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白鳥プロ 「白鳥被弾」しながらももはや三國健次郎の領域へ【麻雀・Mリーグ・天牌】

こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。

Mリーグ2024-25シーズン、
1月10日試合終了時点でのチームポイント状況が以下です。


縦長すぎるが……ボーダー争いは面白気味


こんな縦長のレギュラーシーズン、初めてだぜ!!
の声が多い中、
ボーダー争いは非常に過熱。

現実的なところで、
4位の雷電から8位のABEMASまで、
300ポイントの中に5チームが詰まっている状況で、
各チームのサポーターはアツい観戦が続いていることでしょう。


今季ぼくはABEMASを応援しているわけですが、
現時点では8位とはいえ全然通過あるよね的な雰囲気を感じています。

おそらくABEMASサポーターはみんな「イケる感」感じていると思うのですが、
やはりそれを支えているのが、
絶賛フィーバー中の白鳥プロの存在です。

チーム状況がかなり悪い状態から、
破竹の5連勝を決め、
6連勝の新記録チャレンジは惜しくも取りこぼすものの、
そこで崩れることなく次の試合、1月10日二戦目はきっちりトップ。

しかもちゃんと最後までファンを楽しませる安定のオーラス接戦。

最後までファンはそわそわしちゃうオーラス


正直、オーラスについては、
僕くらいの雀力の人から見ても、
黒沢プロのペン7sリーチせずがアカンかったのでは?
思っていますが、それもまあ、そこに至るまでの充実度だったりチーム状況だったりで、
そういう選択を取れるかどうか変わってきます。
とくにここでリーチ棒を投げてしまうと黒沢プロは3着に落ちてしまうので、
そことの比較で、1戦目本田プロがトップだったということもあり、
リスク回避寄りの選択になっていったのかな?と。

たぶん、白鳥プロが黒沢プロの席に座っていたら、
躊躇なく即リーだったと思います。
直近の充実度やチーム状況から、
多少のリスクを負ってもトップが偉いですし、
そのほうが得だと思えば迷わず自分の読みに従って打てるような仕上がり感を感じます。

(追記:のちの検討配信でも、自分ならリーチと断言してましたね)



話は変わりますが、
「白鳥被弾」
という言葉があるようです。

僕はリアタイ視聴がほぼ不可のため、
ABEMAのコメント欄というのはほとんど見られないのですが。
コメント欄にて
「白鳥被弾」
というフレーズがしばしば登場するようです。

どういうことかというと、
白鳥プロがなにかしたときにそれについて出演者がなにかコメントをする、
みたいな状況ではなく。

白鳥プロがなにかをしたわけではなく、
その場では特に何もしていない、
何なら出演すらしていない状況で、
出演者にイジられる状況がしばしばあります。

これが
「白鳥被弾」
という状況らしいです。


業界内での知名度やそのキャラクター性などから、
本人不在でも話題になり、イジられる機会が多いため、
いつのまにかこういうフレーズが生まれたと。

不在でも話題にのぼるというのはこういう業界のプロとしては相当なことです。
出演者内でも視聴者内でも「共通認識」として白鳥プロが認知されていると思われていないとなかなか演者的には話題にしづらいので、
話題になる頻度が高いというのは相当高く評価されていることの裏返しです。


1月10日の対局では、実況が日吉プロ、
解説は内川プロ・沢崎誠プロというちょっと特別仕様。

白鳥プロが最近調子良い、という話題から・・・
内川p「なんかポーンと、勝つときずっと勝ってるイメージですね、全対局で。ルール問わず。」
日吉p「なるほど、で、調子が出てきて、色々勝つと、『俺もうだいたい麻雀わかりました』みたいなこと言って、その一言言って、調子崩していくんですよねww
内川p「あ!それ言ったら終わり!けどなんか、堀さんともその話してたんですけど、もう白鳥はたぶんそれもう恥ずかしいから言えないと思うよってww」
日吉p「www」

Mリーグ2024-25シーズン 1月10日(金) 第二戦 実況・解説


特に対局前になにかコメントをしたというわけでもなく、
対局中にうまぶりプレイをしたとかいうわけでもない状況で、
最近調子が良いという話題から、
きっちりなぜかイジられていく展開。

これが「白鳥被弾」で合ってますかね??


そんな被弾をしながらも、
道中、僕らのような低雀力層にも非常にわかりやすい好プレーを見せる白鳥プロ。

6pをビタ止めするところ

まあ簡単にいうと、アタリ牌の6pを押さえてうまくまわり、
最後にテンパイまで取りきったと。

こういうのは色々充実していて自分の読みと心中する覚悟がちゃんとないとマンガンテンパイだからってことで6p切っちゃうパターンもそれなりにある気がするんですが、
ここは見事に6pをおさえてまわりきったと。
白鳥プロの諸々の好調ぶりをわかりやすく象徴するようなシーンでした。


そしてインタビュー時、

伊藤アナ「黒沢プロが1枚目の白から鳴いていて。こちら、あの、8pは行って6pは見事、ピタッと止められて」
白鳥p「まあだから、逆ですよね。やっぱり。7pと8pが通っちゃったから、6pの濃度が上がっている、というような感じですよね。ま、ホンイツに当たる牌を切っていて、まだなんかテンパイかノーテンか、まあテンパイなこともあるけど、自分の手も価値があるから押そうかなと感じましたけど、まあそこでツモ切りも続いてて、という感じだとちょっと、順目と牌の危険度が見合わないかなという感じでしたけど、はい、うまく行ってよかったですね」

Mリーグ2024-25シーズン 1月10日(木) 第二戦 トップインタビュー

というやりとり。

これを聞いて、漫画「天牌」ファンならほぼすべての人があのフレーズを思い浮かべたことでしょう。


雑魚「なんで南は打てて西は止まるんだ?」
三國健次郎「南が通ったからこそ西は打てない。そう思わないかシロウトさんよ」


「麻雀飛龍伝説 天牌」/来賀友志・嶺岸信明/日本文芸社


Mリーグだし興行なので非常にマイルドな回答をされていましたが、
要するにこういうことですかね?
もう三國健次郎です。


こんな雰囲気でほんとに「シロウトさんよ」とか思ってるわけない


もはや三國健次郎の域に達するほどの充実度をみせている白鳥プロ。
今季はほんとうにヤバい。
鳳凰位決定戦も3連勝をカマすなど、
Mリーグ以外でも好調さを見せています。
よく、Mリーグ以外で好調だとルールの違うMリーグで調子を落とす選手がいますが、
内川プロの言う通り、白鳥プロは全体的にどのルールでも調子を上げるタイプなのでしょう。


一方、1戦目の多井プロは非常に手牌が悪く、
なんとか見事3着を取りきった、3着でやっと、
という状況です。

日向プロも松本プロもきつい展開が続いている。
松本プロについては、いわゆる「かかり気味」な感じもしますが。


正直、6連勝チャレンジで3着となった時点で、
白鳥プロのフィーバー状態は一旦終わり、
松本プロあたりの復活が見られるかなと思っていたのですが、
引き続き白鳥プロは好調です。

ここでチームメイトの復調が重なれば、
かなりボーダー通過が現実的となります。


このままの勢いで白鳥プロにはMリーグでの好調キープ、
さらに鳳凰位まで取っていただいて。

その間に多井プロ・日向プロ・松本プロの復調を待つ。

ぜひこんな感じで、
レギュラー突破までのぼりつめていただきたいところです。





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