭和23年以降で最少

過去一番多かった平成16年比で、交通事故3分の1以下まで減ってます。
警察の成果か、車の性能か、安全意識かわかりませんが、事故が減ることは良いことですよね!ただ、これ以上減らす必要、対費用効果ってあるんですかね。

次に、年齢別の死因って一番何が多いんだろうと、気になったので、20年前と見比べて、見てみます。

厚生労働省 令和3年、平成13年人口動態統計 死因順位別

若者世代は、「不慮の事故(交通事故含む)」が減った一方で「自殺」が増え、70歳以降は、「悪性新生物」の割合が増えてました。

交通事故死亡者数って多いから、安全に気を付けないといけない!ってイメージ思ってたんですが、数でいうと自殺のほう多く、ここ20年で「不慮の事故」と「自殺」の順位が入れて変わっております。

ひょっとしたら、交通安全のパトロールより、自殺対策のほうが、時代の変化で見ると、重要になってくるんじゃない?と思います。

ただいろんなデータを見てて思ったのが、思わぬ増えてる件数がありまして。
それが警察への相談件数です。

警察庁広報資料より

主な相談内容は、犯罪等による被害防止、家庭・職場・近隣関係、 刑事事件、サイバー関係、迷惑行為などで、警察署や警察相談専用電話「#9110」等で相談する件数です。

10年で1.33倍に増えてます。
これらの要因は、1家族あたりの人数が減り、地域の連帯感が希薄化し、相互扶助機能の低下が考えられています。
つまり「相談署」が求められている!おしまい。

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