やっぱり今シーズンも白鳥翔プロを推す6つの理由【Mリーグ・麻雀】
こんばんは。
場末フリー雀荘出身の田ノ倉です。
いよいよMリーグ2024-25シーズンの開幕が間近に迫ってきました。
Mリーグが始まると、雀荘の待ち席なんかで
「誰推しですか?」
みたいな世間話が始まることがありますよね。
ぼくはずっと男性は白鳥プロ、女性は東城プロと答えていたのですが、
白鳥プロと答えると、若干、
(笑)
となるんですよね。なんでやねん。
※上記note参照
それでも今シーズンもぼくは白鳥プロを推していきます。
その6つの理由を書いていきます。
1.プロとして競技面で努力し続ける姿勢
本日、こんな記事が出ました。
今シーズンに関してはMVP狙いなど、
かなり結果にフォーカスしたところまで言及されています。
そしてそれを実現させる方法として挙げているのが、
「とにかく練習すること」。
Mリーガーの中で、白鳥プロほど「麻雀についての努力」について包み隠さず発信するプロはいないのではないでしょうか。
昨シーズンでも、勝利後のインタビューで
「ついこの前の稽古で同じような場面に遭遇して、準備できていたからこの牌を通すことができた」
みたいなことを語っており、
プロってそもそもこういうもんだよなとめちゃくちゃ感心した記憶があります。
麻雀プロが麻雀の練習をする、努力をするなんて当然だろって思うかもしれませんが、
そもそも日本人の特性として、テスト前に
「おれ全然勉強してねーわ」
といってこっそり実は勉強してる、みたいなのあるじゃないですか。
あれって、まず周囲の人を安心させて蹴落とすっていうのと、
もしテストの点が悪くても
「まー、勉強してなかったからしゃーないっしょ」
といえるための保険、という2つの意味があります。
プロとして、前者は意味ないとは思いますが、
後者に関しては、白鳥プロほどの人気プロとなれば、
「Mリーグを盛り上げるためにゲスト活動や配信活動をがんばっていて麻雀の勉強が少しおろそかになってしまった」
みたいな言い訳を用意することも可能で、それによって
「まだ自分伸びしろありまっせ」
とチームの偉い人にアピールする方法もあります。
しかし白鳥プロはそれをせず、
「とにかく練習してる」
と正々堂々アピールし、結果が出なかった場合でも逃げ道を作れない状況にしています。
麻雀プロはタレント的な面も多いにありますが、
やはりその前に麻雀という競技のプロなので、
その競技に対して全力で努力しているというのを逃げずにどこでも発信する姿勢は、そもそもプロという存在として非常に好感が持てます。
2.麻雀と真摯に向き合い楽しむ姿勢
とくに解説などで顕著なのですが、
最前線で活躍している麻雀プロの中で最も楽しそうに麻雀について語るのが白鳥プロだと思います。
何年麻雀打ってんねんって話なのですが、
それでもなお毎回毎回一番楽しそうです。
とくにチームメイトの松本プロといっしょに解説入るときなんかかなり顕著で、
全然ふざけずにずっと麻雀の話ばっかりしてます。
あんまり麻雀わからないけどMリーグ見てますっていう層にとってはちょっとしんどいかもしれませんが、
ある程度麻雀が好きな人にとってはめちゃくちゃ面白いと思います。
麻雀プロの中でもベテランであるにも関わらず、
いつまでも麻雀覚えたばっかの大学生みたいなテンションであーだこーだと語り、それがただの麻雀好き大学生とは違ってレベルの高い内容。
これをMリーグの対局解説だけでなく、
どんな人が打っていても、どんな場でもその打牌意図について真剣に考え、
考察し、ひょっとしたら自分が最善と思っていた手より良い判断かもしれない、などとグルグルグルグル考える真摯な姿勢。
結局麻雀ファンなんて麻雀が好きで、楽しくてやってるって層が大半なわけで、
何年も最前線でプロをやっている白鳥プロが達観していたり、仕事感を出したりすることなくこういう姿勢を示し続けることは、非常に好感が持てるところです。
3.演者力の高さ
さすがベテラン麻雀といったところですが、
そのベテラン勢の中でも、一つ頭抜けて演者力が高いのが白鳥プロです。
とりあえずどんな企画でも、白鳥プロ呼んでおけばひどいことにはならないと。安定感がめちゃくちゃある。
そのうえ、安定感があるだけでなく、上振れ気質、要するに、
本人に限らず、存外にハネるようなモノを持っている。
頭の回転が早く、キャラクター的に、イジったりイジられたり、
ツッコんだりボケたり立ち回りが自由自在であるというのが相当でかいですね。
あと、どんな企画でもテキトーに流さずちゃんとやる姿勢を貫いているのも素晴らしいところです。
こんなわけのわかんない企画が成立するのって相当なことだと思いますよ。
ある程度の人気タレントとかYouTuberを持ってきてもうまく立ち回れる人はけっこう限られてくるんじゃないでしょうか?
