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ロックダウンが明けた、初めての学校前

これは今日の午前7時、登校前のマレーシアの空。
長女が私に言った。
「この雲はいっちゃんへのプレゼントかな」
「『いっちゃん頑張って』ってお空さんが言ってくれてるのかな」
今朝はドラマティックで感動的だった。
 長女の小学校が約4カ月の休業を終え、今日再開したのだ。
私は一週間前ぐらいから、ずーっとソワソワとしていた。
長女8歳は元来、新しい環境に馴染むのに時間がかかる人で、コロナ前の学校でも新しいクラブ活動や、イベントがある度に半泣きになる。
「怖いよ~。いっちゃんできるの?・・・」が彼女の口癖。
そんな彼女の始めてのニューノーマルの学校。
 学校の校門で彼女は涙ぐんでいた。普段なら、私も一緒に彼女のクラスまで行けるが、コロナの中ではそれもできない。
「教室どこか、忘れちゃったよ・・・」と半泣きの彼女に、バッグを持たせながら教室の場所を説明して「大丈夫!!」と私は最後のハグをした。
「大丈夫、あなたは大丈夫」いつもいつも、この言葉は半分、私自身に言い聞かせているのだと思う。
その後、彼女は重たいリュックを背負い、1人で学校に入って行った。

強くなった、あなたは。
誰にも見えない小さな小さな、歩幅。

だけど、あなたをずっと見つめてきた私には分かる。
あなたはちゃんと成長している、強くなっている。

帰ってきたら、またいっぱいハグしよう。
よく頑張ったね、と伝えよう。美味しいものを食べて、好きな
テレビみてリラックスしよう。
そして、また明日も頑張ろう。

大丈夫、いつもママがついているから。

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