見出し画像

「せんにせんは・・せんにせん。」は平和の言葉【麻雀・Mリーグ・瑞原明奈プロ】

こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。


先日、11月12日(火)のMリーグは何かがおかしかった。

まず1戦目、渡辺太プロの誤ポンにはじまり・・・・・


前巡切っている3萬にポンをしてしまう
さすがに太プロもこの表情

2戦目。
中、發と鳴いている日向プロに対してリーチをかけた園田プロが、
案の定、白を掴みこの打牌。
手牌の一部を晒してしまいます。

やべ!白や! で勢い余って。
典型的すぎる「やっちまった」ポーズ


さらに醍醐プロ。
この日はなぜか打牌がいつもより強打気味だったのですが、
南場の親番でリーチをかける際に、
勢い余って入り目を晒してしまいます。


勢い込んでリーチ!
あっ!
このまま続けていいすか?的な確認の感じ



1日にこういうエラーが多発するはけっこうめずらしいのではないでしょうか?
しかもすべて、他の団体に比べて所作や牌の扱いについて厳し目?のイメージがある最高位戦の選手です。
とくにニ試合目は珍しく全員最高位戦の選手だけの卓だったので、
前掛かりになってたんですかね?知らないけど。



ところでまったく話は変わりますが、
鉄火場レートでもなく、
ガチ大会でもなんでもないのに、
なんだか卓の雰囲気がやけに厳かな雰囲気になってしまうことってありますよね?


そんなとき、その卓の空気を少し和ませるとっておきのフレーズがあります。

それが、
「せんにせんは・・・・せんにせん。」
です。

念のため、意味がわからない人のために説明をすると、
ツモ和了した際に、1本場がある場合、
「1000-2000は1100-2100」
という感じで申告します。

ただこの場合、本場があると勘違いし、
「せんにせんは・・・・」
まで言ったあと、
『あ。本場ねーや』
と気付き、
「せんにせん。」
と、普通に申告し直す、というやつです。

まあ、本場勘違いっていうのは麻雀打ってればしばしば出くわします。


「1000-2000は・・・・あ、すみません、平場でしたね。1000-2000です。」
とかいう場合が多いのですが、
望外の牌でツモれたり、ホッとしていたりすると、
「せんにせんは・・・せんにせん。」
となってしまうこともたまにあります。


このフレーズのいいところは、
初心者みたいな人がうっかり繰り出してしまった場合は、
なんだか微笑ましい感じでクスッとさせられ、
逆にずっと渋い顔で真面目に打っていたベテランのオジサンあたりが繰り出すと、
そのギャップにまたクスッとさせられるという、
わりと繰り出す人を選ばないというところです。


ただ、これを繰り出す人がダントツの人とかだと、
「こんだけ点数持ってんのに、まだ余計に取ろうとしてるよ」
とか嫌味を言われたりします。

3着目、4着目くらいの人が繰り出す場合はだいたい大丈夫です。


「親のリーチは魔法の言葉」
とよくMリーグ実況で言っていますが、
「せんにせんは・・・せんにせん。は平和の言葉」
だと僕は信じています。


ただ、
「いやいやさすがにそんな大げさでしょ」
と思う方もいるかもしれません。

では下記をご覧ください。


件の11月12日のMリーグにて、
上述の三名に加え、瑞原プロも非常に軽微ですが些細なエラーをしています。


まず、東1局に果敢な攻めを見せるも、
醍醐プロの親ッパネに放銃。
それでも気丈に戦う精悍な表情の瑞原プロがこちらです。


全体的に表情が映えすぎている


東2局、親の園田プロから親リーチが入りました。

ここでも真っ向勝負を貫く気高き女海賊。

見事、園田プロの和了牌をツモって和了。
ラス目ながらも臆すこと無く押し切り、
親リーチを蹴りつつ見事な加点となりました。

園田プロの和了牌をツモ!

ここはキリッとドヤ点数申告を決めるべきところですが・・・

「せんにせんは・・・・せんにせん。」

キマらなかった・・・・


笑いそう
一度呼吸を整えて…
まだ笑いそう


どう見ても笑いを堪えている瑞原プロ。




数分前のこの空気感からの・・・


あ?降りねーぞ?的な


「せんにせんは・・・せんにせん。」


(笑)


このギャップはたまりませんね。


Mリーガーをゲストで呼ぶとき、
瑞原プロがゲストのイベントは最上位クラスに埋まるのが早いと聞きますが、
まあそれも十分理解できる魅力があります。


ちなみに同卓者の反応はというと・・・


だいたい笑ってる

日向プロの笑顔はまあいつものこと。


俺の7sやん…

「俺の7s・・・」と哀愁漂う園田プロ。


まあ、よきよき。

これで一局消化ならよしよし・・・と満足気な醍醐プロ。


今回、たまたま同卓者に弛緩した空気は感じられませんでしたが、
視聴者はどうでしょうか。


「あのクソ上司、明日さすがにガツンと言ってやる!」
と息巻いていたとあるサラリーマンの方は、
この瑞原プロをみて、
「まあ、今回は許してやるか・・・」
と、怒りのボルテージが3段階くらい下がったとか。


彼氏と大喧嘩してもう別れようと決心していた女性が、
「やっぱりもう一回だけ信じてみようかな」
と思い直したという噂もあります。


大盛りを頼んだはずなのに持ち帰って食おうとした牛丼が並盛だった男性が、
店にクレーム入れてやるとブチ切れていたところ、
「ひょっとして俺が並盛って言っちゃったのかもしんないな・・・」
と、急に落ち着きを取り戻したという話も聞いた気がします。


このように、
「せんにせんは・・・せんにせん。」
には、平和をもたらす力があります。


それって瑞原プロが美人だからじゃねーの?
とか、まだ食い下がってくる方がいるかもしれません。


では、仮にこれが魔王・佐々木寿人プロだったと想定してください。

無表情で音速でツモり、
「せんにせんは・・・せんにせん。」
とやったら、絶対和みますね。


鈴木たろうプロだったら?

直後にニヤニヤしてしまっているのが容易に想像できます。
こちらも問題ありません。和みます。


萩原聖人プロや本田プロ、浅井堂岐プロなんかのイケメン枠の皆様も、
なんだかはにかんでいる様子が想像できます。
まったく問題ありません。


・・・・とこのように、
瑞原プロが美人だとかそんなことは関係なくて、
男性プロがやったとしてもだいたい成立します。


何を書いているかよくわからなくなってきたのでこのへんで終わりにしますが、
とにかく、
「せんにせんは・・・せんにせん。」
は、平和の言葉なんです。


以上。





いいなと思ったら応援しよう!