男女兼用水着としてラッシュガード認めてプロジェクトについて
このプロジェクトを支えていただいた皆さんに、まずは感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。ありがとうございます。
そして、これまで言えなかったことも少しお話しさせてください。
まず、結果として、これだけ多くの方に関心を持っていただいたおかげで、数多くの学校のルールが実際に変わりました。個人の小さな声では変えられなかったものが、区議会や市議会へ繋いでくださった方々、そしてその議論を進めてくださった議員の皆さんのお力添えで、「事情があれば許可する」という条件付きではありますが、多くの場所で大きな変化がありました。
ここで、ずっと伝えたかった本当の思いに触れさせてください。
このプロジェクトを始めた背景には、幼い頃から性的虐待を受けている子どもや、すでに大人になった被害者の存在を多くの方に知ってもらいたいという強い思いがありました。
今期話題になったNHK連続テレビ小説『虎に翼』、みなさんご覧になっていますか?
劇中では、本日、尊属殺の重罰規定違憲判決が取り上げられました。
私のSNSを読んでくださっている方は、教育関係者や対人支援職、カウンセラーやコンサル、哲学対話などの対話の進行をする人、したい人が多いので、あえて言葉にします。私が本当にお話したかったのは、そのような虐待の被害者が、あなたのクラスやクライアントの中にもいるかもしれないという現実です。
昨年、こども家庭庁が発表した性的虐待件数は前年度より9%増加しており、この問題はますます深刻化しています。
このプロジェクトを立ち上げた際に伺った当事者の方から伺ったエピソードのひとつに、「保育園用の我が子の(女児用)水着を買うのが怖くてできない」というお話がありました。とはいえ、性的虐待の被害者は女児だけでも母親だけでもありません。男児にももちろんあります。つい最近も、ある成人男性から涙ながらに自らの体験を伺う機会がありました。
これは残念ながらドラマの中の話ではないのです。
ドラマは終わってしまいますが、そこで描かれたように、小さな声でも上げ続けることで変わることがあります。
当事者でなくともできることがあります
最後に、この言葉を。
劇中、裁判官の多岐川が言っていた言葉です。
本日の尊属殺重罰規定違憲判決後、最高裁長官の桂馬が食べたチョコレートのシーンを見て、このセリフが脳裏に浮かび上がりました。
「人間、生きてこそだ。国や法、人間が定めたものはあっという間にひっくり返る。ひっくり返るもんのために、死んじゃならんのだ。法律っちゅうもんはな、縛られて死ぬためにあるんじゃない。人が、幸せになるためにあるんだよ、幸せになることをあきらめた時点で矛盾が生じる。」
この言葉が示す通り、法律や社会の制度やルールは人々を縛るためのものではなく、我々が幸せに生きるための仕組みであるべきです。
私が取り組んでいるこのプロジェクトも、その精神に基づいています。
制度が人々の生活や幸せを損なう時、声を上げ、変化を求めることが不可欠です。それは、たとえ小さな声でも、大きな変革を引き起こす力があります。
特に印象的だったのは、党派を超えて動いてくださった女性議員の方々が、私と密に連絡を取りながら忙しい中でも力強くサポートしてくださったことです。この経験を通して、世論を作り出すことの重要性を改めて感じました。
エンタメの正しい使い方、改めてこのムーブメントを引き継ぎたいと思いました。引き続き、ご協力をお願いいたします。
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#自分も大切相手も大切 #何となく嫌だからも立派な理由
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