ブートキャンプ(01)

4月13日(晴れ)

2019年度Xデザイン学校大阪校分校(ベーシック)に参加した。

浅野先生の通年講義を受けるのは数年ぶり。前回は初心者だったし全く分からない状況で飛び込んだため混乱することが多かった。今回は基礎的なことは理解して臨むことができているし学びが深まるのではないか…、と前提から間違えて参加してしまったように思う。

■Xデザイン学校で学ぶ事は「判断・態度」

「スキル=知識・技術 + 判断」。
「知識・技術」は業種や文脈に依存するため特定の業種では必要だが他の分野に転用しようとしてもバイアスがかかる。「判断・態度」は即効性の手法はなく、漢方薬のように体質から変える必要がある。

先が見えない時代。過去からの積み上げてきたものは通じず、ある瞬間からガラッと変わる。誰も正解はわからない。そこで自分がどう対応するかという「判断・態度」を習得するとのこと。この内容を聞いて確かにそうだと納得した。そして、ここでしっかりと学びたいと思った。

1)常に好奇心と問いを持って生きる(なぜだろう)
2)モノではなくコト(ヒト)を見る(サービスとは何か)
3)常にゴールを意識する(本当にそれなのか?)
4)人と違う方向から見る(予定調和を壊せ)

学びは漢方薬の処方のようにじわじわと効いてくる。月1回の学びだけでは身につきそうにない。普段から取り組まなければいけないと思った。そのためにはこの言葉を意識して生活しつづけるしかないし、この後のワークでもこのような学びを意識して取り組んでいこうと(この時は)考えていた。

■過去の経験からの紐づけ

講義の途中で出てきた「経験学習理論」。今思えば、普段から見慣れた言葉のため過去の経験に紐づいた理解をしてしまった。

「大切なことは省察と概念化。これができない人はダメ。」とのことだったが、自分自身は過去の経験から『(いつの間にか)毎回の学びが終了した後で「省察と概念化」をしなければならない』と誤認識してしまっていた。後から考えればワークショップ中でも意識して学ばなければいけないことは明白なのに…。

こうして前提の設定ミス、過去の経験に紐づいた認識を用いるというミスが続く。

■「イシュー」の設定

チームに分かれてグループワーク。事前にレクチャーのあった「上手くいくチームの要因」を意識しながらディスカッションを進めるが、「イシューは何?」という問いが解消されない。成果物を作らないといけないという焦りもあったため、成果物を作成する。

1回目は「こういう話は面白いよね。」と講評を得るが何が良かったのかはっきりと認識できていなかった。そのため2回目のワークでは頂いた講評を活用できずに成果物を製作する。

発表時間が近づいてきた時、浅野先生が成果物を見て、

「やっちゃったね。こういうのはダメなんだよ。」

とコメントを頂く。とにかく自分たちがわかっていないことが理解できたが変更するには時間が足りない。発表(外化)に対する反応から学ぶしかない。

「ブラックボックスを創っちゃダメ。」
「何を言っているのかわかない。」

こうして頂いた言葉から、自分たちが「誤った方法を用いた」こと、「自分の現状」を知ることができた。さらに、今回の「イシュー」は文脈に対して「省察」と「概念化」を行い喜ばれるようなサービスを作ること、だったと理解した。

これにもっと早くに気付いていたら状況は変わっていただろう…か。

いずれにしても、漠然と知識を得るだけでなく学びを生かしてイシューを捉える(察知する)ことが必要だと思った。次回はここら辺をもっと意識して取り組み、もっとよい結果を生み出せるようになりたい。そのためにも次回の授業までに日々の学びと復習に取り組みたい。

「You must unlearn what you have learned」by マスターヨーダ
「絶対的な学習時間が必要!」by イチロー

皆さまありがとうございました。