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【フリー雀荘】初心者を絶望の淵に突き落とす“満卓時自動配牌故障”の恐怖

こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。

今日はこんな人たちを対象にした怖い話です。

・最近リアル麻雀を打つようになった
・牌の扱いや所作、点数計算はだんだんできるようになってきた
・フリーデビューも無事果たし、最近楽しくなってきた

今どき自動配牌でしょ

最近リアル麻雀を打つようになったという人は、
だいたい自動配牌の卓でスタートしたと思います。
サイコロをふって順に配牌とっていく、みたいなのは、
いまほとんどありません。

セットならいざしらず、フリー雀荘は卓回しのスピードが命ですから、
配牌を取るというステップをまるまるカットできる自動配牌機能のついている卓を導入するというのは、まさに急務。
多少のコストをはらっても、多くのフリー雀荘が導入しています。

なので最近デビューした人たちは、自動配牌卓に慣れていることでしょう。

満卓時は何かが起こる

フリー雀荘は立番のスタッフを2~3名おいておくことで、
客が4の倍数にならない場合に、立ち番の誰かを卓に入れることによって4の倍数を作り、
それで立卓していきます。

ただし満卓のときは別。
そりゃそうです。
満卓なんだから、4名の客が来て全卓マルだろうが(すべての卓が客だけで埋まっていてラス半もかかってない)、
追加で卓を立てるわけにもいきません。

同様に、すでに打っている卓でなにかトラブルがあった際も、
「じゃああっちの卓に移動しようか~」
は起こり得ません。だって卓が無いんだから。

満卓×場末 は危ない

先日、ちょっと場末感のあるフリー雀荘で打っていたところ、
ベッドタウンであり、週末だったということもあり、
22時ごろには満卓になっていました。

そこで悲劇が起こります。

急に、僕が打っていた卓で自動配牌が機能しなくなったのです。

メンバーが色々いじって修理を試みたところ、
配牌は出ないが牌山だけなら出る
というところまで修繕が完了しました。

そこでメンバーから出た提案は、
「サイコロふって昔みたいに配牌とってもらっていいすか?ゲーム代100円安くするんで!」
という場末ならではのもの。

配牌取れない人ってけっこういる

そのメンバーから、
「配牌の取り方わかんない方いますか?」
といったお伺いは一切なく、
ゲーム代値引くんだからいいっしょ、
さっさとゲーム再開してよ
みたいな感じでした。

個人的には、久しぶりにサイコロ振って配牌とるのも良いなあ
と思っていたのですが、
青い顔をしている同卓者が約1名。

今年の夏ごろからリアル麻雀をはじめたという対面の学生風が、
自動配牌しか経験がないようで、不安に満ちた表情をしていました。

上家のおっさんは、早くやろうよ、しか言ってませんでした。
ダントツだったしね。

下家のサラリーマン風は「昔はメンバーのモロヒなんてありえなかったんだけどね~」とかいう話をしている懐古厨のオジサマだったのですが、
何食わぬ顔をしてしっかり配牌取り方わかってませんでした。なんでやねん。

すでにこの卓で半数が配牌取れないんですよね。
自動配牌卓全盛なので別にいいんですが、
メンバーがそれを考慮しないのがタメです。

急に自動配牌使えなくなるシーンってこれまでも色々な雀荘で何度かありましたが、
いずれも「配牌くらい取れて当然」みたいなスタンスなんですよね、
メンバー側が。
「全卓最新全自動配牌卓導入!」
って銘打って集客してるんだから、
そのサービスが提供できなくなった時点で何かしらのフォローはあってしかるべき(ゲーム代とかそれ以外で)だと思うのですが。
メンバーが一人卓に張り付くとか。

慣れてきたところに慣れてないことが来るのは危ない

それでまあサイコロ振って配牌取るっていうのをやり始めるわけですが、
やはり二人しか知らないので、モタモタするわけですね。

学生風はサイコロ振って、
「こ、これだとどこから取れば・・・」
みたいにアセアセしていて、
リーマン風はドヤ顔でサイコロ振って、
「で?」
みたいな顔してくる。

リーマン風みたいな強いメンタルを持てているならいいのですが、
学生風みたいにアセアセしちゃうともうダメですね。
ずっと堅くシビアに打てていた麻雀も、ラフな放銃が増えてきて崩れていきました。

こういう、やっとフリー雀荘にも慣れてきて、
楽しくなってきたところで、
慣れてない新しい要素が出てくるとやはりメンタル的にきついですよね。

リーマン風くらい雀荘にどっぷり浸かってしまっていれば、
開き直って「店側のミスだろ?俺が悪いわけじゃないんだから」みたいな顔していられる。

ただやはり学生風のような、雀荘に浸かってしまってないまだ向こう側の人間にとっては、
「自分は経験不足で知識が足りないから、もたもたして迷惑をかけてはいけない」
と思って焦ってしまいます。

結局最終的にグズグズになってしまった学生風がパンクしてしまいましたが、
ちょっとかわいそうだなと思った出来事でした。

おわりに

先程ちらっと述べたように、
自動配牌卓で配牌が出ずにサイコロで配牌を取る、
というシーンは、行く雀荘によってはやはりどうしても遭遇してしまいます。

リアル麻雀を打つようになって、
雀荘デビューして、フリー雀荘でも打てるようになって。
点数計算もそれなりに安定してきた。

そうなってきたくらいのタイミングで、
念のために、一般的なサイコロを使った配牌の取り方を勉強しておくといいかもしれません。

とりあえず、

うに
といさん
さし
じご
うろ
といなな
さっぱ
じく
うじゅー
といじゅういち
さじゅうに

という謎の暗号を九九のように覚えておけば、
いざというときに「わかってる感」を出してしのげるかもしれません。
(詳しくはちゃんと調べてね!)

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