Mリーグ「逆目無し」問題についてすでに園田プロ・小林剛プロが答えを出していてくれた件
こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。
先日こんなnoteを書きました。
これを書いたのが3月31日なのですが、
この時点でまだ僕は3月15日の試合までしか見ていませんでした。
レギュラーシーズンを最後まで視聴せずにお恥ずかしながらこのような記事を書いてしまっていたわけですが、
ボーダー争いの3チームが相まみえた3月21日の試合にて、
園田プロがこの件についてトップインタビューにて語っておられました。
園田プロらしく、冗談めかしてライトに話していましたが、
要するに、
Mリーグ人気が高まっていく中で、
やはりボーダー争いは盛り上がるよね、
サポーターも増えて今まで以上にアツくなるよね、
人情としてはわかるし、
エンタメとしてそこに絡んだチームがトップになったほうが盛り上がるでしょ。それはわかる。
でも自分たちはプロだし、チームがあるし、
そもそもポイントが半分になるとはいえセミファイナル、
ファイナルと続く以上、
全力で期待値高い選択を続けていくしかないし、そうしていきます。
そんなことを言われているように感じました。
Mリーグの視聴者がライト層でも更に増え、
「“逆”目無し」問題みたいなことが出ていることを敏感に察知し、
それに理解を示しつつもプロとして自分たちのやるべきことはしっかり宣言するという、
さすがのインタビュー内容だと思いました。
さらに3月22日。
MVPがかなり現実的な位置にいる岡田紗佳プロ、
この日の連投でポイントを重ねればMVPが狙える松本吉弘プロ、
実況としてはこの二名の個人賞争いで盛り上げていた中、
見事トップになった小林剛プロのトップインタビューにて。
小林剛プロのインタビューはかなりハッキリとストレートに言ってます。
ボーダー争い?個人賞?
見てる方は面白いし盛り上がるかもしれないが、
こっちは必死にやってるんだ。
とにかく優勝可能性を少しでも上げる、
これを最優先に今から全力でポイントを積み重ねるだけ。
そんな宣言のように聞こえました。
プロ側からは、そりゃそうですよね。
必死に優勝狙ってんだから、空気読んだりなんかしてらんねーぞと。
ちなみにこの日、当然番組的にはパイレーツには瑞原プロか鈴木優プロを出してもらい、
MVP争いの三つ巴戦、みたいなことにしたほうが盛り上がる。
それはわかっていると思いますが、
そんな中で、なにか期待値的に高いという理由があっての小林剛プロ起用なのでしょう。
そしてこのインタビューを受けて解説の朝倉康心プロのコメントが下記。
実況解説ベースで、こういうことを繰り返し発信していくことは必要だと思います。
ただこの時点で、雷電とフェニックスはほぼボーダー超えが絶望的になっており、
これまで4チームで争っていたボーダー争いが一段落し、
このあとの風林火山とBEASTの直対にかなりスポットが絞られていた状況でした。
ボーダー争いが過熱してきたもう少し早い段階で、
実況解説側からこのような発信を増やしていただけると、
ボーダー争いしているチームのサポーターも気持ちの置きどころができるので、
好ましいのではないかと思います。
それにしても、園田プロと小林剛プロのコメントによって、
逆目無し問題についてはひとつのアンサーが出たといえるでしょう。
結局、いくら盛り上がるとはいえ、
レギュラーシーズン通過というのが各チームの目標なのではなく、
あくまでも優勝が目標なわけです。
ボーダー争いやMVP争いがいかに過熱して盛り上がろうが、
それに関係ない選手たちも優勝目指して常に全力でいきますよと。
空気読んでる暇なんてねーぞと、そういうことなわけです。
ボーダーを大きく超えたチームの選手が容赦なくボーダー争い中のチームを沈めてトップを取るようなことがあったとしても、
これはもうみんなが優勝を目指している以上、プロとして仕方がありません。
こういうときボーダー付近で争っているチームのサポーターの方々の気持ちが理解できないわけではありませんが、
感情のまま
「どうせボーダー超えてるんだからトップ狙ってこなくていいじゃん!」
とかいう形でトップ取った選手を叩くようなことはやめたほうが良い、
ダサい、みたいな空気感を作っていくようにしたいところです。