茅森早香プロは猫好きにはたまらないらしい【麻雀 Mリーグ】
こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。
Mリーグ2023-24シーズン、
セガサミーフェニックスは最下位でレギュラー敗退ということになってしまいました。
これに心の底から涙していたのが、
友人の重則くんでした。
君づけしてますが別に若いわけでもなんでもありません。
何なら僕より年上です。
なぜか君づけで呼ばれている重則くんは、
昔から放送対局をよく見ていたガチ勢で、
茅森プロへの愛がハンパありません。
あと猫が大好きです。
ぼくも茅森プロが放送対局に出始めた頃からよく見ていて、
好きな女流プロのひとりではありますが、
重則くんの愛には遠く及びません。
あと17年間犬と一緒に暮らしていたので犬派です。
猫は小さい頃ばあちゃん家で何度も引っ掻かれた記憶があるので未だに怖いです。
茅森プロといえば、出てきた当時の二つ名は覚えてないですが、
いつのまにか「天才」みたいな呼び名がついており、
なんだかよくわかりませんが気付くと跳満をアガっているようなイメージがあります。
あと当時、クールビューティとかアイスドールとか呼ばれていた和泉由希子プロも人気だったと思います。
クールとかアイスとか言われていてもなんだかんだ表情にも打牌にも感情がちらほら出てしまう和泉プロに対して、
(それが和泉プロのいいところでもあるんですが)
茅森プロは本当にどんな時でも表情を変えること無く淡々と打っているイメージがありました。
よっぽど茅森プロのほうがアイスじゃん、クールじゃん、と当時は思っていました。
そんな茅森プロがMリーガーになり、
初年度と2年目はすこし苦しんでいましたが、
3年目4年目は高打点打法がハマり大活躍。
そしてまた最近はかなり苦しんでいる様子。
「1日1ハネ」が遠い昔のようです。
チーム状況も二年連続でかなり悪く、
個人的にもチーム的にもなかなか厳しい状況です。
茅森プロは他のMリーガーたちと比較して、
いわゆる「愛想がいい」ように見えるタイプではなく、
試合後のインタビュー等もわりと淡々としたテンションですすめられます。
最近は厳しい状況ということもあり、
なおさらテンションの上がらないインタビューが多くなっていました。
しかし、たまにボーダー争い中などめちゃくちゃ大事なタイミングで会心のトップをとったりすると、
明らかにインタビューでテンションが高いときがあります。
わざわざ冒頭で登場させた重則くんを忘れていましたが、
彼はもはやこのテンション高め茅森プロのインタビューを見るためにMリーツを見ているといっても過言ではない
と言い切っています。
普段の低めのテンションは、すべてこのときのための“フリ”だと。
「でもYouTubeとかもやってるし、そこ見るとそんな普段からテンション低いとかそんな感じではないんじゃないすか?」
と至極当然のことを聞いてみると、
「だからYouTubeは見ないんだよ」
とドヤ顔。
「そういう普段の我慢が大事なんだ」
「猫好きにはたまらんよ」
と続ける重則くん。意味がわかりません。
要約するとこうです。
猫は普段はそっけなくて、
飼い主のほうから遊ぼうとして近づいても、
猫サイドの気が進まないときは長年連れ添った飼い主に対しても平気でプイッとどこかへ行ってしまいます。
ただ、たまに気まぐれで甘えたいモードのときがあって、
その時だけすり寄ってくると。
いつものそっけない態度は甘えモードのときの可愛さを何倍にもするためのフリで、
あの切なさを我慢してたまに甘えられたとき感激はたまらないといいます。
これを知ってしまうと、いつも飼い主にべったりの犬だと物足りなくなってしまうんだと。
同様に(?)、通常時はテンション低めの茅森プロが、
たまに嬉しさ爆発みたいなインタビューをすると、
それがもう本当にたまらないんだということなのです。
それってただのギャップ萌えみたいな話じゃないの?
と思うんですが、重則くんは
「猫好きにはわかるんだよ。犬派のやつにはこのニュアンスは一生わからねー」
と言っているので、そういうことにしておきたいと思います。
あと、フェニックスのメンバーの中で、
茅森プロだけはMリーグに執着というか、
強い思い入れみたいなのがなさそうで、
突然ふわっと脱退してしまうみたいなことが起こりそうな危うさも、
「たまらんなぁ」要素のひとつみたいです。
「また今年もいてくれた」
と各シーズン開始時にほっと一息つくのがお決まりになっているとか。
まあ確かに魚谷プロはMリーグに常に全力投球している感はめちゃくちゃありますし、
東城プロはMリーグ各チームを題材にした歌詞を織り込む歌を出したくらいなので、Mリーグに思い入れがあることがうかがえます。
醍醐プロは「このままじゃ退けねーだろ」ってのは絶対あると思います。
そうなると茅森プロが一番、、、、
ってなるのかもしれないですが、そうは言っても思い入れがないってことはないと思うんですけどね・・・・
最後に少し話題になった、
「セガサミーフェニックスはちゃんと真面目に麻雀の勉強してんのか?」
的な話について。
成績が振るわない状況で他業種のゲスト活動ばっかやってんじゃねー
とか、
負けてんだから少しは“みんなで牌譜検討してます”みたいなアピールしないとあかんやろ
といったような意見があった中、
重則くんは
「いらない。茅森プロが裏で努力してますっていうシーンなんか見たくない。牌譜検討とかやるなら魚谷東城醍醐だけでやったらいい」
となぜかキレ気味に主張。
「あくまで、勉強しなかったけど100点取れちゃった、みたいなスタンスでいてほしい」
というのです。
いやしかしこれはなるほどと思いました。
この話って、チーム単位での努力をどのように、
どのレベルで発信していくか、
どうすれば応援している人たちの溜飲が下がるのか、
みたいなところが焦点だと思っていました。
なので
「チームの事情で茅森プロの“天才”ブランドを毀損するな」
という視点から努力の発信を真っ向否定するという意見はきわめて新鮮です。
理屈としては理解できますが、
発想としては一切想定できなかった内容です。
Mリーガーというのは、
麻雀という競技のプロでもありながら、
ある種「タレント」としての側面も他の競技と比較すると大きめです。
こういう意見をみると競技プロとして求められるものとタレントとして求められるもの、
そのあたりをうまくバランス取っていくのは大変だろうなあと改めて思います。