4.「持ってる」「持ってない」どちらもあり得るところ
いま、Mリーグ界隈で「持ってる」Mリーガーといえば、
例えば伊達プロなんかが名前あがると思います。
もし2024-25シーズンの開幕で伊達プロが出てきて、
東発で国士無双イーシャンテンくらいになったとしたら、
たぶんもうアガりますよねこれは。
おそらく多くの視聴者が、
「和了るだろうな」
と思いながら見ると思います。
白鳥プロの場合は、もちろん「持ってる」部分も相当あるのですが、
しっかりと「そこで掴んじゃうか~」みたいな持たざる者である我々が共感できるような裏目も肝心な場面でしっかり引いてたりして、
そこが視聴者目線ではとてもスリリングで楽しいわけです。
伝説のMトーナメント初戦トップでの敗退なんかも、
御本人的にはキツかったと思いますが、
見ている方からすればこういうのがあるから白鳥プロの試合は楽しいんだ、ということになります。
麻雀にはめくり合い要素がありますから、
例えばトップ目で三面張の先制立直をした白鳥プロが、
ラス目で親の伊達プロから1枚切れのカンチャン待ちで追っかけられたりすると、
普通はだいたい三面張が勝つんですけど、
なんかこういうところで掴んじゃいそうで視聴者目線では非常にスリル満点のめくり合いを楽しめるのです。
たぶん、完全に立場が逆になった場合、伊達プロのファン目線だと
「お、白鳥がカンチャンなんかで曲げてきた。飛んで火に入る夏の虫だな(笑)」
くらいの感覚なんじゃないでしょうか。いいすぎか?
でもそれじゃ、ヒリつかないんですよ。
読みの正確さを活かして最善手を見事に打っても、
悪手を打った相手に負けるなどの裏目を引きそうな雰囲気を醸し出しつつ、
完璧に読み切りギリギリで押し切って勝ち切る、
という画も両方ともめちゃくちゃ鮮明に想像できるという、
稀有な特徴をもつプロだと思います。
見る雀でもスリルを求める層にとって、
白鳥プロ推しとするのは最高だと思います。
5.なんだかんだカッコつけるところ
ぼくはどんな競技であっても、
「プロ」と名のつく人が興行の場でプレイをする際は、
どこかでカッコつけてほしいと思っているタイプです。
なので、テニスのプロ選手が感情にまかせてラケットをぶっ壊したりするのを見るとちょっと残念な気持ちになります。
どんなに痛いポイントの取られ方をしても、
感情をぐっと抑えて次のプレイに挑むほうがカッコよく見えるからです。
白鳥プロは努力を隠さなかったり夢中で麻雀について喋りまくったり、
ある種泥臭さを出す面も大いにあるのですが、
やはり必ずどっかでカッコつけてきます。
プロたるもの、自分だけでなくその競技のファンを増やすために、
どうしてもそれは必要なことだと思います。
わけわかんねーひよこ相手に勝利して、
この表情を出せるプロが何人いるか?って話です。
結局無表情だったり、
どうしたらいいかわからず笑っちゃったり、
Mリーガーでもそういうふうになってしまうプロは多数いると思います。
それをここでしっかりカッコつけてくる。
これは演者力にもつながってくることですが、
ここでキメようとしてこそ、プロだなと。
6.結局実力を認められているところ
ここで書いているような形で白鳥プロ推しと言って(笑)みたいな対応をされたとしても、
白鳥プロの雀力を低く言う人は一切いないのです。
麻雀プロ相手でも同じようなリアクションを幾度となくされましたが、
それでも全員、白鳥プロの麻雀の実力は認めている。
連盟のリーグ戦でもA1昇格、現時点で首位という好調ぶりで、
現状も過去の実績もまったく申し分ありません。
ぼくの雀力では白鳥プロの実力を測り切ることは不可能ですが、
まわりの実力者の評価を鑑みるに、相当な実力があることは確実です。
確かな実力という十分な土台がある中で、
その上でさらに努力を重ねることを厭わなかったり、
演者力が高かったり、
すでに十分考え尽くしたであろう麻雀の話をさらに楽しそうにしてみたり、
実力にそぐわない不遇なラスを引いてみたり、
謎にカッコつけてみたり。
キャラクター先行で活動していく麻雀プロは多数いますが、
麻雀プロとして、麻雀の実力という土台そのものが相当しっかりしているプロというのはやはり少ないところ。
白鳥プロは実力面でのしっかりした土台があるからこそ、
ここまで挙げたすべての要素が魅力としてきちんと機能するわけです。
土台がない麻雀プロが演者力高かったとしても、
「いやその前に麻雀頑張れよ」
ってなりますよね。
さいごに:推すなら今のうちだぞ
さて、ここまで挙げてきた要素以外にも色々ありますが、
ともかく白鳥プロは麻雀プロとして推すに値するプロだと思ってます。
今年はなんだか気合が入っていそうで、
MVPを狙うと明言しています。
正直、これまでのMリーグでは、
白鳥プロはそのキャラクターや実力と比較すると、
かなりひっそりとやってきていた感じがあります。
そろそろ白鳥フィーバーが来てもおかしくありません。
2024-25シーズン、白鳥プロがMVPを獲るなど、
白鳥フィーバーが起こってから
「いや~、俺、前から白鳥ってうまいと思ってたんだよね」
とか言っても遅いですよ。
個人的には結果よりも記憶に残るようなスリリングで楽しい闘牌を期待していますが、
そろそろ圧倒的な結果が伴うシーズンが来ても良いのかな、とも思います。
そんな未来が来たとき、
「え?白鳥推し?(笑)」
と鼻で笑ってきたやつらがどんな顔をするのか、楽しみです。