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終わりなき夏を求めて

海の日

少し楽しみにしていた映画の上映が始まった
ので観てきた。

とはいえ、もう何度観たのかわからないくらい
観た映画。
界隈では「legend」
はたまた「Classic」
みたいな表現で扱われる1966年公開の
BIGタイトル。

“THE ENDLESS SUMMER”

初めて観たのはいつだっただろう。
サーフィンを始めたばかりの20代だと思う。

正直、
若い自分には当時まったく刺さらなかった。

同じ「サーフィン」といえども
作中映し出されるスリリングだが、
どこかのんびりしたロングボードでのライディング、牧歌的な雰囲気のフィルム映像は
若く、過激さを求めるショートボードサーフィンを望む当時の自分には当たり前に
「これじゃない感」を感じさせた。

それから月日は経ち、気づけば何故だか手元にDVDもあったりで、ことある毎
なにかの儀式のように何度も観てきた。
いつのまにか「これじゃない感」は感じなくなっていた。歳をとったんだな。

わざわざ映画館まで足を運んで観たのはひとえに

美しい波の映像を大画面で見たかったから。
超シンプル。

で、期待を裏切らず大迫力で観れたわけ。
小さな波のシーンではキラキラに輝く温かい波に
溜め息的な声が出そうになったし、
大きな波でのヘビーなワイプアウトシーンでは
同情的な汚い英単語を飲み込んだ。

始まり方も終わり方も知っているけど、
新鮮な90分。
小さいながらこういう、
いつもとちょっと違う体験。

まだ観たことない人も何度も観てる人も、
観に行ってみるといいよ。
次、大画面で観られるのいつかわからないし。

THE ENDLESS SUMMER

ここまで読んでくれてありがとうございます。

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