【読書記録】対岸の家事/朱野帰子
ずっと気になっていた本を読み終えました。
子育てをしていれば、誰しも何度かは「あ、終わった…」と感じた経験があると思います。
八方塞がりで、逃げ場なし。
子どもを抱えて途方に暮れる…みたいな。私もこれまでに何度もありました。
また、自分の選んだ道はこれで合ってる?このままでいいの?と、不安に思った経験もあるかもしれません。
それは専業主婦でもワーママでもきっと同じだと思います。
(フルタイムワーママの経験は無いので、想像でしかありませんが。)
選ばなかった選択肢が気になるし、誰かに「正解」って言ってもらいたい。
一度でもそんな風に感じたことがある人(特に女性)なら、きっと共感できるポイントが多い本だと思います。
(作品中には、専業主婦が絶滅危惧種だとか、昼間の住宅街には誰もいないとか…少し大袈裟な表現もある気もしましたが。笑)
子育てが1番大変だった数年前の自分と重ねて読みました。
その頃が1番大変だったけど、おそらく私の人生の中で1番の宝物の期間。
一緒に飛行機雲を眺めたり、お花を探したり…
今はもう戻らない、小さい息子たちとの日々が思い出されました。
(今現在も、未来の自分からすると宝物の時間の途中なのでしょうね。)
そして、両方の実家が遠い私が、子育てで八方塞がりの状況になったとき、助けてくれたのは専業主婦のママ友や年配の女性だったことも、感謝と共に思い出しました。
どれも夫の海外単身赴任中の出来事だったので、本当に有り難かったです。
作品の中にある通り、年々専業主婦は少なくなってきているとは思うのですが…
過去に助けてもらった経験や、「対岸の家事」を読んでいると、専業主婦をはじめとする時間と心に余裕のある方々がいなくなってしまうと、ますます子育てのしにくい社会になってしまう気もして、マイナス面もあるのかもしれないなぁと考えたりしました。
頑張る誰かに優しくしたくなったり、子どもとの時間を大切にしたくなったり、きゅっと胸が苦しくなったり、温かい気持ちになったり。
色んな感情や思考を刺激される本だと感じました。
個人的な思い出や感想を書いてしまいましたが、人それぞれ心を打つ箇所や考えさせられるポイントは違うと思うので、是非ご自身で読んでみて欲しいと思います。
読書感想文?すごく苦手だから、いつものブログより大幅に時間がかかってしまいました。笑
でも、書きたかったのです^^
読んでくださった方、ありがとうございました♪
では、また!
❁Tanny ❁
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